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TVアニメ キングダム シーズン2

キングダム シーズン2
原作 原泰久 @HaraYassa

圧倒的な強さ、器の大きさ、そして戦場に生きる誇りを見せてくれた王騎将軍。
彼が残したものを、主人公・信はこれからどう受け継いでいくのか。

そして、王騎というあまりにも大きな存在がいなくなった後、物語はどのように進んでいくのか。
その答えを知りたくて、シーズン2を観始めました。

時は古代中国・春秋戦国時代。
秦国の下僕だった少年・信は、数々の戦功を上げ、ついに三百人将へと昇進する。
しかし、天下の大将軍への道はまだ始まったばかり。

秦国では国の命運を左右する大戦が始まり、信は同世代の若き将たちと出会う。
互いに競い合い、時には力を合わせながら、それぞれが抱く夢と野望のために戦場を駆け抜けていった。

一方、若き王・嬴政の周囲にも不穏な影が迫る。
王宮では血筋や権力、欲望が絡み合い、新たな戦いの火種が生まれていた。

「偉大な英雄の死を乗り越え、新たな時代を作る若者たちの物語」

王騎将軍という圧倒的な存在を失った後の物語。
正直、あれほど魅力的な人物がいなくなって、面白さを維持できるのか?

しかし、それは杞憂でした。
偉大な将軍の後には、信が競い合うべき新たなライバルが現れる。

信とはまるで正反対の性格を持つその人物との出会いは、まさに王道の少年漫画らしい展開。
だからこそ熱い。

さらに、秦王・嬴政にも新たな試練が訪れる。
母親、過去に因縁のある人物の再登場、王宮内に渦巻く陰謀。
戦場だけではなく、政治の世界でも魑魅魍魎たちがうごめいているのです。

そして、この作品の素晴らしいところは、敵にも味方にも、それぞれの信念があること。

天下に名を残そうとする者。
国を背負う者。
主君に忠誠を誓う者。

誰もが自分なりの正義を持って生きている。
だから、単純な善悪では語れない。

その人間ドラマこそが、キングダムの大きな魅力だと思います。

侵略者から必死の思いで逃げてきた少年・秀との別れの場面。

秀「お兄ちゃん!」
信「ん? おお秀か! どうだ、怪我は大丈夫か?」
秀「うん、でもすごく痛い」
信「ハハハっ、我慢しろ。名誉の傷だ。お前の頑張りがこの国を救ったんだからよ」
秀「ありがとう、お兄ちゃん。絶対絶対お兄ちゃんのこと忘れないから」
信「おう、俺もお前のことぜってえ忘れねえぞ。じゃあな」

戦争という大きな歴史の中では、将軍や王の活躍に目が向きがち。
しかし、この場面で描かれているのは、名もなき一人の少年の勇気。

信は大将軍を目指しています。
しかし、ただ強くなるだけではありません。

弱い立場の人間の努力を認め、その功績を忘れない。
王騎将軍から受け継いだ「将軍の器」のようなものが、少しずつ信の中に育っていることを感じられる、とても印象的な場面でした。

偉大な人がいなくなった後こそ、本当の成長が始まる。
これは戦場だけの話ではないと思います。

仕事でも人生でも、尊敬する上司や師匠、先輩の背中を追いかける時期があるでしょう。
しかし、いつかはその人がいない場所で、自分自身の力で立たなければならない時が来ます。

その時に大切なのは、ただ真似をすることではありません。
受け継いだものを自分なりの形にしていくこと。

いわゆる『守破離』の『守』から『破』へ。
そして、『破』から『離』へと変遷していかなければならないのです。

キングダムは1シーズンが長く、「今から観るのは大変そう」と感じている人にこそ薦めたい作品。

確かに話数は多いです。
しかし、だからこそ登場人物一人ひとりの成長や、仲間との絆、敵との因縁をじっくり味わうことができます。

特に、王騎将軍という偉大な存在を失った後、信がどのように成長していくのかを見届けたい人には、ぜひ観てほしいシーズン2。

偉大な英雄は去った。
しかし、残された者たちは、その背中を追いながら、自分自身の時代を切り開いていく。

信が本当の意味で『天下の大将軍』への道を歩み始めた、重要なシーズンでした。


キングダム シーズン2
原作 原泰久 @HaraYassa


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