「豊臣兄弟!」がやりたいことが、27話目にしてようやく分かった気がした。
7/12(日)放送の大河ドラマ「豊臣兄弟!」
今回はとうとう「本能寺の変」でした。
明智光秀役が要潤、織田信長役が小栗旬という豪華布陣のおかげで、今回は安心して見ることができました笑
豊臣秀吉の弟・秀長を軸にして物語を描く面白い試みをしている本作。
ヒューマンドラマに終始するあまり、大切な歴史の流れがおろそかになっている感じがずっと気になっていました。
しかし、今回は信長が亡くなるという重大トピックの特別回。
本能寺で襲撃された後、信長がこれまでに倒した敵や民衆の霊を斬りながら生き延びようとする演出は、なかなか良かったと思いました。
今回と近い演出をしたのが第17回。オープニング曲無しでスタートし、この時は小谷城が落城、浅井長政が亡くなった回でした。
あの時は市や長政をめぐる回想や会話シーンが長すぎて正直退屈したのですが、今週は適度な塩梅だったので見やすかったです。
というか、この大河ドラマ、もはや信長が主人公では?というくらい、小栗旬の存在感が強かったですね。
来週からいなくなると思うと…寂しいです。
信長は若い頃、弟の信勝に謀反を起こされています。
本作では、その信勝のことを思い出すシーンがやけに多く描かれていると感じていたのですが、
秀吉と秀長のような兄弟をうらやましく思う信長
を描きたかったのですね。
この回になってようやく意図が分かりました。
実際、信長が信勝のことをどう思っていたかはよく分かりません。
しかし、信勝は最初の謀反の時は許されていることから、信長は信勝を完全に嫌っていたわけではないと想像できるかもしれません。
おそらく、このように史実を解釈して、
「殺し合った兄弟」と「助け合う兄弟」
という対比を見せながら、信長に、
「本当はこうやって弟と手を取りたかった」
と想起させる展開を描きたかったのだろうと思います。
その意図は十分に伝わったのではないでしょうか。
秀吉と秀長、戦国乱世を生き抜いた兄弟を描きながら、
ある者はその姿に感化され、またある者は羨望を覚える。
本作の全体的な骨組みが、ようやくわかった気がしました。
正直本作は期待を下回っていると感じていた(と言いながら全話見ている)のですが、今後はもうちょっとだけ期待できるかもと思いました。
(1つのシーンを引っ張りすぎる悪癖さえなくなれば…)
来週はとうとう「中国大返し」
落ち武者狩りに遭う要潤は正直見たくないのですが…笑
次の日曜を待ちたいと思います。
