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嫁と姑 21年目の夏

明日はお義母さんとの食事会。

「お盆は義実家には行きたくない!」 

と、思ってるお嫁ちゃんはいませんか?
かく言う私も、毎年思ってました。

我が家の場合、お盆とお正月には 
主人と私の両実家へ家族で行き
食事して帰るのが恒例。
しかし、私の親は去年他界し
1人っ子の私は帰る実家もない。
今年はお義母さんとの食事会だけが
お盆のイベントになりそう。
年齢と共に家族の様子が変わり
親戚絡みの行事は簡素になってきている。
お義母さんも孫に会えたら満足のようで
外食して終わりそう。
いつからだろう…こんなに平坦な気持ちでお盆を迎えられるようになったのは…

こんな私にも新妻の時があった。 
私達が結婚した頃
若くして父親を亡くした主人は
お義母さんと10年余り
2人暮らしをしていた。
当時のお義母さんは、 
やたらと私に当たりがキツくて
「これからやっていけるだろうか…」
と、不安になる程だった。
でも私達には引き返せない理由があった。
私のお腹には赤ちゃんがいた。
両家とも旧家で、体裁をいう家庭。
親達には迷惑をかけたと思う。
新婚生活が始まり、
2人の世界は幸せだった。
しかし案の定、お義母さんからの冷やかな仕打ちは、妊娠中も容赦なく…
初めは THE “姑” 的な言葉に
パチクリしていた私も
次第に辛くて堪らなくなっていった。
平行線のまま、ギクシャクした嫁と姑が
10年程は続いただろうか…

そんな私にある気付きがあったのは 
幼い娘達3人を
無我夢中で子育てしていた頃。

“主人をあんなに伸びやかに育てた
お義母さんの育児は100点満点だな”

そう気付いた時、急に心が楽になって
お義母さんが “イヤ” でなくなった。
むしろ、恩人のように感じられた。
あの瞬間に、何かが解けたのか…
子育てを経験したからこそだったのか…
もしかしたら私は
ずっと尊敬できるお義母さんを
探していたのかもしれない。

今年もまたお盆が来る。
何気ない家族のひと時がある。
結婚して21年、
歌の文句じゃないけれど
思えば遠くに来たもんだ。
人生は何が起こるか分からない。
人はどう変わるか分からない。
綺麗な道ばかり通ってきた人など
きっといない。
だからこそ、今ある何気ない喜びを
大事に過ごしたい。

明日は子供達を連れて行こう。
孫かわいさに張り切りまくるお義母さんを思い浮かべ、今から吹き出しそうだ。

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