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腎臓は壊したが、生活は壊さず生きている【229】

大人になると、嫌いな人よりどうでもいい人が増えていく

若い頃は、嫌いな人がそれなりにいた。

あの人は苦手。

あの人とは合わない。

あの人だけは許せない。

そんなふうに、誰かに対して強い感情を持つことも多かった。

でも、年齢を重ねると少し変わってくる。

嫌いというほどでもない。

好きでもない。

ただ、自分の人生にはあまり関係がない。

そういう人が増えていく。

昔なら、誰かに嫌なことを言われれば、

一日中そのことを考えていた。

今は、

「そういう人なんだろうな」

で終わることもある。

相手を許したわけでもない。

好きになったわけでもない。

ただ、そこに時間を使う必要がなくなった。

たぶん大人になるというのは、

すべての人と分かり合えるようになることではない。

分かり合えない人がいても、

そのまま自分の人生を進められるようになることなのかもしれない。

嫌いという感情には、

まだ相手に期待している部分がある。

分かってほしい。

変わってほしい。

認めてほしい。

だから腹が立つ。

でも、どうでもいい人には、

もう何も期待していない。

その人が何を言おうと、

自分の一日には、それほど影響しない。

少し寂しい変化にも思える。

でも、悪いことではない。

人生に残したい人を選ぶために、

残さなくていい人に、

心を使わなくなっただけなのかもしれない。

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