海洋に暮らし、回遊する生物たち
こんにちは。前回は有明海周辺の生き物を描いていました。まだ続いているのですが、今は、少し、視野を広げて、海洋を回遊する生き物を描いています。
海を渡る生き物たちは、潮の流れや季節の変化とともに生きています。
今回描いたのは、広い海を回遊するアオウミガメ。
生まれた浜辺から海へ旅立ち、長い年月をかけて再び故郷へ戻る、不思議な生命の旅をたどる生き物です。

アオウミガメ は熱帯〜亜熱帯の海に暮らす大型のウミガメです。
子どもの頃は小さな甲殻類やクラゲなども食べますが、成長すると海草や海藻を主に食べるようになります。とくにアマモ場や藻場は重要な餌場であり、沿岸の豊かな海の環境と深く結びついています。
アオウミガメは長い回遊を行うことでも知られています。生まれた浜辺から海へ出たあと、海流に乗って広い海を移動し、成長すると再び繁殖のために生まれた海岸へ戻ってくる性質があります。この「生まれた場所へ帰る力」は、地球の磁場を感じ取っている可能性があると考えられています。
ゆっくり泳ぐ穏やかな姿とは対照的に、その一生は長い旅の連続です。海岸、藻場、外洋――さまざまな環境がつながることで、アオウミガメの命は支えられています。
