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「個の時代」に「長く」生きる:孤独死問題

急に重いテーマです(汗)
一人暮らし高齢者の増加と長寿命化

世の中のシステムはどのように変わっていくべきなのか?

「何のこと?」ですよね。

宅建士の更新の講習に行ってきました。
宅建士講習だけでも、感じるところがありました。
書いてみたいと思います。


孤独死問題


事故物件ってご存じですよね?

賃貸の部屋で入居者が亡くなり、
そのあとに、部屋の賃貸募集をする際には、
「告知事項あり」と記載し、説明の義務があります。
ガイドラインが出来たという話でした。

「自然死=病気や不慮の事故」の場合は、告知義務はありません。

自然死でも、発見が遅れ「特殊清掃」が入った場合や、
自殺や事件の場合は対象になります。
基本、その後「3年間」は告知義務があります。
ただし、借主から聞かれた場合や、重大な事件は3年間に限りません。

部屋での「死」一つとっても、問題というのは表裏一体です。

高齢者に賃貸を貸さないのは、けしからん!」
でも、
人が死んだ部屋を借りるのはイヤ

大家さんは、「死ぬ」リスクの高い人は入れたくないのです。


「個の時代」に一人で「長く」生きることのリスク


人は歳を取るにしたがって活動的でなくなりますから、
家族以外とほとんど交流しない人は多いですよね。

もし、家族が居なかったら?

今は結婚しない人も多いです。
一人のまま90、100歳まで生きる可能性は充分にあります。
その頃には、友人や親戚は疎遠になっていて、
誰かが「気にしてくれる」ことが無くなる。

だれしも、十分にあり得ます。

平均要介護期間5年」という数字の表すように、
多くの人は、ある日ぽっくり亡くなるわけではありません。
ゆっくり衰えます。
それが長寿命ということですよね。

例えば賃貸で、誰にも気づかれず認知症状が進み、その後亡くなったら。
滞納家賃や、家の片付け代などは誰が出すのでしょう?

連帯保証人がいたら、連帯保証人が支払います。
保証会社を利用していたら、滞納家賃は保証会社の負担です。
しかし片付け代は、敷金が不足しても、請求先が見つからなければ
実際は、大家さんが負担せざるを得ません。

私が、以前「家と暮らし」相談アドバイザーをしていた時、
アパート経営をしていたお客さんがいました。
こんなケースがあったそうです。

ある日、入居者が亡くなった。
幸いにも発見が遅れたわけではなかったけれど、
遠い親戚への連絡や葬儀の手伝い、
家財の片付けなどをせざるを得なかった、と。

例えば
あなたが、一人暮らしの親戚の連帯保証人になっているとします。
その方がどんな状況かを、見守っていく必要がありますね。
最悪の場合、
滞納家賃
家財撤去費用
孤独死して長時間経過し事故物件になると、
清掃代・リフォーム代もそうですが、今後の家賃減額分
大家さんから請求される可能性もあります。

今回の講習でも、このような話がありました。
賃貸の部屋での「自殺」の裁判事例
「賃借人の善管注意義務」に関してです。

「賃借人は、賃貸目的物を善良な管理者と同等の注意義務をもって
使用収益する義務がある。」
そして、室内で自殺したことは「善管注意義務に違反」した。
連帯保証人は、「賃借人の自殺したことによる
賃貸人への損害賠償債務連帯して責を負う。」

部屋に(死で)損害を与えると、
賠償責任は連帯保証人に及ぶということです。
これは、相続人も同様です。
誰もいない場合は、大家さんが泣き寝入りをすることになります。


今まで家族がやってきたこと


今までは、家族が居て、ちゃんとお互いの状況を
気にしあうことがベースでした。

しかし、
非婚化
離婚して行き来がない
家族が居ても子供が先に亡くなる
など。
これだけ長寿命の時代になると、
「最後は一人」は、誰にでも可能性があります。

人は必ずいつか亡くなります。
その事実にどのように向き合うのか?


システムで考える


私はそろそろ、手を打つ時期が来ているのでは、と思います。
賃貸は、「高齢者も入れる」前提で、
安否確認システムを導入するなど。

また、お客さん側も、自分でそういったシステムを導入する。

実は、色々サービスはあるのです。

セキュリティ会社の安否確認サービス
センサーで見守る簡易なものなど。


身元保証サービス


身元保証サービス」というものをご存じですか?
賃貸入居もそうですが、例えば入退院や施設入所などの保証人になる。
何かあった際に、駆けつけたり付き添ったり手続きをしたりする。

「名のない家事」ではないですが、
今まで家族がやってきたことはたくさんあります。

でも、本当に一人になったら。
入院先へ自宅から必要なものを届けてくれる人もいない。
そういったときに、家族の代わりになってくれるサービスです。
担当者とやり取りをすることで、孤独死も未然に防げます

誰も、孤独死したいとは思っていません。
しかし、誰にでも起こりうることです。
長期で発見されないことを防ぐ手立てを、自分でしておく。

個の時代」に「長く」生きることを
ハード、ソフト含め
そろそろ、システムで補っていく時代かもしれませんね。


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