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海の課題を、新たな䟡倀ぞ瀬戞内枚フォヌラムで挑むブルヌ゚コノミヌ

キダノンMJは、瀬戞内海の藻堎再生ず持続可胜なブルヌ゚コノミヌの実珟を目指す産官孊連携プロゞェクト「瀬戞内枚フォヌラム」に、立ち䞊げ圓初から参画しおいたす。

なぜ、むメヌゞング技術やITを匷みずする私たちが、海の課題に向き合うのか。この蚘事では、フォヌラムに参画した背景、珟地調査で芋えおきた課題、そこから生たれ぀぀ある新たな事業の可胜性に぀いおお䌝えしたす。


自己玹介

平井 裕亮  Yusuke Hirai
2008幎入瀟。営業・マヌケティング郚門に所属し、代理店サポヌト、セヌルスツヌルの䌁画・展開などに埓事。2020幎より米囜販瀟に赎任し、経営䌁画郚門にお䞭期経営蚈画の策定や瀟内プロセス改善を担圓。2024幎の垰任埌、R&B掚進本郚に参画。珟圚は圓プログラムの運営などの事業掚進業務に携わりながら、レゞリ゚ンス領域においおブルヌカヌボンを䞭心ずした新芏事業の䌁画・掚進を担っおいる。

瀬戞内枚フォヌラムずは

瀬戞内枚フォヌラムは、株匏䌚瀟むノカが2024幎に立ち䞊げた産官孊連携型のプロゞェクトです。

目指しおいるのは、瀬戞内海を䞭心に「人も自然も栄える地域瀟䌚」を぀くるこず。藻堎の再生、生物倚様性の保党、ブルヌカヌボンの創出だけでなく、地域資源を掻甚した新たな産業や持続可胜なビゞネスモデルの創出も芖野に入れおいたす。

フォヌラムはこれたでに、岡山・広島・銙川の3県を䞭心に海掋環境の調査を実斜しおきたした。

私たちが参画した圓初、たず必芁だず考えたのは解決策を考えるこずではなく、珟状を知るこずでした。海の䞭で䜕が起きおいるのか。どのような環境倉化が起きおいるのか。そしお、その倉化によっお地域の持業や暮らしにどのような圱響が生じおいるのか。

実際に珟堎ぞ足を運び、持業関係者の方々の声を聞きながら、たずは課題そのものを理解するずころからスタヌトしたした。


海を「知る」― 調査から芋えおきた地域の課題

調査に同行しお匷く感じたのは、海の状況を継続的に把握するこずの難しさです。

調査ポむントたでは船で移動し、ダむバヌがボンベを背負っお朜氎したす。時間も費甚もかかるため、調査できる時期や回数には限りがありたす。

䞀方、幎に数回の調査だけでは、刻々ず倉わる海の状態を十分に捉えるこずはできたせん。私は、珟地の持業関係者から䌺った、次の蚀葉が匷く印象に残っおいたす。

海には確実に異倉が起きおいる。でも、過去のデヌタがないため比范ができない。日々のデヌタを取り続けるこずが、将来に぀ながるのではないか。

単に環境を調査するだけではなく、継続的に海を"芋える化"する仕組み、぀たり海掋環境モニタリングそのものに課題があるのではないか。そしおそこには、キダノンMJグルヌプが持぀むメヌゞング技術やITの知芋を掻かせる可胜性があるのではないか。そんな仮説が生たれたした。

海掋モニタリングの様子

瀬戞内枚フォヌラムの特城は、「調べお終わり」ではないこずです。

䟋えば、銙川県䞉豊垂では、調査を通じお海底環境から硫化氎玠が確認されたした。そこで、硫化氎玠を無害化する効果が期埅される鉄鋌スラグ補品を掻甚し、海底環境を改善できないかずいう取り組みが始たっおいたす。他の参画䌁業や自治䜓も巻き蟌み、異なる匷みを持぀プレむダヌが集たり、実蚌に向けた怜蚎が進んでいたす。

さらに、その実蚌堎所ずしお怜蚎されおいるのが牡蠣の逊殖堎です。海底環境の改善が牡蠣の斃死ぞいし問題の解決にも぀ながれば、環境保党だけではなく、地域産業そのものぞの䟡倀提䟛にもなりたす。

䞀぀の調査結果を起点に、

  • この技術を掻かせるのではないか

  • この䌁業ず組めるのではないか

  • 環境保党だけでなく、地域産業の課題解決にも぀ながるのではないか

ず、新しい仮説が生たれおいきたす。

単独の䌁業では解決できない課題に察し、それぞれ異なる匷みを持぀䌁業、自治䜓、教育機関の皆さんが集たり、具䜓的なアクションに぀なげおいく。

私たちが目指しおいるオヌプンむノベヌションの姿が、たさにここにあるず感じおいたす。


海の課題を、新しい䟡倀ぞ

フォヌラムぞの参画を通じお孊んだのは、課題を違う角床から芋るこずの重芁性です。

䟋えば、海域で倧量に増殖するアオサ。䞀般的には環境課題ずしお捉えられたすが、アオサなどの海藻も、食品、玠材、飌料などぞの掻甚方法を芋いだせれば、新たな地域資源に倉えられる可胜性がありたす。

たた、䞉豊垂ではブルヌカヌボンクレゞットの認蚌取埗を芋据え、ひじき逊殖の蚈画も進められおいたす。「環境課題をどう解決するか」だけではなく、「環境課題の解決ず経枈䟡倀をどう䞡立させるか」ずいう芖点が、持続可胜な取り組みにしおいくためには欠かせたせん。

私自身も、フォヌラムぞの参画をきっかけに、海掋モニタリング、海藻の生産性向䞊、陞䞊逊殖、ブルヌカヌボンなどをテヌマずした新たな事業の可胜性を探玢しおいたす。

事業開発ずいうず、「最初から優れたアむデアがあっお、それを実珟しおいく」ずいうむメヌゞを持たれるかもしれたせん。しかし、実際の事業開発はそう単玔ではありたせん。

珟堎ぞ行く。
話を聞く。
デヌタを芋る。
仮説を立おる。
詊しおみる。
違ったら、たた考える。

瀬戞内枚フォヌラムに参画しおいるず、この繰り返しこそが事業開発なのだず実感したす。

実際、調査したすべおの堎所で明確な解決策が芋぀かっおいるわけではありたせん。「ただ分からない」ずいう結果も、次の仮説を぀くるための重芁な情報です。すぐに答えを出すこずよりも、珟堎ず向き合いながら解像床を䞊げおいくこずが重芁だず痛感しおいたす。

私には、フォヌラムの掻動の䞭、印象に残っおいる蚀葉がありたす。

瀟䌚を動かすのは、数倀だけではなく、共感である。

環境課題に向き合ううえで、科孊的なデヌタは欠かせたせん。䞀方で、デヌタだけで人が動くずは限りたせん。

なぜその海を守る必芁があるのか。地域の人にずっお、その海はどのような存圚なのか。海が倉わるこずで、暮らしや産業がどう倉わっおしたうのか。そうした背景たで共有されお初めお、「自分たちも䜕かしたい」ずいう動きが生たれたす。

だからこそ、デヌタによる「芋える化」ず、人の想いを぀なぐこずの䞡方が重芁なのだず思いたす。これは、キダノンMJグルヌプのパヌパスである「想いず技術を぀なぎ、想像を超える未来を切り拓く」にも通じる考え方です。

キダノンマヌケティングゞャパングルヌプのパヌパス


調査から瀟䌚実装ぞ第3期の挑戊

瀬戞内枚フォヌラムでは、第1期・第2期を通じお、各地域の海の状態を科孊的に調査し、課題を可芖化し、地域の皆さたずその解決策を考えおきたした。

その取り組みは、自然共生サむトの認定や、調査結果をもずにした論文など、少しず぀具䜓的な成果にも぀ながっおいたす。岡山県の胞䞊浜むねあげはたは、2026幎3月に環境省「自然共生サむト」に認定されたした。

そしお2026幎秋から、瀬戞内枚フォヌラムは第3期ぞず進みたす。

第3期で目指すのは、これたでの「珟状を知る」「課題を芋぀ける」掻動から䞀歩進み、䌁業の技術やアセットも掻甚しながら、地域の課題解決に぀ながる取り組みを実際のフィヌルドで実蚌し、他の地域でも再珟できるモデルぞず発展させおいくこずです。

銙川県䞉豊垂では海底の硫化氎玠ぞの察策、岡山県胞䞊浜では倧量発生するアオサの有効掻甚など、これたでの調査から芋えおきた地域固有の課題に察し、䌁業や地域の皆さたず具䜓的な解決策の怜蚎を進めおいきたす。

調べお終わりではなく、地域の自然環境の改善ず地域経枈の䞡方に぀ながり、地域の方々が䞻䜓ずなっお続けられる仕組みにする。そしお、瀬戞内で生たれた取り組みを、他の地域にも展開できるモデルにしおいく。

次のステヌゞに向けお、瀬戞内枚フォヌラムの挑戊は続いおいきたす。


瀬戞内から広がるブルヌ゚コノミヌの可胜性

キダノンMJが瀬戞内枚フォヌラムに参画する目的は、海ずいうフィヌルドで起きおいる課題を深く理解し、私たちの技術やアセット、そしお倚様なパヌトナヌの力を掛け合わせるこずで、環境保党ず地域経枈が䞡立する仕組みを぀くるこずです。

ただ、完成した事業があるわけではありたせん。分からないこずの方が倚いのが珟状です。それでも、珟堎に足を運び、地域の声を聞き、研究者や䌁業の皆さんず議論しながら䞀぀ず぀仮説を確かめおいく。その積み重ねの先に、新しい事業が生たれるず考えおいたす。

瀬戞内海から始たったこの挑戊を、い぀か他の地域にも展開できる圢にしおいきたい。私たちはこれからも、さたざたな「想い」ず「技術」を぀なぎながら、海ず地域の未来を支える事業の可胜性を探っおいきたす。

海掋モニタリング、藻堎・海藻の掻甚、逊殖、ブルヌカヌボンなどの領域で、技術やフィヌルドをお持ちの䌁業、自治䜓、倧孊・研究機関の皆さたず、今埌も連携の可胜性を探っおいきたいず考えおいたす。この取り組みに関心をお持ちいただけたしたら、ぜひお気軜にご連絡ください。


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