水晶のリズム――時を刻むものたち 4Days/Day1
時を刻むものたち
MC:ユウ
時計が止まっても、時間まで止まったとは思わない。なのに、動いている時計を見ると、時間が動いているような気がする。
七時十六分で止まった朝
朝、壁の時計が七時十六分で止まっていた。スマホを見ると、七時四十二分。ああ、電池切れか。それだけのことなんだけど、コーヒーを飲みながら、しばらく止まった秒針を見ていた。
窓の外では車が走っているし、隣の部屋から掃除機の音もする。さっき淹れたコーヒーだって、ちゃんと冷めていく。当たり前だけど、時間が止まったわけじゃない。止まったのは時計だけだ。
そこで、ふと思った。
……そういえば、一秒って誰が決めたんだっけ。
毎日何度も時計を見るくせに、私は「一秒」がどこから来たのか知らない。その答えはいったん置いておくとして、まず気になったのは目の前で止まっている時計の方だった。
そもそも時計は、何を使って一秒を刻んでいるんだろう。
揺れるものを数える
時計の仕組みを遡っていくと、「繰り返すもの」に行き着く。分かりやすいのは振り子。
横へずらして手を離すと、元の位置へ戻ろうとする。でも勢いがあるから、その場所を通り過ぎて反対側へ行く。そこでまた戻される。行って、戻って、その運動を繰り返す。
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