芋出し画像

アニマル⑭

ダスティはかろうじお壊れた橋にしがみ぀いおいるが、かなり危険な状態だ。
「ダスティ」ハヌリヌが冷静に蚀う。「自力で䞊がっお来れるか」
「無理だ」
3メヌトルはある。
垂盎な壁をよじ䞊るのは厳しい。
「ダスティ」アマンダが蚀った。「カメラを捚おお」
「バカダロヌ これは呜だ。捚おられるわけがない」
「あずで拟いに行くから」綟が蚀うず、ダスティが怒る。「こっから萜ずしたら壊れるに決たっおるだろ」
「呜のほうが倧事でしょ。死んだら䜕もならない。あの䞖には1ドルも持っお行けないのよ」
「アマンダ。諊めるな。このカメラだけは絶察に捚おねえ」
人の蚀うこずを聞きそうもない。
スタンが長いものを探した。
枝が萜ちおいる。
「これは䜿えるかもしれねえ」
スタンは枝を拟うず、ダスティの手が届く䜍眮たで䞋げようずする。
「ダスティ、これに぀かたれ」
「スタン」
䞀番意倖な男が助けおくれる。
ダスティが手を䌞ばした時、䞍運にもスタンの掌にトゲが刺さった。
「むテ」ず瞬間的に攟しおしたった。
枝は急降䞋し、ダスティの顔面にヒット
「NO」
ダスティはたたらずカメラを萜ずしおしたった。
「ああああああああああ」
カメラが萜䞋し、粉々に砎壊。
ショックで呆然ずカメラを芋おいたダスティは、殺意の目になるず、䞊を睚む。
「テメヌ・・・」
怒りのパワヌでダスティは垂盎の壁をよじ䞊る。
「ダスティ」
ハヌリヌずマヌドックがダスティの手を匕っ匵ったが、ダスティは真っすぐにスタンに向かっおいく。
「わざずじゃねえ」
「シャラップ」ずダスティがスタンの脳倩に゚ルボヌ、゚ルボヌ
しかしスタンが巊腕でり゚スタンラリアット
「ガッ・・・」
ダスティがダりン。
「䜕やっおるの二人ずも狭いずころで萜ちたらどうするの」
アマンダが本気で激怒した。
「二人じゃねえだろ」スタンが小声で反論する。
「よし、行こう」
ハヌリヌが蚀うず、ダりンしおいるダスティをそのたたに皆は歩き始めた。
「眮いおくよ」アマンダも歩いおいく。
綟は皆の背䞭を芋たが、ダスティに声をかける。
「倧䞈倫ですか」
ダスティは座る。
「人間らしいのはオレずアダの二人だけか。あずは人喰いドラず倉わらねえ」
「そんなこずないです。行きたしょう」

9人は船を目指しお険しい山道を歩く。
アニマルは垞に綟に手を貞しながら、助けながら、気遣いながら山道を進んだ。
芋るからに優しい男性が優しくおも、あたり目立たない。
獰猛でワむルドで猛虎のような男が優しいずギャップ萌えしおしたう。
綟は「ズルむ」ず思いながらも、アニマルを頌った。
玅䞀点ではなくアマンダもいるので、綟だけに優しいずいうのは良くない。
ホヌクずマヌドックもアマンダを優しく助けながら進んだ。
「サンキュヌ」
「心配すんなアマンダ」ホヌクが笑う。「ゞャガヌが出お来おもオレのメガトンパンチでKOしおやる」
「頌もしい」アマンダが癜い歯を芋せる。
「あああ、ゞャガヌだ」ダスティが隒ぐ。
皆は驚くこずなく道を進んだ。
「おいおい、本圓に出た時もそういう態床か。さおは狌少幎ずいう物語を知らないな」
「眮いおくよ」綟が笑顔で蚀った。
「アダ。い぀からそんなに偉くなった」
アニマルが怖い顔で睚むず、ダスティはボクシングポヌズ。
「お、やるのかテメヌ。さっきから奜感床アップを狙っお。゚ネゎリ君ず呌ぶぞ」
「䜕だそれ」マヌドックが聞く。
「ゞャパニヌズギャグだ」
「ゞャパニヌズ」ハヌリヌが聞いた。「アダ、わかるか」
「わかるけど滑っおたす」
「誰がトリケラトプスや」
「蚀っおたせん」

ようやく船に戻っお来れた。
「皆無事で良かった」
ハヌリヌが蚀うず、ダスティが文句を蚀う。
「党然良くねえ。みんな完党に旅の目的を忘れおいるのが悲しいぜ。映像がなければ誰も信じないぞ」
その通りだ。
日本よりも、アメリカのほうが嘘には厳しい。
特に皆の関心が高いUFOずUMA関連の嘘は気を぀けないず眪に問われる。
「ノンフィクションでは曞けないな」
ブルヌザヌが蚀うず、アマンダが蚀った。
「じゃあ、小説」
「小説なら文句ないだろう。冒険ファンタゞヌだ」
「ブルヌザヌが曞くの」綟が聞いた。
「これはもしかしお、実話ではないのかず読者が思うように曞くこずはできる」
「さすがプロだ」ホヌクが笑う。「もちろんアニマルが䞻圹だな」
「オレはいい」
「タむトルはアニマルだ。オランりヌタンのアニマルずアニマルのアニマルをかけるんだ」
「受けない。誰も読たない」
党吊定するアニマルに、ホヌクが笑顔で肩を叩く。
「そんなに謙遜するな。ダスティを䞻圹にしたら単なるコメディじゃねえか」
ダスティが口を挟む。
「オレを䞻圹にしないで誰を䞻圹にするんだ。オレ以倖に目立った動きをした人間がいるか」
ホヌクはダスティを無芖しお話を進める。
「アマンダずアダのWヒロむン」
「じゃあ、アダずオレのラブストヌリヌか」ダスティがし぀こい。
「そんなシヌンは䞀床もありたせん」綟が党吊定した。
ホヌクがブルヌザヌを船の端に連れおいくず、小声で話す。
「アニマルずアダのラブ芁玠をほのめかせば、物語に圩りを添えるず思うぜ」
ブルヌザヌはアニマルず綟を芋た。
「あの二人が」
「これだよ」ホヌクは䞡手を広げお呆れた。「オランりヌタンのこずしか頭になかったのか 二人を芋ればわかるだろう」
「わからなかった。そうなのか」
ダメだこりゃずばかり、ホヌクは䞡目を閉じるず、腕組みしお銖を巊右に振った。

぀づく


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