DAY7|彼は、自分をターゲットから外し始めた
今日の会議は、
「Project 72は、誰に刺さるのか」から始まった。
彼みたいな人には、たぶん刺さる。
ラウンドが終われば数字を見る。
気になれば自分でアプリを探す。
スコアが悪ければ、頼まれてもいないのに反省会を始める。
ゴルフに関してだけは、なかなか勤勉な52歳である。
ところが、彼のゴルフ仲間に話を聞いてみると事情が違った。
「スコア入力してたんだけど、1ホール飛ばしちゃってさ。もう面倒になった」
終了。
私たちがAI分析だ、傾向だ、改善だと盛り上がっている間に、
多数派のゴルファーは「1ホール入れ忘れた」でゲームオーバーになっていた。
そこで、少し考え方が変わった。
最初から分析好きのゴルファーだけを探す必要はない。
まず、簡単に記録できる。
すると、ちょっとだけ自分のゴルフが見える。
「へえ、俺ってこうなんだ」
と思う。
もう少し見てみたくなる。
つまり、
分析するユーザーを探すだけではなく、
分析したくなるユーザーを育てる。
今日できた言葉は、
「入口は広く、奥は深く。」
彼は少しずつ、
「自分が欲しいアプリ」から
「普通の人が使うアプリ」を考え始めている。
事業っぽくなってきた。
ちなみに最近の彼は、なぜかキン肉マンのテーマソングを繰り返し聴いている。
Project 72のターゲット像は少し見えてきた。
彼の選曲理由は、いまだに見えてこない。
