今夜、俺から危険な男の香りがする。
風呂に入る前に、noteを書いている。
飯を作る前に、noteを書いている。
酒を飲む前に、noteを書いている。
なぜなら。
今日の俺は、これからパーティーだからだ。
そして明日は休み。
ついに、この時が来た。
この日のために、俺は今日までかましてきた。
働いた。
耐えた。
頑張った。
そして明日は休み。
つまり、自由。
酒を飲み散らかし、美味いものを骨の髄までしゃぶり尽くす。
そんな夜が、これから始まる。
本当なら、パーティーが終わった後にnoteを書いた方が面白いのかもしれない。
酒も入っている。
テンションも上がっている。
普段なら出てこないような、意味不明な文章も生まれるかもしれない。
しかし。
パーティー後の俺に、noteを書けるほどの知能が残っている保証はない。
むしろ、ない。
だから今なのだ。
パーティー前。
今が書きどきなのである。
現在の俺は、パーティー開催に向けて着々と準備を進めている。
と言っても、
風呂に入っていない。
飯も作っていない。
まだ何もしていない。
帰宅して、noteを書いているだけである。
パーティーの準備、進捗0%。
順調である。
しかし、ここからが本番だ。
今回のパーティーには、二つの重大なミッションがある。
風呂に入れるのか。
パーティー用の飯を作れるのか。
この二つである。
風呂に入れなければ、人としての清潔感を失う。
飯を作れなければ、パーティーなのに食うものがない。
つまり、
酒だけ飲む可能性がある。
それはもうパーティーではない。
ただのアルコール摂取である。
俺はそんな夜を望んでいるわけではない。
俺が望んでいるのは、
風呂。
飯。
酒。
そして、満足。
これである。
ちなみに本日の参加者は俺のみ。
主催者、俺。
参加者、俺。
料理担当、俺。
会計、俺。
盛り上げ役、俺。
写真撮影、俺。
そして片付け担当も俺。
完全なるワンマンイベントである。
乾杯の音頭も俺が取る。
「それでは皆さん、本日は楽しんでいきましょう!」
「乾杯!!」
一人でグラスを掲げる。
寂しい。
いや。
違う。
これは寂しいのではない。
自由なのだ。
誰にも気を遣わない。
誰にも料理を取られない。
誰にも「もう飲みすぎじゃない?」と言われない。
自分の好きなタイミングで食べ、
自分の好きなタイミングで飲み、
自分の好きなタイミングで寝る。
最高である。
そして、明日は休み。
何時に起きてもいい。
昼まで寝てもいい。
起きて、
「昨日の俺、やりすぎたな」
と反省してもいい。
反省するのは明日の俺だ。
今日の俺には関係ない。
ということで。
まずは風呂。
そして飯。
その後、酒。
この順番でいこう。
今日の俺は、これをやり遂げる。
風呂に入り、
飯を作り、
酒を開け、
一人で乾杯する。
ここまで辿り着いたら、俺の勝ちだ。
明日は休み。
今日は好きにやる。
さあ。
パーティーを始めよう。
……と思ったが。
今から風呂に入るの、めんどくせぇ。
パーティー、延期します。
