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1人起業して3年やってみた感想【ソロプレナー・SaaS】

起業してちょうど3年が経ちました。うちは6月決算の会社なので、7月に入って丸3年。区切りがいいタイミングなので、これまでの振り返りと、これからどうしていきたいかを雑談っぽく書いていきます。

自分はもともと会社員でエンジニアをやっていて、そこからフリーランスに独立して1年くらい。その後に法人化して3年間やってきた、という経緯です。1人で株式会社を回している、いわゆるソロプレナーというやつです。

起業3年の歩み


法人にした最初の頃は、ほとんど受託開発でした。1社にCTOっぽい立場で入りつつ、その他の何社かからも開発を請けて、作って納品する。これをメインにやっていました。法人化した理由も、売上がそこそこ上がったからという、わりとよくあるパターンです。

ただ、そのタイミングくらいから徐々に「受託だけやるのはあまり良くないな」と感じ始めました。自分がそんなに楽しいと思える仕事でもなかったし、やっぱり自分のビジネスを作りたいという思いがずっとあって。ちょうど案件が切れたこともあり、そこからSNSの発信を頑張り始めました。

会社にして2年目くらいからは、だんだん自分の事業がメインになってきました。きっかけはInstagramでの発信です。発信を続けているうちに、フォロワーさんから「勉強のサポートをしてほしい」という声をいただくようになって、最初はメンターという形でサポートをして、そこからスクール形式に発展していきました。これが今のShiftBです。

並行して受託開発の比率を減らし、自社SaaSの開発に注力するようになりました。最初に作ったInstagramのChatbotである程度収益を立てられるようになり、去年からはVibelyという、オンラインスクール向けのコンテンツ管理SaaSを始めました。これが今結構伸びてきていて、導入は100社を超え、そこそこマネタイズもでき始めています。今一番力を入れているのがこのVibelyです。

今では受託は基本やっていません。たまに依頼されたらお手伝いするくらいで、SaaSがメイン、そして教育事業のShiftBというスクールもやっています、という2本柱の構成です。

3年やって一番の学び:事業は「2つ」に集中する


3年間やって思ったことがあります。1人でやっている経営者の方と会う機会は結構多いのですが、皆さんいろんな事業に手を広げて、人を雇ったりして活動している人が多い。ただ、自分にとっては「2つくらいに集中する」のが一番良かったです。

2つ以上のことに集中しようとすると、結構スイッチングコストがかかります。AIで作業自体はこなせるとはいえ、意識を向ける対象を切り替えるのは、自分にとっては結構難しいというか、大変なことです。だから今の2つくらいがちょうどいい。

一方で、1つに絞るのはちょっと危ない気もしています。収益源が単一だとリスクが高い。リスクヘッジの意味も込めて、2つくらいでやっていくのがいいのではないか、というのが今の結論です。集中とリスクヘッジのバランス点が「2事業」だった、という感覚です。

SaaS「Vibely」のこれから


SaaSのほうをこれからどうしていきたいかというと、Vibelyは年内にMRR100万円というところが今年の目標です。

今やっていることは大きく分けて、機能開発、マーケティング・集客、既存ユーザーさんのサポートの3つです。

オンラインスクール運用のオールインワンへ

開発の部分に関しては、オンラインスクールで必要な機能を全部詰め込んで、「このツールだけ使っていればオールインワンで運用できますよ」という位置づけにしたいと思っています。

既にそういうツールはあるのですが、どちらかというと、スクールに入ってもらうまで、つまり集客までの部分をオールインワンでサポートしますというものが多い。自分はそういう形よりは、入会した後の受講生のサポートに必要なものを全部詰め込んで、受講生の満足度を最大化させたい。その結果、口コミで人は自然と集まってくるよね、という世界を作りたいと思っていて、そういう方向性のプロダクトとして完成度を高めていきたいです。

実績の発信と紹介制度

マーケティング面では、最近は結構知名度のあるスクールさんにも使っていただけるようになってきたので、そういう実績の発信を頑張っています。「こういうスクールさんがこういう機能を使って、こういう結果を得てもらっています」という発信です。

あとは、紹介で入っていただくことがかなり多いので、紹介制度を整えています。単発で成果報酬を支払うというより、紹介した人が入会して月額が発生する限り、レベニューシェアの形で紹介者にも報酬が入り続ける仕組みです。この代理店という形で仲間を増やしていければ、営業力は雪だるま式に増えていくはず。今年の後半はこのあたりを頑張っていきたいと思っています。

集客は紹介がメイン


集客についてはいろいろ思うところがあって、全部書くとめちゃくちゃ長くなるので要点だけ。基本は紹介がメインです。

Vibelyの月額は今安くても5000円くらい。個人でやっていて数人のお客さんがいる、みたいな方は、そもそもこういうツールにお金を払う概念がないはずです。なので基本ターゲットになるのは、月収で200〜300万は既に稼いでいる「個人に近い法人」。ここが明確にあります。

そういう方は横のつながりで結構つながっていることが多く、ツール選びも慎重です。だからLPを広告に出してインプレッションを増やしたとしても、そこからCVすることはほとんどない気がしています。それよりも、どれだけ紹介者からの接点を増やせるかに注力する、というイメージです。

今のところ、UTAGEとかオンクラスといった既存の類似サービスから乗り換えてもらうケースが多いのですが、乗り換えて使ってくれた人の満足度は本当に100パーセントで、「乗り換えてよかった」と言ってくれる人が今のところ全員です。プロダクト自体には結構自信がある状態なので、あとは認知をいかに獲得するか。そして信用ですね。「あのスクールが使ってるなら、うちも使おう」となってもらえる状態を固めていく作業です。

スクール「ShiftB」の現在地


もう一つの柱のスクールのほうも、順調は順調です。爆発的に伸びるみたいなことはないのですが、毎月一定数の新規の方に入っていただいて、学んでいただいています。累計では150人近くの方に入っていただきました。

今のところ、カリキュラムを完走した上で転職活動をした人は100パーセント、自社開発企業や受託開発企業など「ちゃんと開発ができる現場」への転職に成功しています。スクールとしても一定の成果は出せているのかなと思っています。最近は卒業した方から「転職活動のときに面接官がShiftBを知ってくれていた」という話も聞くようになってきました。「このスクールを出たなら信用できるよね」と言ってもらえるくらいの存在にしていきたいので、カリキュラムのアップデートも続けていきます。

実務体験課題という強み

うちはSaaSをやっているので、カリキュラムの中に実務体験課題という形で、自社SaaSの一部の機能を実際に受講生に作ってもらうという取り組みをやっています。これがかなり面接でも受けがいいようです。

これは多分、自社でサービスを作っていないとなかなかできない取り組みです。人からもらった案件を受講生に渡すのは、納期があるのでさすがに怖い。でも自社のサービスなら納期調整はいくらでもできるというか、そもそも納期がないような部分もあるので、やりやすい。SaaS事業とスクール事業の相性の良さを感じている部分です。

AI時代のカリキュラムへ

今はAIの進化がすごく速いので、「ただコードが書けるだけの人」は市場からもうあまり求められていません。だからこそ、設計や要件定義からちゃんとできること、そして最終成果物の品質担保を重視しています。「コードは読めないけどできてました」では意味がないので、人が介在価値を発揮できる部分のスキルをしっかり持ってもらう。ここは今後も押さえていきます。

コース拡大はフランチャイズ方式


最近このスクールで新しくやっているのが、コースを増やす取り組みです。ポイントは、自分自身が教える立場で入るのではなく、それを教えられるスキルを持っている人に、フランチャイズ的な形で入ってもらうことです。

今はUI/UXデザインのコースが始動しています。講師の方とはレベニューシェアの契約で、その方に集客から受講生のサポートまで基本的に全部やっていただく形になります。その代わり、ShiftBというブランドを使って活動してもらえますし、スクール運営のノウハウも全部提供します。

スクール運営は、覚えることもやることも本当にたくさんあります。SNSの発信、そこからの興味づけ、スクールの認知獲得、商談でのクロージング、入った後のサポート、満足度をどう高めるか、やる気をどう維持してもらうか。この辺のノウハウが溜まっている部分を全部提供しつつ、最短で講座を構築してもらう。これを協業方式でやるイメージです。

これも最近結構うまく回り始めていて、まだこれからの部分ではありますが、今後はそういう活動もやっていきたいと思っています。ShiftBのそもそものミッションは、自分がそうだったように、新しくスキルを身につけて第二の人生にシフトするのを手伝うことです。いろんなスキルのコースを増やしていくのは、このミッションにも直結します。もしこの記事を読んでいる方で「ShiftBでこんなことを自分も教えたい」という方がいれば、ぜひご連絡ください。

会社をどうしていきたいか


最後に、自分の会社として今後どうしていきたいのかという話です。

一つ思っているのは、僕は会社を売却目的では運用していない、ということです。特にものづくりが好きで、本当に自分の意思で作って、それをお客さんに届けて、喜んでもらえて、最低限の対価をいただければ、それを続けられれば自分は一番いい、と思っています。

会社をやるというと「売却かIPOか」みたいに言われますが、僕はどっちもちょっと違うなというイメージです。将来的にどうするかはもちろん分かりませんが、自分のやりたいことを続けられていれば、それで十分。本当にマイクロ法人みたいなイメージです。

組織は作らず、1人で完結できる範囲で

あと、自分は組織は基本もう作らず、1人で完結できる範囲でやるというテーマもあります。チームで何かやるというのは、もともとずっとやってきたのですが、あまり好きではないというか、1人で完結できるほうが全然楽しいと思ってしまうタイプです。

今はAIもあるので、Cursorのように数人で1兆円規模の売却まで行っているという事例も実際にあります。かなりの規模までは1人でいけると思っていますが、それでも「本当に1人でやれる範囲に収める」くらいの活動を続けていきたいというのは、ずっと思っているところです。

理想の生活

やっぱり自分も、仕事だけをずっとやり続けたいとはそんなに思っていません。朝は結構仕事をするタイプなので、朝しっかり仕事をして、昼はジムに行って、その後昼寝して、夕方から温泉とかキャンプに行く。そういう生活ができたら最高だなと思っています。

会社をやっていてこういう状態を本気で目指す人はあまりいないと思うのですが、結構今っぽくていいのかなと。自分なりのKPIを持って、そこを追っていきたいと思っています。規模より継続。やりたいことを続けられる会社であることが、自分にとっては一番大事です。

さいごに

今日話そうと思ったのはそんなところです。特に有益な情報はなかったかもしれませんが、1人で起業してみた実感として、誰かの参考になれば嬉しいです。

これからエンジニアとして転職・独立していきたい方、個人開発ビジネスを始めたい方向けの、Webアプリケーション開発スクール「ShiftB」を運営しています。2024年に立ち上げ、150名近くの方に受講いただいています。記事の中で紹介した実務体験課題など、AI時代に介在価値を発揮できるエンジニアになるためのカリキュラムを用意しています。

https://shiftb.dev/

また、バイブコーディングを覚えたい方向けの開発伴走コースもやっています。今はフリーランスのマーケターの方、お医者さん、スタートアップの経営者の方など、「自分のプロダクトアイデアを自分の手で形にしたい」という方が多く受けられています。プログラミング知識ゼロの状態から、作るところまでサポートしています。

https://shiftb.dev/courses/ai_dev

ご興味ある方はお気軽に相談会にご参加ください。

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