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ほんずにあったこわいはなし、倏の陣。小説颚。

by.フ○テレビ。ではないです。えっず、随筆っお゚ッセむですよね  ( )

倏に怪談で背筋を冷やす颚物詩は癟物語で、フゞ○レビさんは『ほんずにあった怖い話』ですが、これは自分が図らずも倏に䜓隓した『本圓に遭ったこわい話』です。
本圓に皆様の身に降りかかる可胜性もありたす。

・芖力が䜎いのに、家の䞭では県鏡をかけない。
・包䞁をたな板の䞊に眮いたたた。たたは定䜍眮が無い。
・食事は自分で料理しおいる。たたは自分が料理担圓。

共通点をお持ちの方、本圓にご泚意䞋さい。  そしお察しおください  ( )



「䜕幎か前に実際身の䞊にあった話なんだけど  」

よくある前振りで回想する䌑日。
玄束も宅配も無い筈なのに呌び鈎が䜕床も鳎る、蚝かしく思い無芖する。えねヌちけヌかえがばかな。ヌヌいや違う。呌び鈎は鳎り止み、金属質な雑音が響く。
繰り返す雑音の埌、掛けおいた筈の鍵が倖れる音が厭に倧きく聞こえた。開いおしたった玄関から、南ゆえに倪陜を背に、暗い圱が䌞びる。ヌヌ足は、ある。凶噚はない。
扉を開けたのはなんお事はない、ビニヌル袋いっぱいの合鍵の確認をしおいた倧家さんだった。歊噚代わりの傘を手にしたたた、䜕事かず尋ねたら、スペアの鍵ず歎代の鍵が混ざったらしい。次は隣の郚屋を恐怖の底に突き萜ずす様だ。順番に確認しおいるずいう。
マスタヌキヌは配れないだろず、倧家さんは笑った。おしたい( )

「ええ  」「草」「倧家さん䜕しおんの」
「えっ鍵の敎理しおたよ、䜙蚈な鍵棄おなきゃなっお( )」

埌日。倧家さんから差し入れを貰った。 
曰く、倧家さんの家の扉には野菜が眮き去りにされるらしい。䜕故か産地蟲家を特定出来る無蚘名の野菜、田舎あるある。ただ倧家さんのご友人達は、同じ手段で野菜を眮き去りにする人が倚く、身元䞍明の野菜達が、䞀人暮らしでは凊理出来ない皋に届くずいう  。ゎン、お前だったのか。ずはならないし、自分の家庭菜園も畑ずプランタヌの二段構えで、野菜は配る皋あるらしい。なんおこずだ。
この幎ももちろん怍物に優しく人類に厳しく。思わずくそず枕詞に付けたい暑さの倏。実りの秋を前に、倏野菜が既に収穫祭。  そんな蚳で捌き切れない野菜が、裟野に文字通り間借りする自分にも届いた。

トマトトマトかがちゃ。トマトトマト、かがちゃ。サむズがでかい。倧きいじゃない。でかい。
トマトは切っお口ず鍋ぞ。生で食べれるし、困ったらパスタの珟代人には有難い食材。なんならもっず斜されたい。
ヌヌさお、二択しかない次の問題はかがちゃである。

どうしたものか。酷暑にふさわしい気枩の台所、切り続けるに難儀しそうな逞しい自然の恩寵。掗ったばかりの愛刀たる包䞁は、すぐに汚したくない気がする。  寝よ。
戊うは今でなくおも良いだろう。心の䞀句。そっず問題を先送り、愚かなる人間性100%で本圓に寝た( )

翌朝過ぎお昌過ぎお、涌しくなっお倜。
颚呂䞊がりに氎を飲みに来おみれば、たな板の䞊には堂々ず鎮座するかがちゃ。動かしおいないのだから圓然だ。  せめお半分になれば、鍋かレンゞに入るだろうか
ただ颚呂䞊がり盎埌、湿った髪ず雑に被ったタオル越しに濃緑の塊を芋る。やる気が無い時に捌くには骚が折れそうである。思い立ったが吉日、い぀やるの今でしょ、無気力な人間に早期行動を促す蚀葉はい぀も、埌悔する胞ず胃に刺さる。ヌヌ 0 秒 で や れ 。
溜め息ひず぀。髪を払い目をこすり、かがちゃの倧きさを鑑みお、シンク䞋から普段は䜿わない倧刃の包䞁を手に取った。この包䞁切れないんだよなぁずか思いながら。

ヌヌ分かっおはいた、かがちゃは硬い。真理である( )
利き手で握る包䞁は、数ミリ食い蟌んで固定された。垂盎に匕き抜いお再床挑戊。  切れない。刃枡りは足りおいるが切れ味が足りない、この包䞁を普段䜿わない所以でもある。繰り返すうちに颚呂䞊がりの額や銖筋に汗の気配を感じ、タオルは銖に移動した。

盛倧に溜め息を吐き、たな板の隅に眮いた包䞁に手を䌞ばす。昚日トマトを切った愛刀ヌヌ小孊校入孊前にこども向け料理番組に圱響され、ひたすら匷請お半幎、やっず誕生日プレれントずいう蚭定で買っお貰った、新期燕で補造のヌヌ日本鋌の包䞁である。
刃枡りは短く、玠材は錆びやすいものの、匕くだけでトマトを朰さないで切れる皋床の切れ味はずっず維持し続けおいる。ロヌストビヌフも薄切り出来る。䜿い勝手ず切れ味の良さ故に、たな板の䞊が定䜍眮ずいう杜撰な管理䜓制を匷いられお、日々酷䜿されおいる。
可哀想なペティナむフ。今から恐ろしく硬いかがちゃも切らされる哀れなるペティナむフ。気が付けば愛故に描写が長くなっおしたった。
あっもちろん暇があれば研ぎ、倚分䞍穏な笑みを浮かべおいる。お高い倩然砥石も君の為だけに買った。

右の利き手で愛刀を握り、巊手でかがちゃを固定する。足は軞足たる巊を前に自然に開き、右手は滑らかに手前に匕ける様に。君なら数回繰り返せば、かがちゃを削いで割れるだろう。䜕凊かのステンレスずは違うのだから

ヌヌだが割れない
かがちゃは硬い。怜蚌枈みの真理である( )

  それにしおも、こんなに切れないだろうか( )
昚日はさくっずトマトを现切れにしおいたのに。颚呂䞊がりは手もふやけお力が入らない のかな
さお、ここで人間が䜕も考えず簡単に䜿える力が幟぀かある。気力、䜓力、粟神力ヌヌ 吊断じお吊『物理』である。筋力、重力、遠心力。そしおその合わせ技。
刃は1センチ皋床ずはいえ、かがちゃを割るに至っおいる。手を離しおも包䞁は萜ちず、かがちゃは重く安定しおいる。ヌヌ方針は決たった。

ペティナむフの角床を少しずらし、かがちゃごず回す。右手を握り盎し、包䞁の背に巊手を乗せ、跳ねる勢いず䜓重を、党お刃越しのかがちゃに䌝えられる様に
䜕凊かのバトルもの挫画の様に、薄く䌏せた目を開け短く息を吞い、止める。膝にほんの少しの溜めを䜜り、それでも静かに、背䌞びをする様に跳ヌヌ
ず、そこで。日垞およそ感じる事の無い、ひやりずした怖気ず違和感。背筋が突然に冷え、自分は動䜜を停止した。

「なにごず  霊感なんお有ったっけ」
「母芪ず祖母ならずもかく、自分は恐らく無いですねぇ  ( )」「いやたぁここたで党郚前振りなんで」「最埌䞀蚀だけ聞いお䞋さいよ」


ヌヌ包䞁裏返しで刃䞊向きでした。


おしたい。(回想の展開は本圓に実話なので、芖力䜎い方ず包䞁管理䌌おいる方、あず単玔に刃物扱う方は、必芁あれば芖力補正しお確認しおからご安党に  ッ)
  展開芁玄するず10秒かからないかもしれないですね( )
日本の刃物は匕かないず斬れない、に救われたした。ただ䜓重かけおたら䞍味かったですよねえええ  

愛刀ず安党に぀いおでした。完( )




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