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紙の本が好き。それでもKindleを選ぶようになった

紙の本が好きだから、Kindleは選ばないと思っていました。

でも実際に使ってみると、読書との付き合い方が少しずつ変わっていました。

紙の本への思いはそのままに、今のわたしが選んでいる読書の形について書きました。


職場の方と漫画の貸し借りをしていた時、ふと思いました。

「Kindleって便利だけど、貸し借りはできないんだな。」

それをきっかけに、自分の読書との付き合い方が、この一年でずいぶん変わったことに気づきました。

「絶対おすすめだから!」と言われて

Kindleを使い始めたのは、去年のことです。

きっかけは、職場の読書好きな方からの強いおすすめでした。

「Kindle、絶対いいから!」

そう言われても、その頃のわたしはあまり乗り気ではありませんでした。

「便利なのはわかるけど、紙の本が好きなんだよね。」

そう答えると、

「わかる!わかるよ!わたしもそう思ってた。でも、本当におすすめだから。本を読む時間が絶対増えるから!」

と、すごい熱量で勧めてくれました。

そこまで言うなら、とAmazonのセールの時に購入しました。

それまでは、紙の本で困ることはありませんでした。

本屋さんも図書館も好き。

以前のブログにも、「電車通勤になったり、旅行によく行くようになったら電子書籍を選ぶかもしれない。でも今の暮らしなら紙の本で十分」と書いたことがあります。

あの頃のわたしは、本当にそう思っていました。

読む時間が、少しずつ増えていった

Kindleを使い始めて、一番変わったのは、隙間時間に本を読むようになったことです。

外食で料理を待つ時間。

少し早く着いた待ち合わせ。

列に並ぶ、ほんの数分の待ち時間。

文庫本をバッグから取り出して開くよりも、Kindleを開く方がずっと手軽でした。

読書のために時間を作ったというより、暮らしの中に読書が入り込んできたような感覚です。

外出するとき、迷わなくなった

そして、もう一つ大きく変わったことがあります。

外出するときに、どの本を持っていこうか迷わなくなりました。

以前は、

「図書館で借りている本にしようか。」

「読みかけの文庫本を持っていこうか。」

「前に読んだあの本をもう一度読むのもいいな。」

そんなふうに考えていました。

今は、Kindleさえ持って行けば大丈夫。

読みかけの本も、もう一度読みたい本も入っています。

あらかじめダウンロードしておけば、外出先でも困りません。

そんな小さな変化が、思っていた以上に快適でした。

それでも、紙の本は好き

だからといって、紙の本が嫌いになったわけではありません。

今でも、本屋さんは大好きです。

出かけた先で本屋さんを見つけると、つい立ち寄ってしまいます。

紙の本ならではの、大きさや厚み、ページをめくる感触も好きです。

そして今回、漫画を貸し借りしながら思ったように、紙の本には「人とつながる道具」としての一面もあります。

「これ、面白かったよ。」

そんな一言と一緒に本を渡せること。

借りた本を返しながら感想を話せること。

本そのものが会話のきっかけになること。

これは電子書籍にはない、紙の本ならではの良さなのだと思います。

わたしは今でも、編み物の本や雑誌、以前から集めている漫画だけは紙で買っています。

本屋さんに申し訳ない気持ち

本屋さんへ行く回数は、減っていません。

でも、紙の本を買う回数は、かなり減りました。

好きだから行く。

でも買わずに帰る。

そんなことが以前より増えました。

本屋さんには、ずっと存在し続けてほしい。

だからこそ、何も買わずに帰ることに、申し訳なさも感じます。

でも、だからといって紙の本を買う気持ちにもなれません。

紙の本は、いつか手放す日が来ます。

売るのか、譲るのか、処分するのか。

これまで何度も本を整理してきたからこそ、その未来が自然と見えるようになりました。

年齢を重ねるにつれて、物を増やすことに慎重になっています。

最近は、本に限らず、「手放すとき、最後は、どうなる?」と考えることが増えました。

今だけではなく、その先まで考えて物を選ぶようになったのです。

今、大切にしたいのは「読むこと」

「紙の本が好き。」

「でも、紙の本は増やしたくない。」

矛盾しているようにも思います。

でも、それが今のわたしの本音です。

もし「紙派ですか?Kindle派ですか?」と聞かれたら、行動としては、もう完全にKindle派です。

けれど、今も紙の本が好きです。

この一年で変わったのは、本への気持ちではありません。

何を大切にしたいかが変わったのです。

今のわたしにとって一番大切なのは、「紙の本を持つこと」ではなく、「読むこと」でした。

紙の本が好きな気持ちは、これからも変わらないと思います。

でも今のわたしには、「読むこと」を続けられる今の形が、一番合っているのかもしれません。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
読んでくださることや、スキ・コメントなどで気持ちを寄せていただけることが、いつも励みになっています。
これからも、自分のペースで書いていきたいと思います。

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