からくれないの、なつだから
7.27 Mon - 8.2 Sun
うわぁぁもう溢れてくるよ、という韓紅色です。赤みがかった濃いピンク色ですね。たとえば口紅なら、顔色をパッと明るく見せてくれる鮮やかな色。これもひとつの表現で、今週は自分らしさに強い光があたるときです。
のびやかな自己表現のときが巡ってきています。
たぶん1年ぶりくらいじゃないでしょうか。そういう空気がある時期なのです。
ただただ目立つ、というのとはちょっと違う。大勢のなかにいても、賑やかななかにいても、自分の内面や立ち位置を冷静に見つめ直すような、そんなすこしクールな視点も共存する雰囲気。
心から楽しいと思えることや、自分の個性を外の世界へ思いきって表現していくことに追い風が吹きます。
夏空が広がっていて、白い入道雲がわき立っている。
それは心の旅の気配です。
韓紅っていったでしょ。ベニバナで繰り返し染められた、ひときわ鮮やかで濃い紅色。遠いむかしに、シルクロードをへて日本にもたらされた紅花による染色です。かつてはとっても高価で、黄金に匹敵するとされていました。
大陸からの舶来品という意味をこめ、「韓」や「唐」の漢字があてられました。
ただですね、この強い色っていうのは浮かれているわけじゃない。
どういうことかというと、今週はもうひとつの色がグラデーションをつくっています。
その色は、ミッドナイトブルー。濃紺です。
これは、圧倒的な信頼感と同時に、深い内省を意味します。
ミッドナイトっていうくらいだから、真夜中の青。
この色は、昼間の太陽の下でで見ると、暗いなかに青みがさしています。すべてを明かさないミステリアスな魅力。
これが、韓紅とグラデーションをつくっているというのが、今週の感情気象。
賑やかで情熱的な表舞台のエネルギーと、それを静かに見つめる冷静な心理状態が美しく共存しています。
溢れでるような自己表現、それとともにクールに自分見つめるもう一人の自分。これがうまく重なって、輝くということです。
ふたつの色は、正反対。補色といっていいような関係にあります。
おたがいを鮮やかに引き立てあいながら、激しく、かつ美しくバランスをとろうとするイメージです。
エネルギーがぶつかりあって破裂するというよりは、動と静、外側と内側という極端な2つのパワーが同時に高まり、ピンと張り詰めた心地よい緊張感があります。
夏の空って、じつはそういう緊張感があるんですよね。
「魅せる自分」と「見つめる自分」
熱い情熱を持ちながら、頭は冴え渡っている」という、いわゆるアスリートが「ゾーン」に入ったような高い集中力を発揮しやすい雰囲気です。
夏のお祭りの熱気の中で、あえて冷たいハーブティーを飲む」ような、極上のクールさです。外の気温や周囲の盛りあがりが最高潮に達するさなかに、自分自身の内側には、しっかりと冷えた、誰にも侵されない静かな空間をキープしておくイメージです。
今年の夏はひときわ暑いですね。その最盛期がいまです。しかし、頂点にあるものにはすでに凋落の気配が忍び寄っている。それを感じとる力が、試されているとも言えますね。
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