あの時仕事辞めてなかったらな、、
50代女性には「成しえなかった自分」との葛藤があります。
未婚や離婚した女性は「幸せな家庭が持てなかった自分」
結婚し家庭中心だった女性は「キャリアの持てなかった自分」
今回は、50代女性の家庭とキャリアについて考えてみたいと思います。
なんで仕事辞めちゃったんだろ
ある日、私は昔からの友人とお酒を飲んでいました。
彼女が言いました。
「なんであの時仕事辞めちゃったんだろう」
「パートと会社員は給料全然違うし
年数重ねれば上がったはずだったのに」
彼女は証券会社の一般職として働いていました。
同じ職場の男性と結婚後、会社を辞めました。
その後生まれた二人の子供は、社会人になりました。
彼女は今、パートで働いています。
あの頃、何十年先のキャリアについて考える女性は、本当にわずかでした。
彼女は、25歳で結婚しました。
彼女が結婚した1991年の平均初婚年齢は男性28.4歳、女性25.9歳でした。
ほぼ平均だったということですね。
あの頃の女性は、せいぜいこの二択でした。
会社を、結婚して辞めるか
子供が出来たら辞めるか
サラリーマンばっかじゃん
今はコロナで通勤風景も少し変わったかもしれませんが。
通勤時間帯の電車に乗っているのは、圧倒的に男性が多いですよね。
私と同年代(50代)くらいの女性となると、本当に少数派です。
ある日の出勤途中の電車内でのこと。
50代と思しき、おめかしした女性5人グループが乗って来ました。
そのうちの一人が大きな声で叫びました。
「サラリーマンばっかじゃん!」
私は心の中で答えます。
「そうですけど??」
普段は家にいるか、自転車で近所のパートにでも行っているのでしょうか。
これが50代女性の多数派なのでしょう。
これには、「女性は子育てし家を守る」という価値観もさることながら
やはり社会背景が大きかったと思います。
男女の賃金格差
友人の結婚した1991年の給与平均は、女性は男性の約60%でした。

※ちなみに今は75%まで上がっているようです。
https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=102857
同じ時間働いて6割の給与です。
あの頃の女性は、安い給与で毎日会社に行くより、夫の扶養範囲内で近所のパートに出る方が「割に合って」いたのです。
会社も、「女性は結婚して辞めるもの」という前提でした。
「寿退社」という、今となっては死語になった言葉も健在でした。
寿退社はめでたく、ずっと仕事を続ける女性は「お局(つぼね)様」と疎まれたのです。
今では、信じられませんね。
一方離婚したり、結婚しなかった女性はずっと働き続けています。
私も離婚したことで働かざるを得ませんでした。
仕事で出会う同年代女性は、圧倒的に離婚した女性が多かったです。
結果キャリアは付いてきました。
私ももし結婚生活が問題なく、離婚していなかったら。
もう一人くらい子供を産んで、近所のパートにでも出ていたと思います。
経済的に困っていなければ、あんな過酷な生活を続けることは決してなかったでしょう。
今となってしまえば、仕事を続けてこそ、色々な経験が出来ました。
人との出会いもありました。
「50代からの未来」というテーマにも行き着きました。
しかし、これも結果論です。
50代女性の葛藤
キャリアが持てなかった自分
幸せな家庭が持てなかった自分
50代になって
家庭のある人は、子育てという役割が終わり「自分には何もない」と感じ
キャリアのある人は、仕事の先が見え「この先頼れる人がいない」と感じる。
しかし、「手に入らなかったもの」が「手に入っていたら」幸せだったとは限らない。
人生に「もしも」はないのです。
私もずいぶん、幸せな人、恵まれている人を羨ましいと思ったことはあります。
結構長い事、そう思っていました(笑)
でも(これも仕事を通じてですが)、
どう見ても恵まれているのに、心が不幸な人をたくさん見てきました。
自分が幸せかどうかは、自分が決めるものなのです。
過去は過去として、一旦仕舞いましょう。
「あの時にこうすれば」と考えるより
「これから幸せになる」ために何をするか?
時間は、充分にあります。
今からスタートを切りましょう。
