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【ボカロ】好きなボカロアルバムランキング50

どうもロック山石です。
さて今回はタイトル通り、好きなボカロアルバムランキング!!!
もう馬鹿みたいに本文長いから前置きはサクサク行くぜ。

自分は今年に入ってからボカロアルバムをマジでイカれたペースで聴きまくってまして。とにかく「ボカロが入ってりゃ一回聴いてみるか」の精神で掘りまくってたのよ。

で、そうやって聴いていて思ったんですけど、
ボカロのアルバムについて語ってる記事って意外と少なくない???

というわけで今回は、今の俺が特に好きな50枚をランキングにしてみました。

当然ながら歴史的重要度とか売上とかではなく、完全に俺がどれだけ好きかランキングです。なので「なんであれが入ってねえんだ!!」とか「それがその順位!?」とかはあると思いますが、その辺はぜひ各々のランキングを作って殴り合いましょ。

この記事をきっかけに一枚でも「これ知らんかった、聴いてみよ」と思えるアルバムが見つかったら最高です。ではどうぞ!!!

50位 Mane Laundering 『Reflections Of Mane Laundering (The Anthology)』 (2012年)

ボカロで本格的な60sのブリティッシュ・ビートをやっちゃっている超絶激渋アルバム。
何がいいって古臭さを隠そうとしないところね。むしろ「この古臭さがええんじゃ!」と言わんばかりに、とことんシンプルなバンドサウンドを真正面から鳴らしているとこに、何十年も味を変えない老舗ラーメン屋の頑固大将みたいな深い愛と漢気を感じて痺れまくりですわ。

49位 Chiquewa 『Rejoicing』 (2021年)

R&Bやジャズなんかを得意としてきたChiquewaがポップスに全振りしたらこうなりました的な一枚。
リズム隊はグルーヴィーだし、ホーンセクション鳴りまくりでアレンジは豪華。おれは音数の多いゴージャスなアレンジとキャッチーなポップスが大好物だからもう為す術ないよね。そして何より巡音ルカの声が良い。ちょっと落ち着いた大人っぽい歌声が、豪華なバンドを後ろに従えて歌う大人のお姉さん感があって最高なんすよ。
お姉さんキャラも好きなので、もう俺に抗う術はありませんでした。

48位 ODDEEO 『SUNSET_MEMORIES』 (2016年)

キラキラ光るシンセ、深いリバーブ、むせび泣くサックス。
80年代の記号をこれでもかと詰め込んで、80年代再現ってより「ぼくのかんがえたさいきょうの80sぽっぷす」な一枚。こういう煌びやかな80s風ポップなんてなんぼあってもいいですからね。無機質でデジタルな質感を持つボーカロイドの声と、このネオンギンギラサウンドが合わないわけがないのよね。

47位 TakeponG 『CHOM-P BEST TRAX!』 (2009年)

オウフwwwいわゆるストレートな初期ボカロキタコレですねwww
って脳裏に”あの頃”のオタクがよぎるくらい、”あの頃”のボカロが楽しめるアルバム。

とにかくいま聴くとノスタルジックなんだよね。打ち込み感丸出しのチープな音と、滑らかじゃないカクカクした歌声が時代感じて。80年代のシンセポップとかもそうだけど、当時最先端だった音が時間の経過で古びて、「その時代の音」になるってのにめっぽう弱いのよ。進んだ時間は戻らないんだぞってことを突きつけられる気がして涙止まんねえのよ😭😭😭

46位 夕立P 『シュースタ![TOKYO6 ver.]』 (2024年)

小春六花、夏色花梨、花隈千冬のTOKYO6三人衆によるアイドルポップ……なんだけど、俺にとっちゃもう完全にきららアニメOPなんだなぁ!!! (腕を広げる岡田斗司夫)

かわいい女の子3人! 明るくてキャッチーな曲! 爽やかに重なる歌声!あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~

45位 Neru 『世界征服』 (2013年)

小2の時の通学班の班長が、銀魂のツッコミをしつつカゲロウデイズ、脳漿炸裂ガール、そしてこのアルバムの「ロストワンの号哭」を歌ってくる奴だったせいで、黒歴史製造機として長年避けていたアルバムだったけどめちゃくちゃかっけえアルバムだった。

思春期の焦燥感と怒りをそのまま叩きつけたような鋭角なギターと、鏡音リン・レンのハイトーンボイスが最高にかっけえ。黒歴史じゃなく、普通に歴史に残る名盤でした。

44位 そそそ(津久井箇人) 『NEXT (Ver.i) feat. 初音ミク』 (2008年)

90年代avexに初音ミクが紛れ込んだみたいなアルバム。小室哲哉直系のデジタルサウンドと初音ミクこの組み合わせが全く違和感がないどころか、むしろ”正解”なんだよね

これ何でこんなにハマるのか考えてみたんだけど、90年代のTKサウンドって、打ち込みやシンセを突き詰めてどんどん電子化していった音楽だったじゃないですか。でも、どれだけデジタル化が進んでも最後まで生身のまま残っていたのが人間のボーカルだったわけ。

その最後に残された最後のピースを、初音ミクという電子の声で埋めたのがこのアルバムなんだよね。そりゃ合うわ。

43位 sasakure.UK 『ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?』 (2010年)

大名盤って言葉がこれほど似合う一枚もそうそうない。
楽曲のクオリティ、緻密に組み上げられたアルバム全体の構成、そして終末世界っていう壮大なコンセプト。そのすべてに隙がなさすぎて、もはや「畏怖」なんだよね。

序盤はチップチューン軸の可愛らしい音で「ええやんええやん」とスマホいじりながら気楽に聴いてられるけど、中盤のシリアスゾーンに入るとスマホを放り出し、だんだん姿勢まで良くなってくる。そして「しゅうまつがやってくる!」からはもう、村の長老から世界の終焉を予言された若者みたいな神妙な顔つきになっちゃう。

なかなか気軽には手が伸びんけど、聴くたびに「やっぱとんでもねえな……」って圧倒される恐ろしい1枚。

42位 yuxuki waga 『Evergreen』 (2012年)

あの『しかのこのこのここしたんたん』の曲を生み出したyuxuki wagaということで、「どんな電波ソングが飛んでくるんだ」と身構えて聴いたら、めちゃくちゃ普遍的ポップスでひっくり返った。

柔らかく広がるエレクトロニカと、生楽器の温度がじんわり混ざり合っていて、とにかく耳当たりが良くまさにエバーグリーンな音像。これが12年後ぬんシカノコノコノココシタンタンしてるから人生は面白いっすね。

41位 COOL&CREATE 『とうほう☆みくれいむ』 (2025年)

ごめん東方が絡んだ時点でおれの持つ客観性は博麗大結界の向こう側へ吹っ飛んじゃうのよ。こんなんジャケット見た時点で高評価だから。

いやだって「Bad Apple!!」「チルノのパーフェクトさんすう教室」「Help me, ERINNNNNN!!」が一枚に入っていて、しかもミクさんのボーカルで楽しめるってもう、ねえ????????

40位 whoo 『音のない部屋の中で』 (2010年)

演奏のほとんどが生録音で、もう音の一粒一粒からちゃんと体温を感じるんだけど、そんな生音のど真ん中にいるのが、バリバリ人工物である初音ミクっていうのがまた面白い。

普通なら浮きそうな組み合わせなのに、なんかログハウスに差し込む淡い光的な感じで、儚くて幻想的な風景を完成させてるのよね。
ボカロってこんなにあったかい音するんだなあって感心した1枚。

39位 namitape 『Flitter』 (2023年)

あまりにも深夜徘徊。そして秋な。秋の深夜徘徊な。
深夜テンションの高揚感に任せて外へ出たものの思ったより寒くて、歩くほどに少しずつテンションが萎えて不安になっていくあの感じな。

前半はキャッチーで軽快なシンセポップなんだけど中盤以降はインストへ傾いて音楽そのものが人気のない空間に行くんだけど、そのインストのリミナル感がまた凄まじいのよね。これからの時期の深夜徘徊のお供にぜひ

38位 Various Artists 『0401 - The Best Days of 重音テト 2026』 (2026年)

今や初音ミクと並ぶツートップの貫禄すら漂わせる、31歳キメラのベストコンピレーション。

おれは2024年辺りの重音テトブームをきっかけに、再びボカロを熱心に聴くようになったんだけど、このアルバムは「ライアーダンサー」「オーバーライド」「イガク」「メズマライザー」と、まさにその頃よく聴いていた曲が収録されているから、聴いてると高校時代思い出して泣けてくるんすわ。あと自分は重音テトと誕生日が一緒って点でも思い入れが強い。

37位 supercell 『supercell』 (2009年)

「メルト」「ワールドイズマイン」「ブラック★ロックシューター」「恋は戦争」「初めての恋が終わる時」とボカロ史を語る上で避けて通れない曲がこれでもかと詰まっていてもはやボカロの正倉院……いや今聴いてもめちゃくちゃ最高だから正倉院超えてるわ。歴史扱いするには現役すぎるわ。いやー名曲は色褪せないっすね〜〜〜

36位 RED 『BURN RED FOR LIFE』 (2023年)

2010年代EDMばりの派手なビルドアップと高揚感があって聴いててなんか懐い。でもサウンドはエレクトロエレクトロせずに、バンドサウンドもだいぶ前に出てきてくれてるからロック好きとしては大歓喜。

ちょっと前、夜更かしの勢いのまま地元の山頂まで行って、日の出を待ちながらこのアルバムを再生したことがあるんだけど、なんか太陽観た瞬間「世界始まったわ……」っていう謎の全能感に包まれました。時間に余裕がある人は、ぜひ夜明けと一緒に聴いてみて。

35位 瀬名航 『せなのおと2』 (2019年)

瀬名航さんはほんとシンプル良い曲すぎて書くの難しいんだよなーーーーーー。ほら、日光浴の気持ちよさをめちゃくちゃ長文で語るのってムズいじゃん?「気持ちぇぇ……」で終わるじゃん?それと同じなんだよなー。

とりあえず音楽性説明すると、なんと言っても抜群のメロディ、可愛らしいチップチューン、柔らかなギター、そして日常の何気ないとこを拾い上げる歌詞とで……あぁもういいや気持ちぇぇ……

34位 KEMU VOXX 『PANDORA VOXX complete』 (2013年)

高速ギター、暴れ回るピアノ、ド派手なシンセ、限界突破した高音。そして「人生をやり直す」「神に運命を支配される」「世界から存在を消される」といった中二病のフルコースみたいな歌詞……
いやぁーーー!ボカロって感じですよねぇ!!!ボカロってこういうイメージだよ俺!
うごメモでよくオリジナルMV見てたなぁ……😭

33位 Last Note. 『first trip』 (2012年)

こんな可愛らしいジャケットからどストレート爆熱ロックサウンドが飛び出してくると思わんじゃん? これがギャップ燃えか。
ジャンルで言えばボカロックなんだろうけど、もはや「激アツ」って音楽ジャンルにしていい気がする。ポップパンクやエモに、アニソンやゲーム音楽乗っけた感じって言ったら伝わるかな?
激アツ漫画『魁!!男塾』で例えると、極小路秀麻呂が驚邏大四凶殺で塾旗を掲げきった時くらい熱い。

32位 ナユタン星人 『ナユタン星からの物体Y』 (2017年)

関暁夫「ギターリフ、四つ打ち、そして無機質なボーカル。
使われている要素はシンプル。
なのに、一度聴いたら頭から離れない。

これ、単なる中毒性で片付けていいんでしょうか?

もし……ナユタン星人が、地球人がどんなリズムに反応して、どんなメロディを“気持ちいい”と感じるのか、すでに把握しているとしたら?

つまり!侵略というのは、ある日突然、巨大な宇宙船が空を覆うことじゃない。
もっと自然に。もっと気づかれない形で。人間の耳から入り込んでくる。

……侵略は、巨大な円盤に乗ってやって来るんじゃない。
もしかしたら最初から、“円盤”そのものとして届いていたのかもしれませんねぇ……

信じるか信じないかは、あなた次第です。」

31位 平田義久 『この夏のすべてL.P.』 (2018年)

「夏の全て」つってもギラッギラに照りつけるようや真夏じゃなくて、8月の終わり、夕暮れどきにふっと吹く涼しい風みたいなアルバム。
肩の力の抜けたサウンドを漂う初音ミクの素朴で涼しげな歌声が風鈴みたいに心地よく響くのよ。

俺、かせきさいだぁやのんのんびより的な少し寂しくてノスタルジックな日本の夏に死ぬほど弱いんだけど、このアルバムはまさにそれ。
岐阜の郡上行って長良川で遊んだ時に聴いたんだけどまじ最高だったな。

30位 メル 『Funeral』 (2019年)

大号泣アルバム😭😭😭
『ALARMS』期のGalileo Galileiを思わせる、ドリームポップ、インディーロック寄りのギターロックで幻想的で淡い音像がめちゃくちゃあったけえんだ……

特にやばいのがラストの「キッズ」。ここまでボーカロイドの声で進んできたアルバムの最後に、満を持して本人の歌声が現れるんだけどこれがまたいいんだ…………
んでこの『Funeral』ってタイトルは、「一度死んで、生まれ変わりたい」という思いが込められているらしいんだけど、そのこと踏まえるとアルバムの最後で初めて本人の声が響くことまで、なんだか生まれ変わりの瞬間みたいに聴こえてくるんだよなぁ…………泣くしかなくない?

29位 サツキ 『Critical Damage』 (2026年)

まず29曲という物量でタコ殴りにし、次に異常な音数でとどめを刺し、美メロで死体蹴りしてくる攻撃力高すぎアルバム。

しかも手数が多いこと多いこと。一曲一曲が短めだし、曲展開も目まぐるしく変わるし、曲ごとに合成音声キャラがワラワラ登場し、後半には魔改造されたリミックス陣が雪崩れ込んでくるから、慣れることなく最後までなぐられつづけるんすわ。
もはや音楽の形をしたショート動画って感じなんだけど数年後にはマジで時代が産んだ歴史的傑作扱いされてそうな1枚。

28位 TOKOTOKO(西沢さんP) 『ぼくの魔法使い』 (2014年)

恋愛の楽しい部分だけ疑似体験できるみたいな大名盤。
とにかく小気味いいギターカッティングと、キャッチーすぎるメロディ浴びてると別に何も起きてない普通の風景まで輝いて見えてくるんですよね。それってもう”恋”じゃん。やっぱ恋と音楽は魔法っすね。

27位 Omoi 『ファーストワルツ』 (2017年)

シンセロックの皮を被った音響兵器。
マジで一回聴いてみてほしいんだけど、シンセの音が完全にビーム。しかもヤワなビームじゃないのよ、もう波動砲なのよ。浮遊大陸が消し飛んだ理由はこれ。そしてビームシンセが目立つけど、ドラムもベースもギターも全員が常に戦闘意欲マシマシで圧がすごい。それなのにメロディはノーベル平和賞クラスにキャッチーだからこれにはガミラスもびっくり。

26位 髥莏 『FullAlbum (1)』 (2023年)

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25位 瀬名航 『せなのおと3』 (2024年)

プッチンプリンじゃなくて森永の焼きプリン。チキンラーメンじゃなくてラ王。香薫じゃなくてシャウエッセン。これが俺にとっての『せなのおと3』のイメージ。

これどういうことかって言うとこのアルバム、今まで通りの抜群のグッドメロディと親しみやすさはそのままに、アレンジの引き出しと音の厚みがグッと増してるのよ。
で、この進化具合がまた絶妙で、高級フレンチに行くような背伸びした感じじゃなくて、いつもの帰り道にスーパーで普段よりちょい高いプリンを買って帰るような超ささやかな進化なんだよね。

この親しみやすさがホントたまらん。ど庶民のおれは瀬名航のアニキに一生ついて行くよ。

24位 Magnolia Cacophony 『(come in alone) with you』 (2024年)

ボカロ!シューゲイザー!かわいい女の子!はい役満!俺の好きなもんしかないじゃないか!

んで、ボーカルの人選がまたたまらんのよね。輪郭のくっきりした声で轟音を正面から切り裂いてくる重音テト。幼く頼りない声のまま、ノイズの奥へ沈んでいく歌愛ユキ。この対照的な二人の使い分けがまあ上手い。

一口にシューゲイザーといっても、感情を爆発させることもできれば、全部をぼやかして夢の中へ逃げ込むこともできるじゃん? このアルバムでは、テトとユキの声の違いがそのまま二つの方向性にハマっていて、その振れ幅を存分に見せつけてくれる。
ボカロ作品として面白いのはもちろんだけど、それ以前に一枚のシューゲイザー作品として聴いて欲しい1枚。

23位 livetune feat. 初音ミク 『Re:Package』 (2008年)

初音ミクメジャー初作品となった歴史的な一枚──なんだけど、個人的にはそんな歴史的意義より言いたいことがあってですね。
これ、個人的にだいぶ最強のFrutiger Aeroなんすよ。

まずジャケットからそうじゃん?白で明るい背景に、ミクの鮮やかな水色、足元にはなんか透明感のあるキラキラ。これもう2008年のパソコン売り場に紛れてても誰も気づかんよね。

そして鳴っている音もド直球。エレクトロサウンドはとにかく透明でキラキラしてるし、初期初音ミク特有の拙い歌声は、むしろ「人間じゃなく機械が歌っている!」ってことが一発で伝わるようになっていて、たまらない未来感を醸し出しているんですよね。

しかもこれが出たのは2008年。だから後年になって再現されたFrutiger Aeroじゃなくて、その時代の空気をそのまま吸って生まれた天然物ってわけ。みんなもこれ聴いてWii Sportsやって2008年に帰ろうぜ。

22位 23.exe 『WALK』 (2020年)

エレクトロとヒップホップをええ具合に混ぜたゆるゆるラップが堪能できるアルバム。ミクさんのラップはうめえし可愛い。あと何より好きなんがこの洒落た生活感。

この初音ミクはネギってよりブルーボトル片手に歩いてそうだし、インスタのハイライトは「♡‎‎‎²」「friends」「h s」みたいにして整理そうだし、ノートにはMen I TrustやClairoなんかを載っけてそうだし、バイトはDEAN & DELUCAやTHE CITY BAKERY的なとこでしてそうだし、夜はAPFRのお香焚いて間接照明だけで過ごしてそうだし、好きなYouTuberは都のオワリですチャンネルとかそう。

21位 青屋夏生 『日記』 (2017年)

言葉で説明すると魅力が抜け落ちそうだから多く語らんけど、ザ・スミス、Radiohead、syrup16g、plenty辺り好きな人はたぶん帰ってこれなくなると思う。「できれば10代の頃に」を聴いたら言ってる意味分かるはず。

20位 KAIRUI 『星の私』 (2025年)

すげえミニマルで繊細な電子音楽。
ちっちぇちっちぇ電子音がアンビエント的な余白の中に静かに配置されていてめちゃくちゃリラックスできる。

ずっと聴いててもマジで耳が疲れないし、気づけばこっちまで水にたゆたってるような気分になるんよね。この感じ何かに似てると思ったら、水族館のクラゲいるコーナーだわ。

19位 鶴田加茂 & MOSAIC.TUNE feat. 初音ミク 『みんなみくみくにしてあげる♪~Heartsnative2~』 (2012年)

「みくみく」「ダブルラリアット」「ルカルカ」「ワールズエンド」「マトリョシカ」「ハピシン」「千本桜」……!?!?!?!!!!???!!

ボカロの満漢全席か!!!!!!!!!!

ボカロ史に輝く超弩級のメガヒット曲ばかりを集めたカバー集ってだけでカロリー過多なのに、それを電波ソング風アレンジで味付けするという暴挙。足し算しか知らんのか??

でもどんなフレンチだろうと寿司だろうと満漢全席だろうと、上からカレーぶっかけたら全部問答無用でカレー味になるじゃないですか。それと同じで、時代も作者も違う超有名曲たちが電波というルーで一気に煮込まれることで本来じゃありえなかった統一感が生まれていて、めちゃくちゃ最高に楽しい一枚に仕上がっている。
音楽とカレーって凄いわ。

18位 ピノキオピー 『HUMAN』 (2016年)

ピノキオピー本人のエネルギー全開な肉声と、初音ミクのツインボーカルがバッキバキに炸裂する大傑作なんだけど、さすがでぇベテランPということでミクの使い方が上手い上手い。声の使いどころを完全に理解って(わかって)いて痒いところに手が届きまくり。

んでとにかくこのアルバムはエネルギーがすごいんだよな。生命力というか、まあ下品だけど受精がイメージされるんすわ。
肉声とミク、ゴリゴリでアッパーなダンスビートと皮肉の効いたユーモアが混ざりあってて……な!!

あと楽曲の節々でアクセントとして使われる「ゆっくり音声」がまた最高なのよ。霊夢からボケ方を学び、魔理沙からツッコミ方と未解決事件と世界史を学んで育った俺としてはあの声が聞こえるだけで実家のような安心感を感じるわけなのです。

17位 Various Artists 『MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES “はじめまして、初音ミクです”』 (2011年)

1番好きなライブアルバム。2011年にロサンゼルスで開催されたライブアルバムですな。
初期ボカロの超強力なベスト盤として聴いても100点満点なんだけど、このアルバムの魅力はやっぱり生バンドのバッキバキの演奏と、観客の大歓声が合わさってるとこよね。
日本の片隅、パソコン1台、DTMソフトの中から生まれた音楽が、ネットを沸かせ、海を越えて異国の何千人もの人を熱狂の渦に巻き込んでいるという事実がアツすぎる。

16位 カルロス袴田(サイゼP) 『ダイナミック自演ズ2016-2020』 (2021年)

電波ソングとポップパンクの良いとこ取りみたいなアルバム。

僕 パンクロックが好きだ ああ やさしいから好きなんだ(甲本ヒロト)

僕 電波ソングも好きだ
いやだってまず第一可愛いでしょ????で中毒性が異常なんだなぁ………んでんで一曲の中に詰め込まれてる情報量バカ多くて、テンションも展開も狂気的なのに「ハイハイふざけた曲ね」で終わらず、むしろ聴けば聴くほど構成とかメロディとかアレンジが妙にしっかりしてるの分かってきて、こんだけ好き放題やってるのに曲として成立してるの何???ってなるから好きなんだ。(俺)

15位 cosMo@暴走P feat. 初音ミク 『初音ミクの消失』 (2010年)

中学生の頃、クラスにいたオタクたちが「初音ミクの消失」をずっと早口言葉みたいに練習していたせいで、俺は長いことこれを「高音厨音域テスト」みたいなネタ曲だと勘違いしていました。
あのオタクの罪は重い。普通にコンセプトアルバムのどえらい大名盤でした……

一番衝撃だったのは、あの異常な超高速歌唱が、ただ「初音ミクにこんな早口させたら面白くね?www」でやってるわけじゃなかったってこと。

その早口が「ボーカロイドが自我を持ち、やがてアンインストールされ消えゆく運命」を表現するためのものだったんだと気づいた瞬間、数年単位の勘違いが吹き飛んで全身に鳥肌が立ったよね。オタクには早口で歌う前に早口で解説してほしかったです。

14位 ラマーズP 『I say love』 (2014年)

ラマーズPの初音ミクはガチでマジで世界一かわいいよ!
これ聴いてると『カラフルキッス ~12コの胸キュン!』とか『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』あたりの時代の萌えソングの遺伝子をビンビンに感じるのよね。つまり最高ってこと。

でもただ電波で可愛いだけじゃなくて、「Refugium」や「トキメキ」みたいな、まるで『ひだまりスケッチ』のEDに紛れ込んでそうな真面目な可愛い名曲をサラッとぶち込んでくるのもたまらんよね。

つまりなにが言いたいかって言うとかわいいは正義ってこと。こんな雑なレビューだけど私たちを許してあげなさい。

13位 Orangestar 『未完成エイトビーツ』 (2015年)

簡単にいうと夏と青春の音楽。

でもめちゃくちゃ大事なのは、ここで鳴っているのは、大人が過去を美化して振り返るようなキラキラした青春じゃないし、Ahh~↑↑↑💥真夏🌞🌴のJamboree〜〜〜‼️‼️ レゲエ🇯🇲💃砂浜🏖🌴Big Wave🌊💥みたいなギラギラの夏でもないってとこ。

何者にもなれない自分への焦りを抱えて全力疾走して、その途中で無力さにも気づいてしまう青春。そして、一瞬だけ強烈にきらめいて、気づけば過ぎ去っている夏。そんなイメージ。
透き通る高音と青空を突き抜けるような高速ピアノロックはめちゃくちゃ爽やかなんだけど、一貫して胸を締めつけるような切なさが見えるんだよね。

音作りだけで言えば次回作以降のほうが洗練されてるんだけど、このアルバムの持つ荒削りな初期衝動というか、まさにタイトル通りの“未完成”が放つ力がおれはたまらなく大好きなわけです。

12位 ふわりP 『ふわりPだよっ☆~ゆめのかたち~』 (2014年)

ふわりPの五臓六腑にしみわたるメロディすき
ふわりPの100円ドリップコーヒーのように日常生活に溶け込んだメロディすき
ふわりPの凍てつく街に灯るランタンのように温もりを感じるメロディすき
ふわりPの新たな生命の息吹を感じさせる春風のようなメロディすき
ふわりPの透き通る伸びやかな空に虹をかけ海は澄み渡り人類に平和をもたらすメロディすき
ふわりPすき(直球)

11位 Various Artists 『mikgazer vol.1』 (2012年)

今更説明するまでもない大名盤。でも一つだけ言わせてくれ。初音ミクの声と轟音の溶け合い方、エグすぎ。

まずミクゲイザーってめちゃくちゃ難しいのよね。シューゲイザーって音の壁に包まれる快感が肝なのに、ミクの声はそのまま乗せるとバリ目立って轟音に埋もれず音の膜をブチ破ってきちゃうから。

でもその分上手くハマった時のパワーは抜群でして。やっぱボカロって息遣いや感情を排することができるわけじゃん?だから使い方次第ではシンセやギターと同じ感じのひとつの「音」として扱えて、人間の歌声以上に深く音の壁へ溶け込ませることすらできるんすわ。

で、このアルバムがまさにそれ。ミクのハキハキした涼しげな声が、分厚いギターの霞の中に驚くほど自然に馴染んでる。もうフュージョンかポタラかってくらいの一体感。

聴いてるとミストみたいな心地よさがあるから今年の夏は音の避暑地としてめちゃくちゃ聴いてました。

10位 ex. happyender girl 『ex. pop music』 (2020年)

安っぽい打ち込みによるローファイサウンドと、繋がりそうで繋がらない支離滅裂な歌詞……とにかく壊れかけ感があり、まさにタイトル通りかつてのポップ・ミュージック。ポケモンでいう「けつばん」みたいな、消されたはずのものを無理やり呼び出してる感覚があって深淵覗いてる感がすごい。

ジャンルでいえばベッドルームポップなんだろうけど、ベッドルームで聴くにはあまりにも不穏。金縛りに遭ってやべえ悪夢を見そう。

まあでもジュディマリよろしく思い出はいつも綺麗というわけで、音楽だってある程度ぼやけて輪郭が崩れている方がいろいろ美しく聴こえるのかもしれませんねぇ……

9位 Jamie Paige 『Constant Companions』 (2024年)

これは説明読むより聴いた方が100倍早い。

シンセ、ギター、細かく跳ねるブレイクビーツ、加工された肉声、そして合成音声が右からも左からもそして奥から手前から次々飛び出してくる驚異的な音数の多さ!!!!!!
一曲の中で音が足されて引かれて、リズムもひっくり返って、景色が目まぐるしく変わる展開の多さ!!!!
もうこれ「音のアトラクション」って表現じゃ全然足りんのよ。ティーカップに乗りながらお化けを横に乗せて、そのままジェットコースターのレールを爆走してるみたいな情報量。

そんなカオスな音してんのにそもそもの曲がめちゃくちゃいい曲!!!!!!!
全部の装飾を剥がして鼻歌にしても成立しそうな芯があるから何層音を重ねても、きったねえ筆洗いバケツみたいな地獄色にならず、ちゃんと鮮やかなカラフルに着地するのよね。

まあ言葉で説明するほど遠ざかる気がする。とにかく聴いてくれ。

8位 ピノキオピー 『しぼう』 (2014年)

なんと言っても「すろぉもぉしょん」。俺がボカロの中で一番好きな「すろぉもぉしょん」 。
メッシ級のこの超神曲が入ってるだけでも凄えんだけど『しぼう』のやばいところはアルバムの一体感ね。

「すろぉもぉしょん」が突出した存在なのは間違いないんだけど、他の曲も電子音が軸のポップなサウンド、ユーモアと毒っ気のある歌詞って点で統一されててるから「すろぉもぉしょん」だけが浮くこともなく、アルバム全体で一つの世界になってるんすわ。例えるなら2010-11のペップ・バルセロナ。つまり最強。

んで、ここからはこのアルバムってよりピノキオピーの話。

ピノキオピーって人は、人間とか現代社会だとかのちょっと重くなりそうなものを、一歩引いたところから眺める感じの曲が多いんだけどさ、その一歩引いた視点と初音ミクの相性がめちゃくちゃいいんだわな。人間じゃないミクが歌うことで、人間を外側から眺めているような距離感が生まれるって感じで。
そしてその距離感の妙がアルバムとして一番わかりやすく出てるのが、死生観という人間にとってのクソ重テーマに真っ向から立ち向かった『しぼう』なんじゃないかと思ってますねい。

7位 Astrophysics & Hatsune Miku 『The First Sound of The Future Past』 (2022年)

ブラジルから飛来したシンセウェイヴの大傑作。「Take On Me」、「The Model」、「Enjoy The Silence」といったシンセポップの金字塔をボカロでカバーする発想がもう最高なんだけど、何より痺れるのが80年代の解釈に一切の迷いがないところ。
リバーブのふけえドラム、つめてえシンセ、ふっといベースをめちゃくちゃ盛り盛りにしまくって、聴いてる間ずっとネオンが脳内でギンギラギンなのよ。
6月の雨の日、日曜深夜。誰もいない道をこれ聴きながらドライブしたことがあるんだけど、
その瞬間、乗ってたN-ONEがシボレー・キャバリエになったんだよ。ガチでほんとに。

6位 magic red kids 『We All Escape From the Moon』 (2024年)

はい来ました東方アレンジ!! でもみんなが想像するような電波ちっくなやつじゃなくて、こちらはなんと内省的なタイプのシューゲイザー。幻想郷、全てを受け入れすぎでは?

しかも題材が『東方永夜抄』なの最高すぎる。個人的に永夜抄って東方の中でも夜の寂しさみたいなものが強いというか、ずっとしんみりした空気が漂っている印象があるんですよね。そのメロディを轟音ギターの中にに落とし込むことで、原曲が持っていた郷愁がまた別の形で浮かび上がってくるんすわ。

そして何より凄いのが、東方を知らなくても一枚のシューゲイザーアルバムとして完全に成立してるところ。
メロディの強さはもう言わずもがなだけど、アルバムの前半から後半に向かって徐々に音が開放的になっていって、真夜中から少しずつ朝焼けに向かっていくような構成美があまりにも美しすぎる😭

5位 瀬名航 『せなのおと』 (2017年)

せなのおとシリーズはこれで全作ランクイン!!俺にぶっ刺さり!!
もうね、このアルバムの安心感と安定感はヤバすぎる。ミヤタのヤングドーナツ、味ぽん、永谷園のお茶漬け海苔レベル。

奇を衒った展開で驚かせてくるでもなく、音を詰め込んでリスナーを圧倒するわけでもない。洒落ているし、細かいところまでちゃんと作り込まれているんだけど、それを全然ひけらかさず、雪見だいふくくらいのコンパクトで優しい極上ポップを作りまくるこの職人技よ。

装飾が次回作以降に比べると少ないけどそれがかえって、瀬名航のメロディメーカーとしての凄さをむき出しになってるし、何周しても耳が疲れないようになってる。色々音楽を聴き漁ったあとはこういうアルバムに帰りたくなるんだよなぁ……

4位 Various Artists 『渋谷系 feat. 初音ミク』 (2012年)

「東京は夜の7時」「恋とマシンガン」「ハミングがきこえる」などなど、90年代渋谷系の超ド級名曲カバー集って時点でもうありがとうって感じなんだけど、これがただの原曲再現じゃございません。じゃあ何が特別なんだいっていったら「音」。

これがもうどういう訳か異常なまでに音がぽわぽわしている。うん、ぽわぽわしてんだよ。ぽわぽわ。俺の語彙がこんなになるくらい、ぽわぽわしている。とにかく浮遊感と多幸感がすごくて、すごい。

んでこの妙に人工的で現実離れした音像が、ミクの声とやたら相性がいいんだな。機械の作られた声だからこそ、この夢みたいな音の世界が完成してるってわけ。

で、ここがこのアルバムの一番面白いところだと思ってて。渋谷系って世界中の色んな音楽を吸収しまくって理想のポップスをひたすら追求する音楽だと考えてるんだけど、それを初音ミクという人工的に構築された歌声に歌わせるの、思想として究極の渋谷系じゃないかって密かに思ってる1枚です。

3位 電ǂ鯨 『よるりり(深夜盤)』 (2021年)

キンキンに冷えた電子音、不穏な歌詞、可愛らしいメロディ、そして感情のない無垢な機械の声……………最高か????

ボカロや合成音声が苦手な人って、「やっぱり人間が歌った方が感情が伝わる」とか「肉声の方が温かい」って感じることが多いと思うし、自分も基本的にはそっち派。

でも、この作品に限っては完全に逆なんだよなぁ!!!(荒ぶる岡田斗司夫)
変に人間が感情を込めて歌った瞬間、この世界は壊れること間違いなしなのよ。
ボイロの歌声の温度のなさが、このアルバムの異様に冷たい世界を一層引き立たせていて、
感情がないこと自体が表現になってるのが本当におもしれぇ。

合成音声に苦手意識がある人、そして少女終末旅行が好きな人は全員聴いてくれーーーー

2位 椎名もた 『生きる』 (2015年)

これは簡単に「泣ける」とか「救われる」とか、そういう言葉で片付けたくない一枚ですね。ここはふざけずにいきます。

最初に耳に残るのは可愛らしい音色と、異常なまでに研ぎ澄まされたポップなメロディ。でもその明るい音の隙間で鳴る細かな電子音からは、生きていく中でこびりついてしまった痛みや、生きていることそのものへの違和感が滲み出ているよう。

そういった人間の綻びを綺麗に包み隠すのではなく、そのまま音として剥き出しにしているのがなんとも生々しく、グロテスク。

それでもこのアルバムは、最後までポップであろうとする。一貫してポップの輪郭だけは崩さない。そのもがき続けるような姿は正に純粋な命の記録そのもの。
機械であるはずのボーカロイドに、ここまで人間の魂を吹き込めた人を僕は他に知りません。

さあしんみりしちゃいましたが、いよいよ1位です

俺の好きなボカロアルバムランキング1位は………………………………………




















































1位 DECO*27 『TRANSFORM』 (2024年)

というわけで、栄えある第1位はDECO*27の『TRANSFORM』!!!!!!!!!!
今回のランキングを作るにあたってめちゃくちゃ聴き返したんだけど、やっぱりどう考えてもこれでした。何と言っても、俺に与えた影響がデカすぎんのよね。

じゃあまずこれどんなアルバムやねんっていうと、俺はこれ、最強ボカロP・DECO*27が縦動画・バズ時代のポップミュージックを完全に手中に収めたアルバムだと思っていまして。

DECO*27って、一生ボカロ界のド真ん中で爆走しながら、その時代その時代のポップミュージックの流行りをしれっと吸収してDECO*27色に染めて吐き出してくる化け物なんだけども、このアルバムの吸収っぷりはマジで凄まじい。

全曲にスワイプする指を止めさせるようなフックがあって、曲が始まった瞬間から一発で覚えられるキャッチーさがあって、それが曲始まった瞬間から怒涛の勢いでぶち進んでいく。
勢いとパワーすごすぎて聴いてて頭によぎるのはブロリーなんだよね。

んで自分にとって何より衝撃だったのが、「ラビットホール」と「モニタリング」という二大化け物ヒット曲が入っているにもかかわらず、アルバムとして全く破綻していないってとこ。

いや普通これだけキャラクターの強い曲が二つも入っていたら、そこだけ突出して聴こえるもんじゃん普通。でもさー、これがもうどういう訳かすっげえ馴染んでんのよね。
大ヒット既発曲の扱いって本当に難しいと思うんだけど、ここまでサラッと一枚の作品に落とし込んでるのは類を見ないレベル。
これのおかげで、俺の中にあった「ボカロってネットで好きな曲を1曲ずつ拾って聴くもんじゃねえの?」っていう考えは一人用のポッドレベルに木っ端微塵になったわけです。

そしてそして、このアルバムでもひとつ衝撃だったんが、ボカロっていうジャンルの自由さ。

この1枚の中だけでもロックからダンスミュージック、ヒップホップっぽいビート感まで平気な顔でヒョイヒョイ飛び越えていくんだけど、こいつらを全部「ボカロ」という枠組みでまとめちゃう懐の深さよ。

やっぱボーカロイドって機械なわけで、声質とか身体性だとかみたいな縛りからめちゃくちゃ自由なんだよね。
ロックでもいいし、ダンスでもいいし、可愛くてもいいし、不穏でもいいし、ふざけ倒してもいい。まさにアルバムタイトル通りなんにだって変身できるわけなんすよね。

そう考えると、『TRANSFORM』ってタイトルは、このアルバムそのものだけじゃなくて、ボーカロイドという存在の面白さまで表しているように思えてきてなんか胸アツだよなって。

そんなわけで俺にとってのブロリーであり亀仙人、『TRANSFORM』でした。

おわりに

いやー!!!!!!!!終わったぁぁあぁああああ!!!!!!!!!!!!!!

もう言いたいことはだいたいこのランキングの中で言ったんだけど、最後にこれだけは改めて言わせてください。

ボカロってめちゃくちゃ面白い!!!!!!!!


50枚並べてみて一番感じたのは、やっぱりボカロという音楽の異常なまでの自由さでした。

今回だけ見ても、60年代ブリティッシュ・ビートから90年代TKサウンド、渋谷系、シューゲイザー、R&B、ジャズ、チップチューン、EDM、ヒップホップ、電波ソング、シンセウェイヴ……もう何でもあり。

普通これだけバラバラなら同じランキングに並んでる方がおかしいんだけど、「ボカロが歌っている」という一点だけで、全部なんとなく同じ巨大な文化圏に収まってしまう。
こんな変なジャンル、他にないよねーホント

だから「ボカロあんま聴かないよー」って人にこそ、ほんと一回掘ってみてほしい。

有名曲とか流行ってる曲が刺さらなかったとしても、それだけで「ボカロ合わないな」と思うのはマジでもったいない。
ここまで何でもアリな世界なんだから、掘ってりゃ絶対どっかに自分の好きな音があると思うんですよね。

そして、そんな「自分の一枚」がこのランキングの中から一つでも見つかったなら、こんだけ馬鹿みたいな文量を書いた甲斐があったってもんです。

それでは長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました!!!!!!!!

(だいぶ頑張って書いたんで面白かったらコメントお願いします(ボソッ)

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