描写って難しすぎる
私は小説家になることを夢見て、公募に出す作品を書いている。
今までも、二次創作を含めそれなりの長編を何度か書き切ったことがある。
その上でこう言う。
なんやねん描写って。一生仲良くなれる気しないんですけど。
描写って難しすぎる。むじぃ~~~~~。
創作という底なし沼でうきわでちゃぷちゃぷしている身として、「描写」と「説明」が違うのは理解しているつもりである。
「説明」もある程度は必要だが、それだけだと小説としては面白味がなくなってしまう。かといって「描写」ばかりだとそれはそれで、内容がはっきりしないこともある。
いい塩梅で「描写」と「説明」を使い分け、表現豊かに文章を書ければそんなにいいことはない。が、私は死ぬほど「描写」が苦手である。
ある程度物語を書き進めて、あまりにも「説明」しかなくて、慌てて後から書き足そうとして書けなくて、全然進まなくて時間が過ぎていく。
ありませんかそういうこと。ありませんか。そうですか。
そういう人もいるよね。まじすげえ~~~。
すげえ~~~で描写力が身に付けば苦労はしないのだが、残念ながらそれだけでは力は付かない。私もそれは理解しているつもりなので、描写力を上げるべく努力はしているつもりである。
その一つが、サムネにもしている本。本屋で目が合って買った。
当時大学生の私は、友達の前でこれを迷いなく買った。3冊5000円くらい。創作しているなんて誰にも言っていなかったが、わんちゃんこの時勘づかれた可能性はある。
面白そうじゃん!!!!!でごまかしたけど。ごまかせていたかは知らん。
この本を傍らに置いて創作を続け、手が止まったらすぐ3冊のどれかを手に取った。こういう気持ちの時にこんな仕草や態度を取る、こういう性格の人はこんな考え方をする、なんてことがたくさん書いてある。表現に役立つのは勿論、なんとなく心理学っぽい側面もあってめちゃくちゃ面白い。
この本のおかげで「心理描写」は少し身に付いたと思っている。少しね。
今でもこの本は頼りに頼りまくっているからね。
問題はそっちではない。「情景描写」である。
昔は苦手意識がなかったけど、最近になってすごく苦手だと気づいた。
おそらく昔は、ただの説明になっていたことに気づけていなかっただけなんだと思う。だからそもそも昔からろくに書けていなかった。
どれくらい書けてなかったかというと、
「琥珀色の液体が、安らぐ香りを湯気に乗せて運んでくる」
とでも書けばいいものを、
「コーヒーがある」
としか書けていなかった。昔の文残ってないから想像だけど。
あ、ひょっとして例がよくない? 苦手なんだって。許して。
もちろん情景描写についての本も売っている。いい加減買おうとも思っている。何もないより絶対買った方がいい。そりゃそう。
ただ、心理描写は本である程度網羅できても、情景描写なんて無限にある。
ファンタジーな空想世界を描こうとすれば、その図は私の頭の中にしかないので、ろくな正解もどこにも載っていない。
そしてなんと、私の得意ジャンルはファンタジーである。なんてこった。
だから結局いろんなものを読みまくって、書いて、表現力を磨くしかない。
頭ではわかっている。わかってはいるけど、結局書きながらうだうだ言わずにはいられなくなるのである。
描写って難しすぎる。むじぃ~~~~~。
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