マレーシアで病院をざわつかせた女達。
10年ほど前にビザ関連の手続きのため、マレーシア・クアラルンプールの病院で健康診断を受けたときの話です。
他にもいろいろな手続きがあり、現地コーディネーターの人に連れて行ってもらったのだけど日本以外で病院に入るのは初めてです。
わくわくとドキドキ半々でついていくと、ふだん見慣れている病院とあまり変わらない感じ。
看護師さんたちの服装はバラバラでユニフォームは無いらしい。
待合室にはマレーシアらしく、様々な人種の人たちがいるけどとても静かで不安を感じることなく自分たちも椅子に腰かける。
診察を待つ間に問診票のような物を書いていると、最初に夫が呼ばれた。
大きな声でいきなりファーストネームで呼ばれ、ああよその国にいるんだなと思う。
しばらくして私が呼ばれる。
もちろんファーストネームで 〇〇子!!って感じ。
名前を呼び捨てにされることなんてないから変な感じがしたけど、ちょっと親近感あっていい感じ😊
そしてその後に何をしたのか、じつはあんまり覚えてない。
でも一つだけドキッとしたことが…
ヒジャブを着用した看護師さんの指示通りに血圧を測ったりした後、一度待合室へと戻された。
それと同時に看護師さんや男性の看護師かドクターのような人たちが診察室から出たり入ったり慌ただしくなる。
数人で何かをのぞき込んであれこれ意見を交わし、明らかにざわついた空気になっている。
何かな?と思っていると看護師さんがやってきて、何か一生懸命に話しかけてきた。
わからない・・・言葉が全くわからない😥
コーディネータさんは別室で何か手続きを代行してくれていてここに居ない。
看護師さんも同じく困った顔をして、今度はカルテのようなものを持ってくると一点を指さした。
どうもさっき測った血圧のことらしいけど、なにを聞きたいのかさえ分からないので看護師さんもあきらめた様子。
今度は娘を手招きして一緒に診察室へと入っていった。
しばらくすると診察室でまたなにやらざわざわとした話し声がしてきた。
「なにか引っかかったかな?面倒なことになったら嫌だな」
なんて考えていると看護師さんに連れられて娘が戻ってきた。
さっきの看護師さん、今度は満面の笑みだ。
???
何が起きているのかわからず困惑していると二枚のカルテを差し出す。
私と娘のものだった。
ああ、何か再検査とかかな?
と不安になる私に向かい、またもや血圧の数値の箇所を指さす。
私のと娘の数値をいったりきたり指差し、次に人差し指を下に向けたジェスチャーをした。
???
次に胸に手を当ててホッとした。という感じのジェスチャーをする。
んん???
カルテに記載してある血圧の数値はかなり低く、完全に低血圧の数値だった。
自分では当たり前になっているけど、病院で血圧を測るときには必ず2,3回はやり直しされレベルの低血圧です。
もしかして、それでざわついてたの?
これは申し訳ないと思い看護師さんの顔を見ると、今度は私と娘の顔を交互に指差し、次に二枚のカルテも交互に指さす。
あああ!わかった、わかりましたよ!
がっつり低血圧は私だけでなく、娘もだったのです😁
つまり、私が血圧を測る。
どうよ?というくらい低くて看護師さんたちで意見交換(ざわざわ)
娘も血圧を測る。
これまた低い(ただの遺伝かよ)ホッとする。
という流れだったのではないかと勝手に推察しました。
その後は特に問題もなく健康診断は終わり、無事病院を後に。
言葉が通じないって大変。ということを痛感し
やっぱり日本がいいなとしみじみ感じたのでした。
この時はクアラルンプールにしか滞在しなかったのですが、人は穏やかで親切。
食べ物も美味しくてとても快適でした。
それから時は経ち、低血圧がどうなったかというと
ほぼ普通の数値に収まりました🤗
実は若いころ病院で血圧を測った時、あまりに低い数値先だったため先生から
「何か血圧が低いことで生活に支障はないですか?」と尋ねられ
「特にないですね、このままだとまずいですか?」と答えると
「いや、困ったことがないならいいですよ。歳をとれば自然と高くなるからね」と言われていました。
ああ、そうだったよね、あの時の先生から言われたお年頃に到達したのだなと思い出し、少しは身体を労わってやらなければと再確認したのでした。
九月から三行日記をつけるようになり、古い手帳をめくっていて見つけた思い出を文字にしてみましたが、手帳に残しておいて良かったです✨
また時間のある時に開いてみようと思います!
