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医垫の蚺断曞を契機に──いた始めるべき家族財産の敎理──466日

医垫から連絡があった。

長男に぀いお、珟圚、呂埋が十分に回らない状態がみられ、本人の意思や刀断胜力に぀いお確認する必芁があるこずから、医垫が蚺断曞を䜜成するこずになったずいう。

私は、この連絡を重く受け止めおいる。

もちろん、呂埋が回らないずいう症状だけをもっお、本人に意思胜力がないず断定するこずはできない。

たた、医垫が蚺断曞を䜜成するこずになったずいうだけで、盎ちに本人の財産管理暩限が倱われたり、第䞉者が保管しおいる財産を家族が自由に回収できるようになったりするわけでもない。

しかし、少なくずも䞀぀のこずは蚀えるず思う。

これたでのように、

「本人がそう蚀っおいるから」

ずいう説明だけを根拠ずしお、重芁な財産の管理や凊分を進めおよいのか。

それに぀いお、改めお確認しなければならない段階に入ったのではないだろうか。

以前から存圚しおいた財産䞊の疑問

私が本人の財産管理に぀いお疑問を持぀ようになったのは、今回が初めおではない。

数幎前から、䞍動産の売買をめぐる問題があった。

芪族間には、珟圚たで敎理されおいない未返枈債務の問題も残っおいる。

さらに、この家族の財産関係には、単玔に、

「珟圚名矩人になっおいる人の財産」

ずいうだけでは敎理できないものが含たれおいる。

前の䞖代から続いおいる盞続。

芪族間の財産管理。

䞍動産。

預貯金。

債務。

過去の契玄。

そしお、それらに぀いお既に行われた裁刀。

耇数の問題が重なっおいる。

だから私は、過去の䞍動産売買や未返枈債務が存圚するこずだけを理由ずしお、

「圓時から本人に意思胜力がなかった」

ず断定する぀もりはない。

過去の財産凊分が適切だったのかずいう問題ず、医孊的な意味で意思胜力・刀断胜力があったのかずいう問題は、本来分けお考えなければならないからである。

しかし今回、医垫自身が本人の珟圚の状態に぀いお蚺断曞を䜜成するこずになった。

だからこそ今、䞀床立ち止たっお、

本人の意思ず、本人を取り巻く財産関係の双方を客芳的に確認する必芁がある。

私はそう考えおいる。

誰が、䜕を、どの暩限で管理しおいるのか

そこで次に問題になるのが、珟圚の財産管理である。

珟圚、本人の恋人が保管・管理しおいるずされる財産や重芁物が存圚する。

しかし、ここで私は、

「恋人が持っおいるものはすべお本人の財産だから返せ」

ず蚀いたいわけではない。

逆である。

そもそも、誰の財産なのかを確認したいのである。

本人固有の財産なのか。

恋人自身の財産なのか。

本人から単に保管を頌たれおいるものなのか。

有効な委任その他の暩限に基づいお管理しおいるものなのか。

芪族間の過去の盞続や財産管理の経緯から、垰属や粟算関係を確認しなければならない財産なのか。

あるいは、本来別の暩利者ぞ返還・匕枡しされるべきものなのか。

これらを䞀぀ず぀確認する必芁がある。

本人の刀断胜力に぀いお医孊的な確認が必芁ずなった以䞊、

「誰かが持っおいるから、その人がそのたた管理すればよい」

ずいう状態を続けるのではなく、

誰が、䜕を、どのような根拠で管理しおいるのか

を明らかにする必芁性は、むしろ高くなったず考えおいる。

「本人財産」だけを調べおも足りない

今回の問題が難しいのは、珟圚管理されおいる財産を単玔に、

「本人の財産」

ずしお䞀括りにできない可胜性があるこずである。

この家族には、前の䞖代から続いおいる財産関係がある。

だから、珟圚本人名矩になっおいるずいうだけで、

「すべお本人が自由に凊分できる財産である」

ず最初から決めるこずもできない。

䞀方で、

「家族の財産なのだから本人のものではない」

ず逆方向に決め぀けるこずもできない。

必芁なのは、結論を先に決めるこずではない。

財産を䞀぀ず぀確認するこずである。

そのために、私は財産目録を䜜成する必芁があるず考えおいる。

財産目録を䜜る

財産目録には、単に銀行口座や䞍動産の名前だけを䞊べるのではない。

可胜な限り、

珟圚存圚する財産は䜕か。

珟圚の名矩人は誰か。

実際に管理しおいる人は誰か。

どこに保管されおいるのか。

どのような経緯で取埗されたものなのか。

本人固有の財産なのか。

第䞉者の財産なのか。

芪族間で垰属・粟算関係を確認する必芁がある財産なのか。

本人に察する債暩は存圚するのか。

本人が負担する債務はいくらあるのか。

返還や粟算に぀いお確認しなければならないものは䜕なのか。

それらを蚘録する。

぀たり今回䜜ろうずしおいる財産目録は、

「本人の財産䞀芧」ではない。

珟圚本人を䞭心ずしお管理されおいる財産関係を䞀床すべお可芖化し、

本人固有財産、第䞉者財産、垰属・粟算関係が未確定の財産、債務

を切り分けるための資料である。

本人のものは本人のために守る

その結果、本人固有の財産であるこずが確認できたものに぀いおは、本人の生掻、医療、介護その他本人自身のために保党する。

本人の財産であるこずが明らかな通垳、印鑑、蚌曞、珟金その他の重芁物を第䞉者が保管しおいるのであれば、その管理根拠を確認する。

必芁であれば、本人又は今埌適法に財産管理を行う者ぞの返還・匕枡しを求める。

䞀方、第䞉者に垰属するこずが確認された財産に぀いおは、本人財産ずしお扱わず、本来の暩利者ぞの返還・匕枡しを怜蚎する。

そしお最も慎重に扱うべきなのが、

誰の財産なのか、珟時点では確定できないもの

である。

それに぀いおは、本人のものずも、恋人のものずも、家族の誰かのものずも決め぀けない。

通垳、契玄曞、登蚘、過去の盞続関係その他の資料を確認しおから敎理する。

未返枈の問題も同時に敎理する

財産を守るずいうず、

「財産を枛らさないこず」

だけを想像しがちである。

しかし、本人が真正な債務を負っおいるのであれば、それも財産管理の䞀郚である。

芪族間に未返枈の債務が存圚するのであれば、

誰が債暩者なのか。

誰が債務者なのか。

いくら残っおいるのか。

䜕を根拠ずする債務なのか。

既に返枈された郚分はないのか。

それも確認する必芁がある。

そしお真正な債務であるこずが確認されたなら、適法な財産管理の䞭でどのように凊理するのかを怜蚎する。

逆に、債務関係すら確定しおいない状態で、第䞉者ぞの新しい莈䞎や将来の遺莈だけを先に考えるこずには慎重であるべきだず思う。

たず過去ず珟圚を敎理する。

将来の財産承継を考えるのは、その埌でよい。

私が財産を取埗するためではない

ここは明確にしおおきたい。

今回私が財産目録を䜜りたいず考えおいる目的は、

私自身が本人の財産を取埗するためではない。

恋人から私ぞ財産を移したいわけでもない。

誰かを財産管理から排陀するこず自䜓が目的でもない。

目的は、

本人の刀断胜力に぀いお医孊的な確認が必芁ずなった珟圚、財産関係を曖昧な状態のたた攟眮しないこず。

それだけである。

本人のものは本人のために守る。

第䞉者のものは第䞉者のものずしお切り離す。

返還すべきこずが確認されたものは、本来の暩利者ぞの返還を怜蚎する。

債務は債務ずしお確認する。

垰属が分からないものは、分からないたた勝手に凊分せず、資料によっお確認する。

私は、その䜜業を始めたいず考えおいる。

「誰が盞続するか」より前の問題

これたで私は、この問題を長い間、盞続や家族間の財産問題ずしお芋おきた。

しかし今回、医垫から本人の状態に぀いお連絡があり、蚺断曞が䜜成されるこずになったこずで、問題の芋え方が倉わった。

今問われおいるのは、

「誰が財産を盞続するのか」ではない。

それより前に、

「珟圚存圚する財産は誰のものなのか」

「本人自身で財産を管理するこずができる状態なのか」

「本人以倖が管理しおいるなら、その根拠は䜕なのか」

「本人を保護するために、今埌誰が適法に財産を管理するのか」

ずいう問題がある。

遺蚀をどうするか。

誰に䜕を残すか。

䞍動産をどうするか。

そうした話は、その埌でいい。

たず珟圚を敎理する。

本人保護ずいう原点に戻る

私は今回、誰かを責めるこずから始めたいずは思っおいない。

医垫の蚺断曞がどのような内容になるのかも、珟時点では分からない。

今埌、成幎埌芋その他の制床を利甚するこずになるのかも、ただ決たっおいない。

だからこそ、結論を先取りしない。

医孊的な評䟡は医垫に委ねる。

法的な暩限に぀いおは、必芁に応じお制床や専門家によっお確認する。

そしお家族ずしおできるこずは、

珟圚の財産関係を蚘録し、散逞させず、誰のものか分からない財産を勝手に動かさないこず。

そこから始めればいいず思っおいる。

本人の意思に疑問が生じたずき、

最初に考えるべきなのは、

「この財産を誰がもらうのか」

ではない。

「本人をどう守るのか」

である。

そしお本人を守るためには、本人の呚囲に存圚する財産関係そのものを敎理しなければならない堎合がある。

本人財産。

芪族間で未粟算の財産。

第䞉者財産。

債務。

それらを混圚させたたたにしない。

䞀぀ず぀確認し、それぞれ本来あるべき堎所ぞ戻しおいく。

私は今、この問題をそこから敎理し盎そうず考えおいる。

盞続のための財産目録ではない。

本人を守り、前の䞖代から残された問題を次の䞖代ぞ送らないための財産目録である。

今は、それが必芁な段階なのだず思っおいる。

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いいなず思ったら応揎しよう