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マリンバイオテクノロジー学会シンポジウムで研究内容を初披露

 BLUABLE研究開発担当、藻ガールの西川暢子です。
 5月24日に広島県呉市のビューポートくれ大ホールにて開催された第25回マリンバイオテクノロジー学会大会のシンポジウム「大型藻類の生態学 藻場再生の現状と今後求められる技術について」で登壇いたしました。このシンポジウムは一般財団法人マリンオープンイノベーション(MaOI)機構が企画したもので企画段階からごいっしょさせていただきました。
 シンポジウムはMaOI機構の五條堀孝所長(写真:右から2番目)のご挨拶にはじまり、まずは磯焼けの課題を体感できるよう藻場界隈で今話題沸騰中のドキュメンタリー映画「ここにいる、生きている ~消えゆく海藻の森に導かれて~」の長谷川友美監督(写真:右から3人目)のごあいさつとハイライト版上映から始まるという、これ以上ない贅沢な構成。

長谷川監督とはいろんな場面で何度もお目にかかり、BLUABLEの社内イベントにも登壇いただきました。いつもご発言のメッセージ力に心震えます。

 その後は、いつもお世話になっている先生方が次々にご登壇されました。まずは北海道大学の秋田晋吾先生(写真:左から2人目)が「北海道函館市におけるマコンブ藻場の回復方法の検討」についてご講演。バランスが崩壊して磯焼けした生態系をウニの密度調整により回復させる試みです。次に広島大学の和田茂樹先生(写真:左から3人目)から「海洋酸性化の進行に対する 藻場の生物相および光合成の応答」として二酸化炭素増加にともなう海洋酸性化が海藻の生態系にどのような影響を与えるかのご講演。実は藻場タイプによって大きな違いがあることがわかったそうです。続いて株式会社渋谷潜水工業の泉田仁先生(写真:左から5人目)より、私も参加した現場ですが「北海道奥尻島でのホソメコンブ養殖とJブルークレジット取得について」と題し、申請のための調査から認証、取引にいたるまでの実際についてご講演がありました。泉田先生は当社の技術顧問でもあります。
 次が私の「藻場創生キット研究開発と全国実証実験~富士通スピンアウトBLUABLEの挑戦~」です。

大ホールでの登壇に緊張している様子

 わたしたちは昨年秋にスピンアウトし、秋のシーズンに何とか間に合わせて北海道から九州まで全国10海域で実証実験を開始しました。うちいくつかは秋田先生、和田先生にご協力いただいています。これらの海域にクライン管と名付けた独自の装置を設置し、海藻を着生、生育させることに成功していることを初公開いたしました。

海藻がなかった実証実験海域のひとつの現在の様子

 最後が、MaOI機構の齋藤禎一先生(写真:左から4人目)の「静岡県榛南地区の藻場回復事業の現状と、大型藻類の新規生育促進技術開発を目指した研究」です。大規模な磯焼けのフィールドでご苦労されており、海藻が根こそぎなくなる現象を代謝生理学的アプローチでご研究。そこで先生とは、わたしたちの藻場創生技術が役に立つのではと、連携を進めています。
 本大会には200名以上の参加者があったそうです。懇親会も大勢の方がおられ活発な情報交換、意見交換の場となりました。

MaOI機構の松永理事長と懇親会にて
(ちなみに私の隣におられるのは前回大会会長の筑波大学鈴木石根先生。10年以上お世話になっています)


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