ヨメより家具!俳優より家具!ヤマネさんの愛しき家具道(319日目)
こんにちは、アラカンいんこです。
今日の話題は、我が雑記帳の人気キャラ、ヤマネさん(旦那さん、仮名)について。
彼の秘めたる1面を、皆さまの前に、つまびらかにしてみませうv
ヤマネさん、その愛の対象は…

ヤマネさん(旦那さん、仮名)とは、とにかく!家具を愛している男である。
ヤマネさんも、早くに亡くなったヤマネさんのお父様も、同じ家具の会社に勤めていた。
その会社も、今はもうないけれども…。
新婚ホヤホヤの悲劇──ヨメ<家具という衝撃の真実
結婚当時、まだまだ新婚気分が抜けなかった頃のエピソード。
ある日、私は、リビングのソファーに座って、何かしらの書きものをしていた。
振り返ったかなにかのはずみで、私は自分の座っていた革のソファーに、持っていたボールペンで、シュッと線を描いてしまったのだ。
ヤマネさんは、魂ぎるような悲鳴をあげて駆け寄ってきた。
「どいてーっ!」
どいてって、あんた誰に言ってんのさ。
まさか、新婚ホヤホヤのかわいいヨメさんである、このワタクシに言ってるんじゃないわよね?
…と思ったら、まぎれもなく、そのワタクシに対して言ってるのだった。
私は極めてぞんざいに、ソファーから押しのけられた。というか、ほとんど突き飛ばされた。
そうしておいて、ヤマネさんは、泣きそうな顔をして、大切そうにソファーの革を撫でさすりつつ、
「ああああ、もーっ!!これはとてもいい革なんだよ!それなのに、こんな跡なんかつけてーっ!!もーっ!!!」
と、私を非難するのだ。
…何よ、たまたま持ってたボールペンの先が、ちょっと座面をかすっただけじゃないの〜。
そのとき、私は理解した。
私の夫となる人は、ヨメよりも、家具のほうがよっぽど大事なんだ━━と。
銀座SIXでの暴走──全ソファー制覇の野望
とにかく、ヤマネさんは、家具を愛してやまない男である。
家具のなかでも特に、ソファーをみれば、とにかく座らずにはいられない病を発症する。
ずっと前、銀座に新しいビル「銀座SIX」がオープンしたと聞いて、ヤマネさんと二人で出かけたことがあった。
いつ頃だろうと調べてみたら、2017年の話になる。
銀座SIX館内、はじめて見る都会の巨大なビルの屋内空間に、ヤマネさんはキョロキョロ、いんこもキョロキョロ。
地下2階、地上6階で、地上部分は、中央が大きな吹き抜けになっていて、その吹き抜けの周りのスペースには、変わった形をしたソファーがいくつか配置してあった。
呆れたことに、ヤマネさんったら各階をぐるぐる回って、目につくソファーを全て座って回ったのだわさ!
ヨメ、唖然…。
家具のプロが語る、エンドレス・ソファーうんちく
ヤマネさんは現在も、家具を扱う会社に勤めている。
本人申告によれば、ソファーのデザインもやってるとか。
そのせいか、ソファーのデザインには、彼なりに強いこだわりがあるらしい。
曰く「若い人には、若い人にあうソファーデザインがあり、年寄りには年寄り向きのデザインがある。座面の高さ、クッションの具合、ウレタンの沈み込み具合、すべて異なる。ソファーを購入する場合には、年齢にあったものを購入すべきだ。」
放っとくと、いつまでもエンドレスでうんちくをしゃべっているほどなのだ。
ドラマも散歩も、すべては家具のために
テレビドラマを見ていても、あろうことか、俳優ではなく家具ばかり見ている。
私の
「あのシーンよかったねえ、ヒロインのセリフ、ヤマネさんはどう思う?」
という問いかけに、
「うん、あのシーンで使われていたのはカリ○クの家具だった!」
と答える始末だ。
「あのヒロインは普通のOLなはずだろ。
それが、ダイニングにあるのが××家具のダイニングセットって、おかしくないか?あのダイニングセットは、すんご〜く高いんだぞ!
一介のOLに、××家具のダイニングセットが買えるはずがないだろう。」
そんなこと、知ったこっちゃないわな!
こんなことも。
二人して探鳥ウォーキングをしている時に、建てられたばかりの、真新しい家を見かけることがあるのだが。
「わあ、素敵ねえ〜」
などと、一般的な感想を述べる私に対して、ヤマネさんはというと…。
「窓が小さい!あの窓からは、家具は搬入できん!俺は、あの家は気に入らん!」
びしっ!と、その窓を指差したりする。
家具が搬入しやすい家か否か━━ヤマネさんの興味は、ただその一点に尽きるのだ。
そして伝説へ…
史上最弱のイキモノにして、歯ナシ。
そして、無類の家具好きという属性も併せ持つ。
━━ヤマネさんというのは、そういう不可思議なイキモノなのである。
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