アライグマ純の洗濯戦記 LIAR GAME(ライアーゲーム)
1.中国&ロシアによる日本のEEZ内で機関銃の射撃訓練
「読売新聞オンラインの記事:中国ミサイル駆逐艦が日本のEEZ内で機関銃の射撃訓練、主張の「既成事実化」狙いか…沖ノ鳥島沖」に、「防衛省は21日、中国軍のミサイル駆逐艦が19日に沖ノ鳥島(東京)付近の日本の排他的経済水域(EEZ)内で機関銃による射撃訓練を実施したと発表した。同じ海域にはロシア軍のフリゲート艦も確認された。」とある。たびたび軍事威嚇をしかけてくる迷惑な隣国=中国&ロシアによる日本のEEZ内で機関銃の射撃訓練だ。このニュースは、2つの視点で理解する必要がある。一つ目は、中国のお家芸のサラミスライス作戦だ。相手の出方を見ながら段階的に攻撃レベルを上げてくるものだ。今回は、機関銃射撃だが、次回は機関砲(口径の大きい機関銃)射撃で、その次はミサイル発射と言った具合だ。日本の対応が強くなる攻撃レベルを探っているのだ。日本政府は、初手から激切れして強めの対抗措置をすべきなのだ。甘い顔をみせれば、どんどん漬け上がってくる。二つ目の視点は、日本のレアアース開発の妨害だ。レアアースは、中国にとって主要な輸出商品であり、禁輸などを通じて嫌がらせカードとしても有効なのだ。日本のEEZ内で機関銃の射撃訓練は、沖ノ鳥島海域だが、同じ小笠原諸島の南鳥島の海底ドロを採取してレアアース開発が進行中だ。中国の触手は、南鳥島にも伸びると考えるべきなのだ。「BigGoファイナンスの記事:南鳥島沖6000m海底泥から重レアアース確認、国産化へ来年2月に経済性評価」に、「海洋研究開発機構(JAMSTEC)が南鳥島沖の水深6000メートルの海底から採取した泥から、半導体製造装置などに使われるイットリウムを含む重レアアースが確認された。今回の確認により、EEZ内での国産レアアース事業化に向けた動きが加速する見込み。」とある。日本がレアアースの国産化に成功すると中国は、レアアースの輸出量が減り、嫌がらせカードも失うのだ。加えて言うと市場におけるレアアースの供給量が増えれば、需給バランスの影響で価格が下がる可能性すらある。中国には、日本のレアアース開発および国産化を邪魔したい十分すぎる動機があるのだ。
2.沖の鳥島&南鳥島
中国は沖ノ鳥島付近を日本のEEZと認めておらず、機関銃の射撃訓練は中国の主張を既成事実化する狙いで行われたとの見方がある。中国は、沖ノ鳥島を「岩」と主張していることが背景だ。日本政府は、国連海洋法条約(UNCLOS)第121条第1項に基づき、沖ノ鳥島を「島」と位置付けている同条第1項「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるもの」に該当するとの主張だ。「読売新聞オンラインの記事:中国が南シナ海・スカボロー礁に構造物設置、人工島造成の準備か…フィリピン側に警戒感」に、「中国は5月、南シナ海のフィリピン西方沖に位置するスカボロー礁に浮遊式の構造物を設置した。」とある。フィリピンの領海内に構造物を作り、中国は、独自の境界線「9段線」を根拠に、南シナ海のほぼ全域に権利が及ぶと主張しているのだ。他国の領海に島もどきを作り、領有権を主張するような国に沖ノ鳥島が岩だなどと主張されたくない。しかも、フィリピンが2013年、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に提訴。国連海洋法条約に基づいて設置された仲裁裁判所が下した16年7月の判決は、「9段線」には法的根拠がないとフィリピンの主張をほぼ全面的に認めた判決が出ているのだ。この判決を受けた後も中国側は判決を「紙くず」などとして受け入れを拒否。その後も南シナ海で軍事的、法的な整備を進め、既成事実化を図っている。もはや反社勢力の難癖&因縁や嫌がらせと変わらない。
3.日本政府がすべきこと私達投資家にできること
日本政府は、沖ノ鳥島海域の中国ロシアによる日本のEEZ内で機関銃の射撃訓練に手痛いしっぺ返しを早急に行って欲しい。頭の良い官僚や政治家が良い手段を考えてくれると期待する。ジャストアイデアとしては、沖ノ鳥島および南鳥島海域で米軍との軍事演習などがメッセージとしてはストレートで良いのではと思う。私達投資家ができることは、南鳥島のレアアース開発に関わる企業の応援だ。
東洋エンジニアリング(6330):海底6,000mからレアアース泥を回収するシステム全体の設計・技術開発(JAMSTEC委託)
三井海洋開発(MODEC、6269):深海6,000mからの揚泥(泥を吸い上げる)技術・浮体式設備の開発
東亜建設工業(1885):島内処理施設(選鉱・脱水)の建設・運用技術、ハイドロサイクロン等による分離技術
4.LIAR GAME(ライアーゲーム)
「甲斐谷忍著の漫画&アニメ:LIAR GAME(ライアーゲーム)」は、あらゆる手段を用いて対戦相手から騙し合いで巨額の賞金を奪い合うサスペンス作品です。主人公の女子大生・神崎直(ナオ)は、バカ正直で人を疑うことを知らないが、天才詐欺師の秋山深一(アキヤマ)に助けを求め、ライアーゲームに挑む。ナオは、ライアーゲーム=嘘つきゲームの必勝法は、「正直さ」と「信頼できる仲間」だと気づくのだ。中国は、国連海洋法条約に基づいて設置された仲裁裁判所が下した判決を「ごみ」と呼び従わない無法者だ。日本の勝機は、愚直さ真面目さ「正直さ」に徹して、「信頼できる仲間」の国々と「無法者」包囲網作りにあると考える。
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