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annafoucault
主人は、まだ捨てない予定
私は、物を捨てるのが得意だ。
古くなった服。
使わなくなった食器。
増えすぎた保存容器。
役目を終えたと思ったら、わりと迷わず
手放してしまう。
家族には
「なんでも捨てる人」
と思われている。
以前、主人に
「そのうち俺も捨てられそう」
と冗談を言われて、思わず笑ってしまった。
もちろん、夫はまだ捨てない予定でいる。
梅雨入り前の曇り空の日。
湿った空気のなかで棚を整理していると
部屋だけではなく
自分の呼吸まで少し整っていく気がする。
私は昔から、
"いつか使うかもしれない"
という感覚があまりない。
必要ではなくなったものを
長く置いておく方が落ち着かないのだ。
だからといって
過去を大切にしていないわけではない。
忘れたくない時間や
大事にしている記憶は
ちゃんと心の中にしまってある。
物は、思い出そのものではない。
むしろ私は
新しい出会いや
これからの時間のために
物を手放しているのかもしれない。
空いた場所には、
新しい風が入ってくる。
その風の通り道を作る。
空いた場所には
新しい風が入ってくる。
そんな気がしている。
今日もひとつ
迷いなくゴミ袋を結ぶ。
そして少し軽くなった部屋で
私はまた、新しい季節を待っている。
また書きますね♡
