書写検定向けの競書誌はある?
書写検定(硬毛の準1~1級)を勉強していたころ、
特に実技の方では書き方の正解がわからず
右往左往していました。
インスタなどのSNSで情報収集をしていると
みなさんが参考にしている書道競書誌が
いくつかあることに気が付きました。
私の経歴が、転勤族育ちで
いくつもの書道団体を経験していたり
高校からは習字教室ではなく
学校で芸術書道を学んできたという
“どこか決まった団体で学び続ける”
という学習のしかたではなかったので、
自分に基本の書き方といえるような
ものがなくて不安だったのです。
「こんなふうに書けばいい」
というような基本の書きぶりが
知りたかったのです。
そこで拾い出した競書雑誌が、
・桃花会
・日本ペン習字研究会『ペンの光』
・日本書道教育協会『現代書写』
・日本武道館『書写書道』
でした。
※この記事では、硬筆・毛筆どちら向けなのか、
特に分けずに書いています。
桃花会以外は、実際に見本誌を
取り寄せてみましたが、
少なくとも私にとっては
ピンときませんでした。
桃花会は出版物があるので
その本を購入しました。
(メルカリで手に入ったりしますよ)
結局、SNSで情報収集しながら、
幸いにもSNS上で
お友達になれた方がいたので
情報交換をしながら合格までいきました。
書写検定の硬筆では、
桃花会で勉強する人が割と多い印象なので
気になる人は調べてみるといいかもしれません。
毛筆も込みで考えてみると
日本書道教育協会の『現代書写』が
文部科学省後援硬筆・毛筆書写検定準拠
をうたっているし
実際に内容の方も
検定に似た形式の課題が出ていて
検定の理論問題や
書写に関する知識が掲載されているので
参考になるところがあるかもしれません。
また、この『現代書道』と『書写書道』は
どちらも文部科学省学習指導要領準拠で
お手本の執筆陣も、書写書道の教科書を
執筆している先生方なのでその点の信頼度も厚いです。
『書写書道』の方は、書写の書きぶりが中心で
硬筆はいいけど毛筆の受験には不足していると思います。
『現代書道』は毛筆の内容も充実していますが、
例えばずっと書写(習字)を中心に
やってきた方にとっては難易度が高いと思いました。
※2022年の見本誌を見ての意見なので、今はどうかわかりません。
最後に、『ペンの光』は硬筆(ペン習字)の本なので
毛筆は参考になるところがありません。
お手本の字が清楚で学習者も多い人気の競書誌ですが、
残念ながら書写検定には清楚すぎて評価されにくいようです。
ということで、「これ!」と思える
競書誌は見つからず、
検定協会がやっている
書写能力診断テストを受け続けて、
その評価とSNS上で同じテストを受けた人の
結果を見比べて検証して
検定協会が好む書きぶりを模索して
合格にたどり着いた感じです。
