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初老のブラジル釣行記|まとめ・総集雨あられの巻|Travelogue

ブラジルでは釣りは金持ちのもの

今回値段を直に交渉してみての率直な感想がこれだ。釣り宿の豪華さ、出される食事のクオリティ、ボートでのVIP感、どれをとっても庶民が手を出すには勇気がいる。同宿した人もそれなりに富裕層っぽかった。そもそも車がないとアクセスできないか、往復送迎がバカ高いところばかり。彼らにとって秘境釣りは非日常そのもので、お金の出し惜しみはカッコ悪いととらえられるてるんじゃないかな。

一方で受け入れる側も、このビジネスモデルに全投資していて、高い金を受け取る代わりに、最高のサービスを提供しようという意識がみられる。周りのロコも釣りが高収益だと理解しており、値段に対して妬みはないようだ。船や宿に相当の設備投資が必要なことがわかってるから、おいそれと手が出せないしね。

ガイドや漁師個人もこの値段に合わせて、自身の価格を設定している。ほんとに安く漁師を雇おうとすると、飛び込み営業ではダメで、長く滞在してじっくり交渉する必要があるっぽい。

このインフレの原因が、「合衆国からやってくる釣り人がバカスカお金を使うから」と説明してくれた人がいた。あいつらめ〜、許さん。

あ、釣り掘は庶民にも開かれてますよ。

車で来れる宿は稼働率も高め
増築予定だそう
釣り宿での食事

釣れないのは腕のせい?それとも……

腕のせいです……

でもそれだけではない。マザーボートを持ってない中小経営の釣り宿は、1年中同じ場所を叩いてるわけで、そりゃ魚もスレるよね〜 例えばイタウーバでトゥクナレを逃したポイントは、その前の日に同宿者が2尾ゲットしていた場所。朝の同じ時間に毎日ルアー投げてりゃ魚も警戒するって。

「10年前と比べて魚は減った?」の問いを、2人中2人のガイドが肯定した。特にボクの選んだテレスピレス川周辺はこの10年ますます農業生産性が上がってるわけで、魚の生態になんらかの影響を与えていたとしても全然不思議じゃない。アマゾンもパンタナールも年々釣れなくなっているのだ。そういう意味では同じMT州でも、シングー川かジュルエナ川のほうが魚へのプレッシャーは小さかったかも知れない。

ただキャスト精度や根気やタックル選択という点で、ボクが人後に落ちるのも間違いないと思ってま〜す。

川べりには個人の釣り桟橋が設置されてたり
釣った場所がかぶっていたり
小さな町にも釣具店があったり

ガイドとの相性

別記事にもガイドの話を書いてるけど、復習ね。

①釣りをするガイド、②操船のみのガイドの2タイプがいて、値段が安いと①の確率が高い。これは「急だけどガイドお願い。釣りもしていいからさ」という契約なんじゃないかなと思っている。

それはいいんだが、ガイダンスよりも自分の釣りが主になるのは困る。ボートの構造上、エレキを前にセットして、その結果いい場所をガイドが先に撃つのもできればやめてほしい。せめてゲストが釣れてないときは全力でサポートすべきだ。

ただこういうことが起きるのはボクが1人だからで、ゲスト2人だと釣り座もなくなるし、ガイドも釣りは遠慮すると思うよ。

それと、ポル語でのコミュニケーションの難しさも痛感した。何をしたいかはなんとか伝えられても、2人の関係をよくするジョークなりが伝わっていたなら、もう少し居心地いい釣りになっていただろうね。ただ下ネタする歳でもないんだなあ〜、これが。

釣りをするガイドはこんな感じ

季節の中で

ブラジルの冬に釣りに来たことは前に反省したよね。冬でも乾季は始まっているから、減水してくれれば釣りは成り立つはず。アマゾン川より南はより早く水が引く。この情報を信じてMT州を北上していった。でもその手前のパンタナールでは雨がまだ降っていて、増水や濁り、水温低下という状態で釣りがままならなかった。テレスピレス川でも「冬は活性が下がる」的な言葉を何度か聞いた。

海の釣りは一回だけだが、如実に冬の厳しさを思い知った。釣り堀でさえ寒いと魚が底にたまるらしい。実際一番よく釣れたのがシノペの釣り堀で、ここは北すぎて冬とかあんまり関係ないしね。つまりはブラジルの寒さを甘くみてたってことですな。

ただ晴れてる日はそこまで暑すぎず、カラッと気持ちよかった。これが夏なら、暑い、ジメジメ、蚊がいっぱいの三重苦だったはずで、それらは老体に重くのしかかったはず。次はないけど、あるとしたら行く季節に迷うね。

ルアーが小さい問題

これは魚がスレてしまっていることと関連するが、釣具屋や宿で売ってたりガイドが使ってたりするルアーがことごとく小型なのだよ。トゥクナレはフェザージグが主流と聞いた数年前からこうなることは予想はしていた。でもまだ、ビッグサイズは大きなルアーで釣るというロマンを信じていた。

まあ場所やシチュエーションにもよるだろうが、今回は10センチ前後までのルアーサイズにしか反応はなかった(トローリングは除く)。スヌークなんてちっちゃい海老ワームだしね。せっかくイエローフィッシュで買いためてきたビッグルアーの出番はほとんどなかった。ピーコックバスがだんだんブラックバス化してるてってことかな?

ちなみに日本ルアーを置いてる店は結構あって、シノペではイマカツ推しの店主もいたよ。「これは日本のバスプロでもある経営者の名前だよ」って言ったら、全然知らなかったそう。

出会った動物たち

ブラジルの滞在期間を縮小したこともあって、イグアスなど当初行きたかった観光地には行かなかった。パンタナール観光もスキップした。釣り予算確保のためだったのだが、結局トーマスのような「大人買い」はできなかった。

でもね、川辺でも動物たちには出会えたわけで、メジャーなやつだとカピバラ、ジャカレ、トゥッカーノ、ロントラ、ルリコンゴウインコ、パッカあたり、マイナーどころではショウジョウトキ、アカアシセリエマ、マーモセットの仲間、マザマジカあたり、野生じゃないけど、オマキザルの仲間、ハナグマを目撃した。オンサやオオアリクイ、トゥユユに会えなかったのは残念だけど、魚類含めて満足度は十分でした。

ハナグマ
サギの仲間
アカアシセリエマ
アララ(これは見てない)
パッカ、わかるかな?
オマキザルの仲間


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