見出し画像

インド歴4カ月以上。もうインド料理は嫌だ。それでも食べ続けている

インドに来て、かれこれ4カ月以上になる。


その間、私は基本的にインド料理ばかり食べている。


でも、最初にこれだけは言っておきたい。


別に好き好んで、こんな食生活をしているわけではない。


インドに来て2週間くらいで、もうインド料理は嫌になっていた。


それでも食べる。


なぜなら、ほかの料理の選択肢が少ないから。


「もう別のものが食べたい」


そう思っても、その「別のもの」が日常的にはなかなか選べない。


私は、一つの国の料理ばかりになるのが嫌


この感覚は、インドで初めて出てきたわけではない。


去年、西安に1カ月いた。


西安は、中華料理以外の選択肢がかなり少ない。


最初は普通に食べる。


でも、1カ月も中華料理ばかり食べていると、


「もう中華料理はいい」


となる。


私は、特定の国の料理が嫌いになるというより、一つの国の料理ばかり食べ続けることが嫌なのだ。


だから、長く滞在するなら、別の料理を選べることはかなり重要だと思っている。


同じ中国でも、上海では違った


数年前、上海にも1カ月いた。


上海も中国の街だから、中華料理は当然多い。


でも、そのときは西安のようには感じなかった。


なぜなら、外国料理の選択肢が多かったから。


中華料理に飽きたら、別の料理を食べればいい。


「今日は中華料理じゃないものにしよう」


と思ったときに、実際に選べる。


これが大きかった。


だから、1カ月いても、


「中華料理しかない」


という感覚にはならなかった。


ここが、西安との大きな違いだった。


そして私は、その経験がある。


だからインドに来るときも、デリーやムンバイのような大都市なら、食事についてはそこまで困らないだろうと思っていた。


カンボジアでは、食べたいものを選べた


インドに入る前は、カンボジアにいた。


プノンペンやシェムリアップでは、食生活の選択肢がかなり多かった。


クメール料理だけではない。


ベトナム料理もある。


韓国料理もある。


フランス料理もある。


メキシコ料理もある。


レバノン料理もある。


ほかにもいろいろある。


だから、クメール料理を食べたくない日は、別の料理を食べればいい。


これが普通にできる。


つまり、同じ国の料理を食べ続けることを強制されない。


私は、この環境からインドに入った。


そして、その差をかなり感じることになった。


気づけば、ベジ料理ばかり食べている


今の私は、基本的にベジばかり食べている。


たまにノンベジも食べる。


でも、ノンベジなら大抵はチキンだ。


マトンはチキンの1.5倍程度の値段がすることも多い。


シーフードは目に触れることが少ないし、ビーフやポークも日常的な選択肢としてはかなり限られている。


バッファローについては以前記事に書いたけれど、4カ月以上いて食べたのは3回だけ。


だから、肉を食べたいと思っても、なかなか気軽には頼めない。


しかもチキンも、かなり当たり外れがある。


ほとんど骨のようなものが出てくることもある。


「ボーンレス」と聞いて頼んだのに、骨だらけだったこともある。


これでは、肉を食べたいと思っても頼む気が失せる。


だから、肉が食べたくてもベジを選ぶことがある。


食べやすさを考えた結果、ベジが増えているだけだ。


だから私の食生活について、


「インドでベジタリアン生活を楽しんでいる」


みたいに思われたら、まったく違う。


楽しんでいるわけじゃない。


これも、選択肢が少ないから食べている。


インド風中華料理は、私にとって逃げ道にならない


「インド料理に飽きたなら、中華料理を食べればいい」


とインド人たちはよく言う。


インドには、いわゆる「インド中華」と呼ばれる料理がある。


ただ、私が食べたい中華料理とは違う。


インド風中華料理は、当然ながらインドの食文化の影響を強く受けている。しかも、その多くは中国に行ったこともないインド人が経営している。


だから、インド料理から離れたいと思って食べても、完全に別の料理圏へ逃げた感じにはならない。


そして、インド風中華料理の店では、店主や店員に写真や動画を勝手に撮られて、それを店の宣伝に使われたり、食べる前から中国語で五つ星レビューを書いてと言われたりすることもある。


ただでさえ、


「もうインド料理は嫌だ」


と思っているところに、こういう面倒まで加わる。


もちろん、これは私が経験したいくつかの店の話で、すべての店がそうだと言っているわけではない。


日本の田舎でも、私は同じように感じる


実はこれ、日本でも似たところがある。


日本でも田舎に行くと、フランチャイズ店以外は夜になると日本食の居酒屋系の店ばかりだったりする。


「今日は別の国の料理が食べたい」


と思っても、選べない。


私は、こういう環境が嫌なのだ。


だから、その土地で長年暮らしている人たちを見ると、


「これで不満にならないのかな」


と思うことがある。


もちろん、その土地の料理が好きで、毎日食べても平気な人もいるだろう。


でも私は無理だ。


一つの国の料理ばかりになると、かなり早い段階で嫌になる。


そして今、インドでそれを4カ月以上やっている


西安では1カ月で嫌になった。


上海では、外国料理の選択肢があったから同じようにはならなかった。


カンボジアでは、クメール料理以外にもいろいろな料理が選べた。


そしてインドでは、最初からインド料理中心。


デリーからムンバイへ移った。


でも、ムンバイでも結局、インド料理中心。


そして、もう4カ月以上になる。


「もうインド料理じゃないものが食べたい」


でも、その「別のもの」が簡単には見つからない。


だから結局、またインド料理を頼む。


それが、4カ月以上インドにいる私の食生活だ。

いいなと思ったら応援しよう!