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見返りは、人からではなく自分からもらう

Q.教員志望の大学2年女子です。
以前の講義で「不特定多数の人に優しくできるかが、その人の品格」と聞きました。

私は不特定多数の人に優しくするのが苦手です。なぜなら優しくすることで、見返りを求めてしまうからです。
もし見返りがないのであれば、あまり優しくしたくないのです。

この考え方を持っている以上、教員を目指すのは辞めたほうが良いですか?
 

A.世の中に仕事の数は多いですが、教員の仕事は、最も見返りが得られない仕事の一つです。

一生懸命指導しても、その場では感謝されません。
本当に成果が表れるのは、子どもの卒業後です。
「いつか分かるだろう」と思いながら、その子の将来のために、正しいことを教え続けなければならないのです。

しかし、あなたは自分の性格をよく分かっているので、教員を目指すことはできます。

不特定多数の人に優しくしても、見返りは相手から得られないかもしれません。
しかし、見返りは「優しくできる自分にレベルアップする」ということで、すでに得ています。
こう考えることができれば、教員を目指せます。

当たり前ですが、教員は子どもや保護者から、金品を受け取ることができません。
優しくしても感謝されないことが多いです。

しかし、学年末や卒業時に、手紙や色紙をもらうことはあります。
直接感謝の言葉はなくても、感謝されていることが多いです。

子どもや保護者が、手紙や感謝の言葉をくれるのか。
それは自分でコントロールできません。

なので、子どもが成長した姿を見ることを見返りとする。
または、自分が子どもや保護者の力になれたことを見返りとする。
これらの見返りは、教員でないと得ることができません。

教員に限らず、社会人になると、ホメられることが減ります。
「あなたはプロなんだから、それくらいできて当たり前」と認められるからです。

大人が大人に「ホメてー」と言うのは、軽い話ではよくありますが、いつも求めて得られるものではありません。

だから必要なのは、自分が自分をホメることです。
誰もホメてくれなくても、自分が自分をホメる。

分かりやすい見返りがなくても、よくやった自分に乾杯する。
そうやって、自分で自分を育てる必要があります。

もちろん、ピンチになったら人を頼りましょう。その分あなたも、誰かがピンチになったら力になりましょう。

①自分をホメる
②人を頼る
③人の力になる

これだけです。
意外とシンプルです。
ほかの仕事も、教員も同様です。

このサイクルを回して行けば、気づくとできることが増えてます。
自信もついてきます。
今日から少しずつ、心がけてみましょう。

その上で教員を目指すかどうか、ゆっくり考えてみてください。

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