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医療を支える「かっこいい技術職」 CT・MRIを操り、医師の診断を支える専門職の魅力

「『かっこいい』レントゲンにCT、MRI…診療放射線技師の仕事を高校生が見学 山梨」という記事を読みました。

山梨県内の病院で、高校生が診療放射線技師の仕事を見学し、レントゲンやCT、MRIといった大型の医療機器を間近で見たという内容です。

参加した高校生から「かっこいい」という声が出たそうですが、これはとてもいい入り口だと思いました。

病院で働く職業というと、真っ先に医師や看護師を思い浮かべる人が多いですね。しかし、その後ろにはさまざまな専門職がいて、現代の医療を支えています。

その一つが、診療放射線技師です。

診療放射線技師は、レントゲンやCT、MRIなどを使い、人間の体の中を「画像」という形で医師に届ける、医療に欠かせない専門職です。

一般のレントゲン撮影だけでなく、CT、MRI、血管撮影、マンモグラフィ、核医学検査、放射線治療、骨密度検査など、その仕事はかなり幅広くなっています。

大型の医療機器を操作する姿だけを見ても、機械やコンピューターが好きな高校生には確かに「かっこいい仕事」に見えるでしょう。

しかし、本当に大切なのはその先です。

診療放射線技師が撮る画像は、医師が病気を見つけ、診断し、治療方針を決めるための大切な情報になり、とても重要なお仕事

たとえば救急車で運ばれてきた患者さんに脳出血が疑われれば、すぐにCT撮影が行われることがあります。

事故で体の内部に損傷がないかを調べるときもCTが活躍します。脳や脊髄、関節、臓器などを詳しく見るときにはMRIが使われます。

画像が鮮明で、必要な場所が正確に撮影されていることは非常に重要です。

患者さんの体を適切な位置に合わせ、撮影条件を設定し、安全を確認しながら必要な画像を作る。その一つ一つに専門的な知識と経験が必要です。

診療放射線技師は、医師の診断と治療を画像の面から支える専門家なのです。

もちろん、最終的な診断を行うのは医師です。

しかし、医師が判断するためには、まず正確な情報が必要です。その重要な情報の一つを作っているのが診療放射線技師です。

医療現場では非常に大きな役割を担っています。

そして進路を考える高校生にとって、もう一つ気になるのが給与面ですね。

厚生労働省の職業情報によると、診療放射線技師の平均年収は556.5万円となっています。平均年齢は41歳前後です。

全国平均で年収500万円を超える水準にあり、専門資格を生かして長く働けることも、この仕事の特徴の一つ

もちろん新卒で最初から平均年収を受け取るという意味ではなく、経験年数、勤務先、地域、役職などによって給与は変わります。

それでも一般的な会社員と比較すると、国家資格を持つ医療専門職として比較的安定した給与水準にあると言えそうです。

さらに大きな病院や救急病院では、夜間にもレントゲンやCT撮影が必要になります。

脳卒中も交通事故も、昼間だけ起こるわけではないからです。

そのため勤務先によっては、夜勤、当直、休日勤務、救急呼び出しの待機などがあります。

こうした勤務には、それぞれ手当が付く場合があります。

基本給だけを見るのではなく、夜勤や当直、休日勤務などを担当することで、働き方によって収入が大きく増えていく職業

体力のある若いうちは夜勤や当直も経験し、その分収入を増やしながら技術を身につける。

その後は経験を重ね、より専門性の高い分野へ進んだり、主任や技師長などの役職を目指したりする働き方もあります。

国家資格を取得し、専門技術を身につけ、勤務先や働き方によっては手当を加えながら収入を伸ばしていける。これは進路を考える若い人にとって、十分に知っておいてよい魅力だと思います。

診療放射線技師になるためには、養成課程のある大学や専門学校などで学び、国家試験に合格して免許を取得します。

人体について学び、放射線や物理、画像、医療機器などについて専門的な知識を身につけていきます。

医療に興味はある。

でも医師とは少し違う仕事がしたい。

機械が好き。

コンピューターが好き。

理科や物理が好き。

そんな高校生にとって、診療放射線技師はぜひ知っておきたい職業の一つだと思います。

「かっこいい」という最初の興味から、その仕事の重要性、専門性、そして働き方まで知っていくことで、新しい進路の選択肢が見えてきます

CTやMRIを操り、目では見ることのできない体の内部を画像に変え、その画像で医師の診断と患者さんの治療を支える。専門性が高く、給与面でも比較的恵まれ、働き方によって収入を伸ばすことができる。
診療放射線技師というお仕事を、もっと多くの高校生に知ってもらいたい。


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