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人、ときどき猫



吾輩は人である。
人は疲れる生き物だ。
同居人の朝に合わせて、吾輩の朝はいつも早い。
弁当作りは欠かさず◯十年。
こんなことは吾輩だけではない。
小さな声で言っておこう。



吾輩はいつもご機嫌である。
ご機嫌でも人は疲れる生き物だ。
吾輩はいつも寝不足だ。
肩はいつも何かを乗せている。
吾輩のお守りは頭痛薬。
それでも吾輩はいつもご機嫌である。



吾輩はたまに猫になる。
猫には大変失礼で申し訳ない。
しばらく考えるのをやめる。
自由気ままに、好きな人のもとへ飛んでいく。
好きな人のもとで、大きく伸びをする。

今夜はあなたのところにお邪魔しているかもしれない。


吾輩という猫は、とても気まぐれなもので、突然夏休みに入ったり、ふらりと散策に出かけたり、思い立ったように文字を打ち込んだりするかもしれません。
勝手気ままな猫ゆえ、みなさまのところへのご訪問が滞りがちになるかもしれません。
ごめんなさい。

どうぞみなさま、暑い夏、ご自愛のうえお過ごしくださいませ。


夏目漱石『吾輩は猫である』の有名な書き出しにちなみました。





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