芋出し画像

自分が読みたいものを曞けばいい、ずいう


幻の韍を探しに出かける


ああ、、あなたはなんお躍動感があるんだ、玠敵だ、ずわたしはあなたの歩幅ずステップに感動する。

わたしはあなたが喜んでくれる内容を曞きたいず思う。

がんばっおみようずわたしは根性出す。

でも、盞応しいネタなんお手持ちに無いこずがすぐに分かる。

ああ、、わたしには才胜は無いんだ・・ず、今床はそっちに泚意が向く。

頑匵っお曞いおも、ああ、、こんなの誰も喜ばないずいう声。

わたしは穎を掘っおるか、ぞこむしかなくなる。


そもそも「あなたが喜んでくれる内容」なんお、どんなものかをわたしは知らなかった。

いや、あなた自身もそれを蚀えないず思う。だから、きっず誰も知らない。

誰も芋たこず無い韍を探しに行くようなものだった。

経隓䞊、読み手を意識するずろくなこずが起こらない。



幻の韍はやっぱりいるの


『読みたいこずを、曞けばいい。』ずいう本。田䞭泰延さんが曞いおる。

正盎に蚀うず、わたしは”本気”でそんなこず考えたこずが無かった。

そもそも、わたしは「自分が読みたいこず」なんおよく知らない。

読めば、そうかどうかは分かったけれど、それは読んだ埌だった。

曞き出す時に、それがそうかどうかはわたしには分からない。


アマゟンのレビュヌを読みたした。田䞭さんは、自分が面癜くなければ他人も面癜くないだろうずいう前提です。


わたし、ただなんずなく、曞きたいこずだけ曞いおいたすずいう時がある。いや、倧半がそうです。

玠敵なあなたに莈りたいず蚀っおも、じぶんが「曞きたいこず」が起点になる。

わたしゃ、じぶんが曞きたいず思わなかったら曞けないですから。

いや、そうじゃないんだずいう。

曞きたいこずず、自分が読みたいこずずは党然ちがうず。


きっず「自分が読みたいこず」を抜象的に考えおも、玉ねぎの皮むきに向かっおしたうでしょう。

でも、確かに「自分が読みたいこず」は、「ああ、これ読みたかったものだ」ず埌付けだけど存圚しおいる。

で、田䞭さんは、「自分が読みたいこず」を定矩するよりも、

曞き終わっお、それが「自分が読みたいこず」なのか吊かを刀別する目を提䟛する。



凄腕の韍䜿いがいう


曞くずきの自分ず読むずきの自分ずを明確に分けお考えられたら、他人が読んだずきどう思うかが想像できるようになるずいう。

どうやるんだろ


田䞭さんは、どんなに短い原皿でも必ず時間を眮いお、原皿を寝かしおから掚敲するずいう。

たしかに出そうずしたラブレタヌを朝芋盎した17歳のわたしは動転した。

あの時は、こっぱずかしくお地球の裏偎たで穎掘った。


実は、この文章、芋盎しお党䜓の半分以䞊を䞍芁だず今朝バッサリ捚おたした。

昚倜、りネりネず曞いおいお持ち越したのでした。

ラブレタヌ曞いたこずがある方なら分かるず思う。すみたせん、䟋が昭和過ぎお

぀ぎ぀ぎに「曞きたい想い」がチェヌンを䜜るから、どんどん曞いおしたうのです。

でも、朝芋盎したら、すこしも玠敵じゃなかった「自分が読みたいこず」じゃないっ。


曞いたラブレタヌを芋おひどく赀面したのは、倜䞭のわたしではなく、チェヌンの呪瞛がはずれた翌朝のわたしだった。

わたしは、䞀人だずいう前提にいたのが厩れた瞬間でした。

思考は、い぀も次々にささやいお来る。そうするず、それに匕きずられお行く。その流れからはなかなか出れなくなる。

確固ずした「わたし」なんお存圚するんだろうか

あの熱い厚い暑い想いは嘘だったの

いいえ、それは思考のチェヌンでしかなかったのでしょう。それを「わたし」だず思い蟌んだ。

かなり倧胆に蚀うず、「わたし」ずいう実䜓は無いんじゃないか。

ほんずは思考ずいう働きだけがある。

その思考が、「わたし」を仮想的に定立する。実䜓のない「わたし」感を䜜り出しおいるだけなのかもしれたせん。


もちろん、あなたはそうだよね、ずは蚀っおはくれないでしょう。

でも、もし、「わたし」ずは、単なる蚘憶の集合䜓であり、バヌチャルな仮眮きの存圚でしかないず考えるず、䞀晩で芋方が転換しおしたった理由の説明が付く。

わたしの意芋が、い぀もころころ感情に修食されお倉わるワケも。

ずにかく、ラブレタヌは必ず1晩寝かすこずは、必ず朝食を食べるず同列に倧切なこずだず信じおたす。


「あなたが喜んでくれる内容」ずいう远いかけ方は、「お空に咲く花が芋たい」ずいうぐらいに無意味です。

それよりも、「自分が読みたいこずを曞く」ずいうフレヌムは、玠敵です。

でも、あやふやで怪しげな「わたし」ずいう存圚が読みたいず思うもの。。。

ドラゎンっおどうしたら捕たえられるん



幻の韍はここにいる


レビュヌワヌによるず田䞭さんは、「自分が最初の読者である」ずいうこずを深く理解できれば、誰かに䌝えなくお枈むこずも倚いず気づくず指摘しおいたす。

やばいわたしは掚敲をずめどなくするので、䞀床も「最初の読者」に成ったこずがなかったのです。

もちろん、最初に読む人ですが、初めおこれを目にするずいう瞬間が持おない。

これじゃあ意味が通じないな、長すぎるな、ずかいう声が止たりたせん。修理屋のメガネが倖せない。


「深く」理解できればずも蚀っおいる。

けど、じぶんの芋方が深くなったず刀別できる指暙がわたしの手元にない。

悟りでもしないず、そんなこずは無理そうです。

いや、そういえば、「誰も読んでくれないんじゃないか」っおいう目で芋るずいう人がいた。

絶望しお芋た時、いろんなこずが玠盎に芋えたずいう。

たぶん、『読みたいこずを、曞けばいい。』ず田䞭さんがいう時、自分を突き攟しお芋れれるのかず問うおいる。

そもそも出来ないこずをしようずしおいるずいう芚悟がいるでしょう。


「あのずきのこずを曞く」ずいうのも、自分を過去ず未来で分けお考えおいるっおこずだず蚀う。

未来の自分ず過去の自分をはっきり認識しおいる。

わたしは䞀連の地続きの人栌ずしおじぶんをみおしたっおいる。

『海蟺のカフカ』は、15歳の少幎が家出を決意するずころから始たる。

少幎は、行く先々で出䌚った人々に、田村カフカず名乗る。。

おじさん村䞊春暹が15歳の少幎の瑞々しい感性を曞く時、あきらかに過去の村䞊少幎ず珟圚の自分ずをはっきり分けお認識しおいたでしょう。


実は、読みたい事を曞き散らすのずは違うのです。

やっぱり少しは読み手の事も考える必芁が倧いにあるわけです。

そしお、曞きたい内容によっお、曞き方は倉わるずいう。

それは、あなたがその内容を受け取る時は、その曞き方の方が良いず感じるだろうからず。



韍ず暮らす


ひずりの䜜家を続けお䜕冊も読みたいずいうこずがあるかず思いたすが、

既に1冊読んであなたは「自分が読みたいもの」を蚭定したのです。

「自分が読みたいもの」ずは、自分が既に觊れたものを参照するこずになる。

ずころが、「自分が曞きたいこず」は、今自分の䞭に生じた゚モヌションなのです。

この興奮、この苊しみ、この喜びをあなたず共有したいず曞き出す。

自分が曞きたいこずず、読みたいこずが䞀臎しない理由はこれでしょう。


もちろん、「自分が読みたいこず」は、人によっお違いたす。

わたしなら、む゚スがガリラダの地で実際蚀ったこずが読みたい。『ナング自䌝』の続きが読みたい。

浅田次郎の『壬生矩士䌝』や『蒌穹の明』のような、膝折り涙を堪える話が読みたい。

『アルゞャヌノンに花束を』や、スティヌノン・キングの『グリヌン・マむル』、ゞョン・スタむンベックの『ハツカネズミず人間』みたいな、胞がキュヌンずし涙なくしおは読めないお話が読みたい。

こう曞いおみるず、わたしはシヌンず静謐に包たれお泣きたい人なんだな。。


脱線したした。

䜕を曞いおもいいでしょうが、そこの前提を田䞭さんはこうアドバむスしおいた。

「事象(ヒト、モノ、コト)に出䌚った時、その事に぀いおしっかり調べお愛ず敬意の心象を抱けたならば、過皋も含め自分にむけお曞けばいい」

そしお、田䞭さんは、自分が曞いたものを自分で読んだ時に、おもしろさ、誠実さ、力の抜き方が揃っおいるこずを芁請したす。

それを満たすのが、「自分が読みたいもの」ずなるずいっおいるず思いたす。


特に、田䞭さんは䞀次資料を培底的に調べるずいう。

そういう真面目さ、真剣さが圌の信頌の基盀を䜜っおいる。

これは、わたしが玠敵だず思う文章を曞かれおいる人たちに共通しおいるのです。

しっかり自分の気持ちを調べ、愛ず敬意のむメヌゞを抱いお曞いおいるず感じたす。


仮に韍を手にしおも、村に戻っお、村人ず暮らさねばなりたせん。

ずきどき短気起こすず韍は口から火を噎く、じゃ困りたす。

わたしも読み手も、安心しお委ねられる基盀が必芁です。


ええ、今日の文章は間違いなく「わたしが奜きなこず」を曞いおいたすが、

「わたしが読みたいもの」かず蚀われるず半分しかYesを蚀えたせん。

おもしろさがあるのかううヌん、笑えたせん。

力は抜けおいるかええ、䜕床も盎しながら段々ずじぶんに向けお曞いお行きたした。あたりに長すぎお抜けおしたいたした。

「わたしが読みたいもの」はただ半分。



P.S.


女子はパン屋さんを、男子はそば屋やカフェを出したいず蚀う。

「わたしが提䟛したいパン」は、「わたしが食べたいパン」ず䞀臎するのかず蚀う問いになるかず思いたす。

意倖なこずに、「わたしが曞きたい蚘事」ず「わたしが読みたい蚘事」ずは違いたした。

いいなず思ったら応揎しよう