矛盾してる自分が、嫌いで好き
「心がふたつある〜」
『ちいかわ』に出てくるハチワレという子の言葉。
なんてまあよく考えられたセリフなんだろうか、と常々思う。
自分に対して、いつもそう思う。
心がふたつある。
私はよく、「飽き性」だとか「忙しい人」だとか言われる。
たぶん、言ってることが毎秒レベルで変わるからなんだろう。
一貫性がないと思われるでしょうか。
私はただ、
どちらの気持ちも常に両方あって、
その時に少しでも大きく振れた方の感情を優先してるだけなんだけど、ね。
大好きで、大嫌い。
行きたくないけど、やっぱり行きたい。
欲しいけど、欲しくない。
わかって欲しいけど、わかって欲しくない。
自分でもどっちの感情が本心なのかわからないから、
何度も自問自答を重ねる。
そしたらなんと、2人の自分が脳内で語りかけてくる気がしちゃうから、
これはなんとも厄介な話だ。
時には「この気持ちこそホンモノだ」って思う時もあれば、
真逆の思考になって、
「やっぱりこっちの気持ちがホンモノだったんだ」って自信満々に納得する時もある。
その瞬間瞬間はいつも本気でそう思ってるけど、
そんなにコロコロ変わるのなら本気じゃないんだろうなという気もする。
私はハチワレですか?
心がふたつあるんですか?
昨日まであんなに毛嫌いしてた曲が、今日は心を掴んで離さない。
今日の私が変わったのか、今日の世界が変わったのか。
そんなこと考えたってどうにもならないのに、気づけばまた同じことを考えてる。
そのくせ、他人には一貫性を求めてしまう。
昨日言ってることと今日言ってることが違ったら、
内心結構ショックを受ける。
「じゃあ、昨日のあなたは誰だったの…?」
ってめそめそしちゃう。
しかも、そういう気持ちを相手に伝えられない。
平然を装ったまま、心の中で泣いてる。
そんな時にまで、私は矛盾してる。
自分でもめんどくさいなと思う。
だけどそんな自分に満足してたりもする。
一生こんな感じなんだろうか?
そんなので大丈夫?自分…
ニュースを見ていてふと、
「ツァイガルニク効果」というものを知った。
人は、未完成なものの方が記憶に残りやすいらしい。
やりきったことよりも挫折したことの方が記憶に残りやすく、
正解を知った事柄よりもわからないままの事柄の方が強く意識される、という。
じゃあ、いいか。
どちらか片方の感情に振り切って生きるよりも、
あっちの気持ちもあって、こっちの気持ちもあって…
って、
矛盾を抱えながら過ごしていく方が、
いろんなことに対して真剣に向き合えるのかもしれない。
本当にそれでいいのかな?って今も思うけど、
今日はいったん、いいってことにしておこう。
明日になったら、よくなくなってるかもしれないけど、
そしたら明後日の自分に委ねます。
とりあえず今日は、いい日なのだ。
たぶん。
いつか思い出したら、最悪な日だった認定に変わってるかもしれないけど。
ほんとはどうだったのかなんて、そのあとの自分が決めることなんだろう。
きっと。
