304話 今後 Going Forward【エジプト編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
ネフェルイウリアとトトメスは、場所を移し、ラガシュカイネルを
席に案内した。
同じ部屋の少し離れたところに、宰相のナムルも入室させている。

敵国の王ではあるが、最初のころにイセトが言ったように
とらえて処刑するようなことではないと判断している。
イセトの失礼については、お詫びもするつもりだ。

お酒まではどうかな・・・・
茶を用意させ、少しの菓子も出した。

少しほっとした表情のラガシュカイネルに、これからのことを問う。
「これからどうされるのかな」
「ケムル王国を取り戻すつもりなのであろう。」
「はい。」

「ケムルは取り戻し、その暁には陛下に献上いたす。」
そういってネフェルイウリアを見た。
ラガシュカイネルは、あくまでもネフェルイウリアの臣下に
こだわるようだ。

「お気持ちはありがたいのですけれど、そうはいくまい・・・」
「陛下の兵をお貸しいただけないだろうか・・・」
「いや・・・・ケムルの王にいうのもなんだが・・・
ケムルの兵は強いぞ・・・」

「はい。ただ、今のケムルは分立している・・・
個別にたたくならば、必ず勝てる・・・」
「うむ、しかしだな・・・・トトメスは下を向いて考え込んでいる」

「存念を・・・いや、作戦をお聞きしようか・・・」
「トトメスが顔を上げた」


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