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自分の院の「客単価」を、即答できますか?

ひとつ、質問をさせてください。

あなたの院の、いまの客単価はいくらですか。

その場で数字が出てきた方は、
それだけで、
経営のうえで大きな強みを持っています。

すぐに答えられなかった方も、
どうか気にしないでください。
むしろ、そちらのほうがふつうかもしれません。

即答できないは、めずらしくない

客単価をすぐに答えられない方は、
決して少なくありません。

それは、いいかげんだからではありません。

毎日で手がいっぱい、
目の前の方に向き合うことに、
気持ちのほとんどを使っているからです。

それ自体は、
まじめさのあらわれです。

ただ、
目の前のことに集中しているうちに、
「自分の院全体が、いまどういう状態か」を
見る時間が、後まわしになりがちです。

これは、
責められるようなことではありません。
でも、いつか向き合っておいたほうがいい、
宿題のようなものではあります。

数字が、冷たく感じてしまう

少し身がまえてしまう。
その気持ちは、よくわかります。

私たちは、
人の痛みをやわらげたくてこの仕事を選びました。
売上や単価の話は、その気持ちと、
どこか相いれないように感じてしまう。

「数字を追うと、患者さんを数字に見えてしまうのではないか」

そんな不安を持つ方もいると思います。

数字を見ることと、
患者さんを大切にすることは、対立しません。

数字は、
患者さんを「お金」に変える
道具ではありません。

院がこの先も続いて、
目の前の人を診つづけられるかどうかを、
静かに教えてくれるものです。

院がつぶれてしまえば、
いちばん困るのは、
通ってくれている患者さんです。

数字を見るのは、
その人たちのためでもあります。

まず見てほしい、3つの数字

いきなり、
すべての数字を把握しようとしなくて大丈夫です。

最初に見てほしいのは、次の3つだけです。

ひとつ目は、客単価

一人の患者さんが、
一回の来院で平均いくら払っているか。

ふたつ目は、保険診療と自費の比率

売上のうち、
どれくらいが保険で、
どれくらいが自費か。
これは、保険診療をしている院限定ですが。

みっつ目は、新患の再来率

初めて来た人のうち、
どれくらいの人が二回目も来てくれているか。

この3つは、
院の「健康状態」を、
おおまかに映してくれます。

客単価は、提供している価値の値づけ。
保険と自費の比率は、院の体質。
新患の再来率は、初回の満足度。

完璧な数字を出す必要はありません。
だいたいの数字でかまいません。

「だいたい、こんなものか」と知っているだけで、見える景色が変わります。

ひと月だけ、評価せずに見てみる

ここで、ひとつ提案があります。
今まであまり、
これらの数字を見てこなかった方

今月だけ、この3つの数字を、
ただ「見る」ことをやってみてください。

良い・悪いの判断は、
まだしなくていいです。
目標と比べて落ちこむ必要もありません。

ただ、自分の院の数字を、
知っている状態にする。

それだけで十分です。

評価は、知ったあとで、
ゆっくりすればいい。

知らないまま不安でいるより、
知って落ち着いているほうが、
ずっと健やかに院を続けられます。

数字は、敵ではありません。
あなたの院を、
静かに見守ってくれているのです。

——明日は
私自身の院の数字を、
書こうと思います。

保険5%、客単価1万円、地方のひとり院。
ゆる経営の中身

素直な心は、人を強く正しく聡明にする。

——松下幸之助

働き方・経営・マインドを、女性施術者の視点で発信しています。 著書『潰れない治療院のつくり方』Amazonにて発売中。

Rikki

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