かつては木曽のヘソだった福島宿に2.5時間滞在

木曽には11の宿場町がありますが、今回は福島宿を訪れました。町の真ん中を木曽川が流れる福島宿は、木曽の宿場町の中心地と言われていたそうです。

まずは興禅寺(木曽郡木曽町)の中にある木曽義仲の墓へ。木曽三大寺の一つに数えられるだけあり、なかなかのたたずまいです。

木曾義仲は源義経との戦いに敗れ、31歳の若さで亡くなったといわれています。ここには遺髪が納められているそうです。

徒歩20分ぐらいを費やして、木曽町図書館に向かいました。同館では木曽馬についての資料を閲覧することができます(今回の木曽福島への訪問は、実はこれが目的でした)。

その後、「上ノ段(かみのだん)」の街並みを目指しました。フーフー言いながら階段をのぼると、そこは山のてっぺんではありません。上ノ段という言葉のとおり、そこにもまた町ができているのです。このあたりは河岸段丘という独特な地形になっていて、神岡城(岐阜県飛騨市)へのアプローチを彷彿とさせます。

上ノ段には「うだつ」、「千本格子」、「なまこ壁」の蔵など、昔の様式を残す建築を見ることができる一方で、おしゃれな古民家カフェなども散見されます。

今度は川に向かって下り、行人橋を対岸へ渡りました。ここから見えるのは「崖家(がけや)づくり」の家並みです。

木曽川にせり出すように建てられている家屋もまた、木曽福島の見どころです。しかしながら、私が「見どころ」だと知ったのは帰宅してからのことでした。そのため、写真は一枚も残っていません。無念!

一方で、「崖家(がけや)づくり」もまた岐阜県飛騨市神岡町を想起させました。神岡市内の赤い鉄橋の「藤波橋」からは、川沿いにせり出すように立つ家屋を見ることができます。

興禅寺から出発し、興禅寺に戻る形で、ぐるりと楕円を書くようにして歩いた2.5時間コースでした。
【木曾福島へのアクセス】
1) 伊那ICから車で40分
2) 中津川ICから車で80分
3) JR中央本線木曽福島駅

