【アニメ感想】『天幕のジャードゥーガル』第10話感想――静かに進む策略と、シタラの決意
どうもこんばんは♪
今日もアニメの感想を書いていきたいと思います。
今回見たアニメは、『天幕のジャードゥーガル』第10話でございます。
今回は、いろいろな策略が水面下で動き始める一方で、シタラが改めて決意を新たにする回だったように感じました。
トルイの死によって、一気に動き出す権力争い
前回、病に倒れていた皇帝を救うため、呪術師?が「祈祷?」を行うことになりました。
しかし、その身代わりとなるような形で、ダイカーンの弟であるトルイが危険な水を飲むことになります。
そして遠征中、トルイは体調を崩し、そのまま亡くなってしまいます。
一方、前回描かれた精神世界のような場面では、トルイが皇帝を助けるような形で登場し、オゴダイは意識を取り戻しました。
結果としてオゴデイは回復へ向かうことになりますが、その代償のようにトルイが命を落としてしまった。
これによって、モンゴル帝国内の権力構造も大きく変わっていきそうです。
トルイ家が力を失っていく一方で、オゴデイの一族へ権力が集中していく。
ただ、ここでどうしても気になってしまうのが、
「本当にトルイの死は偶然だったのか?」
というところなんですよね。
ボラクチンが仕掛けた策略なのか?
今回、その裏側で暗躍しているように見えるのが、オゴデイの第一皇妃・ボラクチンです。
彼女は非常に聡明で、状況を冷静に見ながら自分にとって有利な方向へ物事を動かしているように見えます。
もちろん、トルイの死については作中ではまだ「ボラクチンが暗殺した」と明言されたわけではありません。
しかし、ここまで見ていると、
「もしかして、これもボラクチンの策略なのでは?」
と思わずにはいられません。
政治的に見れば、トルイの死によって得をする人物がいる。
そう考えると、どうしても疑ってしまいます。
しかも、この作品は露骨に「この人が黒幕です!」と見せるのではなく、視聴者に少しずつ情報を与えながら、「もしかして……」と考えさせてくるんですよね。
このあたりが非常に面白いです。
シタラが欲しがっていた「本」が戻ってくる
そして今回、シタラにとって大きな出来事だったのが、ボラクチンから本を返してもらったこと。
この本は、シタラが自分の目的のためにどうしても手に入れたかったものです。
ところがボラクチンは、その本に関する情報を、シタラが信頼していた第六皇妃から聞き出していたようです。
これによって、第六皇妃がかなり危険な状況に追い込まれていることが分かってきます。
おそらくボラクチンは、彼女からさまざまな情報を引き出そうとしている。
そして、その尋問の中で問題になってくるのが、シタラ自身の身分です。
第六皇妃は、まだシタラを裏切っていない
ここが今回、個人的にかなり重要なポイントだったと思います。
第六皇妃はボラクチンから情報を引き出されながらも、最後の最後まで、自分が知っているシタラの本当の身分については明かしていませんでした。
つまりシタラは、
「彼女はまだ自分を裏切っていない」
と確信するわけです。
そして、もし彼女がどこかに幽閉されているのなら、助けに行かなければならない。
ここからシタラが再び動き始めます。
幼い頃からのつながりなど、さまざまな人脈を使いながら、彼女を助けるために奔走していく。
これまでのシタラは、復讐という大きな目的を胸に秘めながらも、状況を見ながら慎重に動いている印象がありました。
鍵を握る、第六皇妃の息子
そして最終的にシタラがたどり着いたのが、第六皇妃の息子のもと。
この人物もまた、かなりクセの強いキャラクターです。
非常に臆病で、自分が安心できる人物以外が現れると、感情が大きく揺れてしまう。
一見すると、政治的な争いとは無縁そうな人物にも見えます。
しかし、こういうキャラクターが実は重要な鍵を握っているんですよね。
果たして、この人物を利用することでシタラは第六皇妃を救い出すことができるのか。
そして、ここからシタラがどのように反撃していくのか。
次回以降が非常に気になるところです。
かわいらしい絵柄とは裏腹に、やっていることはドロドロ
それにしても、この作品は本当に面白いです。
アニメーションそのものは非常に見やすく、キャラクターもかわいらしく描かれています。
ところが、そこで描かれているのは、権力争い、暗殺、裏切り、情報戦、政治的な駆け引き……。
やっていることはかなりドロドロしています(笑)。
それなのに、作品全体の雰囲気がどこか落ち着いているので、逆にそのギャップが面白いんですよね。
派手な戦闘があるわけではないのに、
「この人は何を考えているんだ?」
「この行動の裏には何があるんだ?」
と考えながら見ることができる。
まさに政治と策略を楽しむアニメだと思います。
そして今回、シタラが第六皇妃を助けるために動き始めたことで、物語もまた新しい局面へ入ってきたように感じます。
果たしてシタラは第六皇妃を救い出すことができるのか。
そして、ボラクチンの策略に対して、シタラはどのように立ち向かっていくのか。
まだまだ気になることだらけです。
ということで、今回は『天幕のジャードゥーガル』第10話の感想でした。
それでは、次回も楽しみに見ていきたいと思います。
本日はどうもありがとうございました。
