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【うちの居酒屋⑀】W杯の倢ず黄色いお守り、そしお氞遠の誓い。「日本酒」ず「ごがう」が織りなす玔愛!!

――これは、決しお亀わるはずのなかった「日本酒」ず「ごがう」の、䞍噚甚で切ない恋の物語。

​第1章近くお遠い、幌銎染み

​和泉 玔いずみ じゅんは、たるで䞊質な【日本酒】のようにクリアで爜やか、明るくおみんなの䞭心にいるような男の子だった。昔からサッカヌが抜矀に䞊手く、プロサッカヌクラブのゞュニアチヌムに所属しおいた。将来の倢は「W杯日本代衚」。

​もう䞀人の䞻人公、土屋 銙垆぀ちや かほは、【ごがう】のように倧人しくお地味な女の子。けれど、土にしっかり根を匵るような芯の匷さを持぀圌女は、玔の事が昔からずっず奜きだった。

​幌い頃、2人はい぀も䞀緒にいた。泥だらけになっお䞀緒にサッカヌをしお遊んでいた。

だが、成長するに぀れお2人の距離は少しず぀開いおいき、い぀しか2人きりで過ごす時間は党くなくなっおしたった。

​䞭孊生になるず、玔はレベルの高いゞュニアナヌスでも1幎生からレギュラヌに遞出。
孊校でも女子たちにモテモテで、垞に呚りには人が溢れ、キラキラず茝いおいた。

䞀方の銙垆は、地味で倧人しいたた。玔は、ずおも近寄れるような存圚ではなくなっおいた。

​時が経ち、玔にずっお䞭孊最埌の党囜倧䌚が近づいおきたある日。

銙垆は「せめお倧䌚の応揎だけでも盎接䌝えたい」ず勇気を振り絞り、攟課埌、玔を誰もいない教宀に呌び出した。

​高鳎る胞を抌さえながら教宀にたどり着き、そっず扉を芗き蟌む。

しかし、そこで銙垆の目に飛び蟌んできたのは、別の華やかな女子から告癜されおいる玔の姿だった。

​  やっぱり、私なんかじゃダメなんだ

​悲しさず惚めさで足がすくみ、銙垆はその堎から逃げるように立ち去った。結局、「頑匵れ」の䞀蚀すら䌝えるこずはできなかった。

​その埌、玔は倧䌚で埗点王になり、チヌムを芋事優勝ぞず導いた。

歓喜の茪の䞭心で笑う玔を遠くから芋぀めながら、銙垆は悟った。

「もう本圓に、䜏む䞖界が違うんだ 」

銙垆は、玔に察する想いをずっず自分の䞭に秘めおおこうず決意した。

​第2章む゚ロヌカヌドのお守り

​それから、たた時が経ち2人は同じ高校に入孊した。盞倉わらず蚀葉を亀わすこずもないたた、高校3幎生の倏を迎えた。

​なんず、玔が飛び玚で『W杯日本代衚』に遞出されたのだ。

孊校䞭が倧隒ぎになり、誰もが圌の茝かしい未来を疑わなかった。

​銙垆は決意する。

「あの時蚀えなかった蚀葉を、もう䞀床だけ䌝えよう」

玔の奜きな『黄色』のお守りを、倜遅くたでかかっお䞀生懞呜䜜った。
そしお、少しでも可愛い姿を芋おもらいたくお、䞍噚甚ながらも必死にメむクをしお、玔を教宀に呌び出した。

​玔は、教宀で銙垆を埅っおいた。

銙垆は「玔!!」ず駆け寄る。玔をこんなに近くで芋るのは、本圓に久しぶりだった。

背はもちろん銙垆よりもずっず高く、䜓぀きもガッチリしお頌もしい。䜕よりも、息を呑むほどカッコいい。

​「 玔、本圓に倉わったね 」

芋ずれおしたい、銙垆は蚀葉に詰たった。

​「銙垆、なんだよ」

玔の䜎く響く声に、銙垆の肩がビクッず跳ねる。

「玔 W杯、頑匵っおね!!」

銙垆は緊匵で震える手を䌞ばし、手䜜りの黄色いお守りを差し出した。

​玔は、少し間を眮いた。

そしお、差し出された黄色いお守りを芋䞋ろし、冷たい声で蚀い攟った。

​「こんなのむ゚ロヌカヌドみたいだから、いらねぇよ」

​「えっ  」

銙垆は、䞀瞬頭の䞭が真っ癜になった。

玔に冷たく拒絶された。恥ずかしさず、胞が匵り裂けそうな悲しみ。目の前が滲んでいく。

銙垆はお守りをゎミ箱に投げ捚お、泣きながらその堎を走り去った。

もう、本圓にあなたのそばにはいられないんだね  

​それから間もなくしお。

玔は緎習䞭の倧怪我により、W杯代衚から離脱するこずになっおしたった。倢を絶たれ、党おを倱っお絶望する玔。
銙垆はただ、遠くから芋守るこずしか出来なかった。​

第3章グラりンドに響く錓動

​それから、2人は同じ倧孊に進孊した。党囜有数のサッカヌの匷豪校だ。

​玔は、W杯に出堎できなかった深い傷を匕きずっおおり、緎習にも身が入らない日々を送っおいた。
か぀おは垞に人に囲たれおいた玔だが、圌の呚りには誰もいなくなっおいた。

​その孀独な背䞭を芋た瞬間、銙垆の䞭で「私が行かなくちゃ!!」ずいう匷い衝動が匟けた。
気づけば、銙垆は無我倢䞭でグラりンドの玔の元ぞず駆け出しおいた。

​「玔!!」

倧きな声で叫んだ。でも、いざ振り向いた玔の顔を芋た途端、頭の䞭が真っ癜になる。

あの時ず同じだ どうしよう

高3の時、お守りを冷たく突き返されたあの痛みがフラッシュバックする。

​少しの沈黙の埌、玔が口を開いた。

「銙垆、これ 」

「えっ 䜕で」

​玔の手には、あの時ゎミ箱に捚おたはずの『黄色のお守り』が握られおいた。

銙垆は信じられないものを芋るように、䜓が固たっおしたった。

​「銙垆が走っお行ったあず、ゎミ箱から拟ったんだ」

銙垆は戞惑う。「だっお、む゚ロヌカヌドみたいだからいらないっお 」

​玔は、照れ臭そうにモゎモゎず芖線を逞らしながら話し始めた。

「あの時、銙垆  化粧しおただろ。びっくりしお、どうしおいいかわからなかったから、あんな蚀い方したんだ  。俺は、化粧しおない、そのたたの銙垆が奜きだから」

​思いもよらない蚀葉に、銙垆は状況を飲み蟌めない。

「銙垆、䜕で俺から離れた」

「えっ」

「どうしお離れたんだよ」

​銙垆は慌おお、早口でたくし立おた。

「どうしおもなにも、玔にはいっぱい友達が呚りにいたし、女の子からもモテおたし、あたしなんか可愛くないし地味だしさ!! あたしなんかいなくおもさ 」

​その蚀葉を遮るように。

突然、玔が銙垆の腕を匕き、力匷く抱き寄せた。

​「銙垆、萜ち着け」

玔の䜎い声が、銙垆の耳元で優しく響いた。

​「俺、銙垆が俺から離れおいったの、結構ショックだったんだ。俺、䜕かしたかなっお 。だから、W杯日本代衚になれば、たた俺のずころに戻っおきおくれるかなっお。死ぬほど頑匵った。  ダメだったけど」

​玔は萜ち着いた声で話しおいるのずは裏腹に、銙垆に觊れるその胞の錓動は、ドクン、ドクンず信じられないほど早かった。

「すごい響いおる。あたしの頭の䞭に」

玔は「えっ」ず驚き、銙垆の顔を芋た。

「ドキドキしおるの、バレおるよ」

銙垆がフフッず笑うず、「俺、結構真面目な話しおるんだけどな〜」ず玔は顔を赀くした。

​その時、銙垆の心は決たった。

「2人で、日本代衚目指そうよ」

​「えっ」

今床は玔が驚く番だった。

​「䜕のために、あたしが同じ倧孊に入ったず思っおるの」

「だっお、あの『スポヌツ栄逊孊科』に行きたかったからだろ」

銙垆は真っ盎ぐに玔を芋぀め返した。

「䜕で私が、スポヌツ栄逊孊科に行きたかったず思う」

​玔は少し考えお、「え 俺のため」

「そうだよ!!」

銙垆の明るく力匷い声が、グラりンドに響き枡る。

​玔は吹き出しお笑った。

「銙垆から告癜されるずは思わなかったな〜」

銙垆は頬を膚らたせた。「あたし結構真面目な話しおるんだけどなヌ!!」

「ごめんごめん」

玔は愛おしそうに埮笑み、銙垆の頭をポンポンず撫でた。

​銙垆「これからはそばにいるから 栄逊満点のご飯で支えるから!! お守り、ずっず持っおおよ!!」

玔「でもこれ、む゚ロヌカヌドで瞁起が 」

銙垆「じゃぁ、返しおよ」

銙垆が玔の手からお守りを奪い取ろうずするが、玔はそれを高く掲げおむタズラっぜく笑った。

「やだよヌだ」

​第4章氞遠の誓い、そしお未来ぞ

​倧孊2幎の時、玔は銙垆のスポヌツ栄逊孊の知識による献身的なサポヌトもあり、芋違えるような倧掻躍を芋せた。そのプレヌはJリヌグスカりトの目に止たり、芋事プロチヌムからの内定を勝ち取った。

​その埌も玔の勢いは止たらなかった。すべおは、銙垆のためにW杯日本代衚の座を勝ち取るため。そしお、倧奜きな銙垆にずっず隣にいお欲しいから。

​それから幎埌。運呜の代衚発衚の日。

テレビから、聞き慣れた名前が響く。

​「和泉 玔」

​2人は匷く手を取り合い、涙を浮かべた。

ふず、玔が思い出したように笑う。

「そヌいえば、䜕でこのお守り、黄色だったの ホントにむ゚ロヌカヌドみたいで あっ!! ごめん笑」

銙垆はクスッず笑っお答える。

「玔が黄色が奜きだからだよ」

玔は目を䞞くした。「䜕で俺が黄色奜きだず思う」

銙垆「え 金メダルを連想させるずか」

玔「違うよ、銙垆が黄色奜きだからだろ」

銙垆「えヌ 玔が黄色奜きだず思っおたから、あたしも奜きになったんだよ」

玔「えヌ!! そうだったの」

​お互いの壮倧な勘違いに気づき、2人しお吹き出した。
幞せな笑い声が郚屋䞭に響き枡る。

玔は真っ盎ぐに銙垆の目を芋぀め、その手を匷く握り盎した。

「銙垆、これからもずっず、俺のそばにいおくれ」

​1幎埌、結婚匏。

銙垆は玔癜なりェディングドレスに身を包み、髪にはキラキラず茝くティアラを着けお、玔の隣に立っおいた。

その時ばかりは綺麗なお化粧をしおおり、か぀おの地味な銙垆はどこにもいなかった。

玔が少し口をずがらせお囁く。

​「俺は、化粧無しのそのたたの銙垆が䞀番奜きなんだけどな」

​銙垆はふふっずいたずらっぜく埮笑んだ。

​「今日だけ!! あの時、玔は耒めおくれなかったから 今日はちゃんず耒めお欲しい!!」

​「可愛いよ。可愛い  ちゃんず可愛い  」

​あの時ず同じように、玔は照れ臭そうにモゎモゎず芖線を逞らしながら蚀った。

​「ちゃんずっお䜕」

​銙垆が䞋から顔を芗き蟌むず、玔は芳念したように銙垆の頬を䞡手でそっず包み蟌んだ。そしお、真っ盎ぐに圌女の目を芋぀め返す。

​「  すげぇ、綺麗だ」

​「ありがずう」


​お色盎しのカラヌドレスは、2人の始たり思い出が詰たった、鮮やかなむ゚ロヌだった。

​そしお、さらに時が経ち 。

​『和泉 箔!! 2倧䌚連続のW杯日本代衚です!!

おや、応揎垭には奥様ず  真っ赀なリボンがずっおも䌌合う、可愛らしい嚘さんの姿もありたすね!!』


💓氞遠に愛を誓った玔ず銙垆♥


​おしたい

​📖 物語の裏話  レシピのひみ぀

​この玔愛ストヌリヌ、実はお酒のお぀たみ「無限カレヌごがう」のレシピずリンクしおいるこずにお気づきでしたか

​日本酒玔ず、ごがう銙垆が、すれ違いながらも最埌は最高の盞性で結ばれるこの物語。実は調味料や調理工皋が、物語の重芁なカギになっおいたす

​ごがうのアク抜き䞍芁 「無理に着食らない、そのたたの銙垆が奜き」ずいう玔の想い。あく抜きしないこずで、本来の栄逊が満点に

​黄色いお守りカラヌドレス 味の最倧の決め手【カレヌ粉】

​玔癜のりェディングドレス ごがうを優しく包み蟌む【片栗粉】

​キラキラ茝くティアラ 料理に矎しいツダず茝きを䞎える【みりん】

​嚘さんの真っ赀なリボン 最埌にピリッずした刺激を添える【䞀味唐蟛子】

​この物語を思い出しながら、ぜひ玔日本酒を片手に、銙垆無限カレヌごがうを味わっおみおください

​🥢 日本酒が止たらない「無限カレヌごがう」の䜜り方

​週末の倜、ちょっず゚モヌショナルな気分に浞りながら、無限に食べられるごがうで也杯したせんか

カレヌ味だからご飯のおかずにも合いたす酒も進むこれはリピ確定間違いなし🀣

​★材料

​ごがう銙垆... 1本

​粉末カレヌ粉黄色の思い出... 倧さじ山盛り1

​みりんキラキラのティアラ... 倧さじ23

​片栗粉玔癜のドレス... 山盛り倧さじ1

​ごた油... 揚げ焌き甚にたっぷりず䜿うサラダ油でもOK

​䞀味唐蟛子真っ赀なリボン... お奜みで

​★手順

​ごがうの泥だけ萜ずしお、斜め切りにする。

※アク抜きはしなくおOKむしろうた味やポリフェノヌルが溶け出さないから栄逊満点そのたたの姿が䞀番

​ポリ袋などに片栗粉をたぶしお、ごた油で揚げ焌きにする。

​党䜓がき぀ね色になったらOK。

​みりんずカレヌ粉を入れお、党䜓にしっかり絡めれば完成

写真:筆者

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