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麻辣湯を若い女性に囲まれて食べる、アラサー男の肩身が狭い

​ここ2〜3年で一気に増えた麻辣湯(マーラータン)。有名どころだと「楊國府」があるが、私も麻辣湯は大好物で、前職時代には職場の近くにあった麻辣湯に週2で通っていた。

​ただ、日本の店舗に行くたびにどうしても気になることがある。

​「お客さん、若い女性ばっかりじゃないか…?」

​本国の中国で麻辣湯といえば、「安い・早い・うまい」のサクッと系ファストフード。ポジション的には完全に日本の「牛丼屋」である。

​中国の店舗に行けば、近所のおじさんや仕事終わりのサラリーマンが黙々と麺をすすっていて、行列なんてできているのを見たことがない。

​それが日本に来た瞬間、なぜかタピオカ屋みたいな熱気で若い女性たちが大行列を作っている。吉野家に女子高生が長蛇の列を作っているようなもので、本場を知る身としてはなかなかの衝撃映像だ。

上海の楊國府(24時間営業)
高層マンション群の一角にあり、
住民が日常使いする定食屋の立ち位置
汁なし麻辣湯(麻辣拌)約300円
日本の1/3くらいの感覚でサクッと食べられる

​似たような現象で、雪だるまのキャラがトレードマークのドリンクスタンド「蜜雪冰城(MIXUE)」もそう。

​700mlのメガサイズ紅茶が200円前後という破格の安さで、一部界隈では話題となっており、日本の店舗はやっぱり女子中高生で大賑わいだ。でもこれも本国では、ただの「日常使いの激安ジュース屋」であって、誰もトレンドとしてありがたがってはいない。

広東省・広州の蜜雪冰城
女子中高生の行列…ではなく、家族でご利用
福建省・厦門にて
マンゴーベースの人気ドリンク「楊枝甘露」
贅沢なメニューでも300円台という圧倒的コスパ

​麻辣湯に話を戻すと、自分で具材を選ぶのが楽しかったり、春雨や野菜だからヘルシー(という免罪符)だったり、流行る理由はよく分かる。確かに美味しいのは間違いない。

でもやっぱり、周りがキラキラ女子で埋め尽くされた店内で、本家では吉野家ポジであったはずの麻辣湯をすするときは、なんとなくソワソワしてアウェイ感を覚えずにはいられない。

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