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スパンコールの明滅

青白いホタルの光に 
呼吸が合ってくる頃
輪郭は 闇のなかに浮き出る

新月前の月明かりは
時間を溶かし
日常を吸い込んでいく

消えて 光って
次の光を待ちながら
いつしか静けさのなかにいた

吸って 吐いて 
ホタルの点滅に合わせて
呼吸だけをしていた

  わたしたちの存在も
  点滅しているのではないか

  情報の表れの中で
  ゼロとイチを繰り返すように

  暗黒の宇宙の広がりに
  瞬くスパンコールが
  土砂降りの大雨のように
  絶え間なく点滅している光か

ホタルの明滅に言葉なく
感じていた ひとときの宇宙




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