転職者が抱える不安
こんにちは。アポプラスステーションのKです。
私は元CRAで、現在は臨床開発職の採用担当として活動しております。
年度が変わり、2026年度を迎えました。
CRAをはじめとした治験関連職の方から、キャリアや働き方についての不安を伺う機会が増えています。
そこで今回は、治験業界の現状を整理しながら、転職の有無にかかわらずキャリアを考えるための視点を考えてみました。
2026年度を迎えて、治験関連職のキャリア相談で感じる変化
年度の切り替わりにあたり、治験に関わる方々からキャリアに関する相談を受ける機会が増えています。
CRAだけでなく、CRAサポート職やその他の治験関連職においても、今後の方向性に迷いを感じているという声を耳にします。
若手層に限らず、一定の経験を積んだベテラン層からも同様の相談が寄せられている点は、近年の特徴の一つかもしれません。
治験に関わる人たちが感じているモヤモヤの背景
漠然とした不安の背景には「組織体制や役割の変化」といった組織の一員であることから生じる変化に加えて、
「評価軸の分かりにくさ」
「将来像が描きにくいこと」など、
自分のキャリアを軸にした時に感じる将来の見えづらさなど、
複数の要因があると考えています。
多くの場合、スキルや知識が不足しているというよりも、
環境が変化する中で自分の立ち位置を把握しづらくなっていることや、
描いていたキャリアに最短距離で進んでいないのでは?と
焦る気持ちなどが、不安につながっているように感じます。
経験を重ねた立場でも不安を感じる時代
若手層の方に限ったことではありません。
経験を積んだ方でも、業界の変化を冷静に捉え、その先を考えて不安を口にされることがあります。
若手層では、新卒時代から国際共同治験に携わり、複数のシステムを同時に使いこなす環境のなかで、
常に大量のタスクに追われることによる疲弊感が見られます。
中間層では、専門性をさらに突き詰めていくのか、
あるいはワークライフバランスを重視した選択をするのかといった
分岐点に立たされ、焦りや迷いを抱えるケースが増えています。
ベテラン層では、体力面への不安や、組織や業務環境の変化に
適応し続けられるかという危機感を言葉にされることが多くあります。
これは、CRAサポート職を含む治験関連職全体に共通して見られる傾向です。
組織や役割の変化をどう捉えるか
年度が変わり、組織や役割に何らかの変化があった方もいらっしゃると思います。
すべての情報がすぐにオープンになるわけではない中で、先が見えにくいと感じる場面もあるかもしれません。
各社の組織編制や体制変更は、業界の将来を見据え、持続的に価値を提供していくためのケースが多いように思います。
そう理解していても、現場で働く私たちにとっては、
自分の立ち位置や今後を考え直さざるを得ない出来事として受け止められることも少なくありません。
不安を感じつつも、これからどのような人材や役割が求められていくのかを考えることは、キャリアを見つめ直す一つの機会になります。
会社任せにしすぎないという視点を持つ
治験業界では、組織の方針や配置転換など、個人ではコントロールできない要素が少なくありません。
そのため、会社の判断に委ねる状態になることは自然なことです。
一方で、不安を感じたときこそ、一呼吸して自分なりに状況を整理し、選択肢を理解しておくことで、気持ちが落ち着くこともあります。
自身のスキルや経験、強みや立ち位置を把握しておくことは、将来の判断材料になります。
アポプラスステーションとしての取り組み
こうした業界全体の変化の中で、アポプラスステーションも2026年4月から体制の見直しを行い、事業部制から本部制へと移行しました。
組織体制変更のお知らせ – アポプラスステーション株式会社
「CRO事業部」から「CRO本部」へ
前回記事にも記載いたしましたが、
「挑戦を笑顔で楽しむCRO本部」
として私たちは変化や挑戦も楽しめる組織になりたいと考えております。
CRO本部 2026年度上期キックオフミーティングレポート|アポプラスステーション株式会社【公式】
2026年度、キャリアに向き合う治験関連職の方へ
不安を感じることは、キャリアに真剣に向き合っているからこそ。
業界や組織の変化を前に、ふと立ち止まって考える時間を持つことにも意味があると考えています。
アポプラスステーションでは、
CRA一人ひとりの経験や志向を踏まえ、
「転職」だけではなく、現在の役割や中長期のキャリアも含めた相談を行っています。
実際の面談では、
・CRAとして専門性を深めたいのか
・将来的にマネジメントやサポート職も視野にあるのか
・今の不安が環境要因なのか、役割要因なのか
といったモヤモヤを一緒に整理しご自身の希望をクリアにすることから始めています。
ご自身の状況を整理し、これからのキャリアを考える一助となれば幸いです。
「この不安、転職すべきものなのか分からない」
そんな段階でも問題ありません。
元CRAの採用担当、国家資格キャリアコンサルタントとして、モヤモヤの整理がお手伝いできればうれしいです。
