一度も性病になったことない私
売春業務で働いてきて性病に1度もなったことない人はいるのかな。
ちなみに性欲って、なんだろう。
私は一度も性病になったことがない。
もちろん運もある。
でも理由を考えると、一つの答えにたどり着く。
私は、不特定多数の人と関係を持たなかった。
定期的に会う人。
信頼関係のある人。
それだけだった。
セックスは気持ちの問題だけじゃない。
女性には妊娠というリスクもあるし、性病のリスクもある。男性ももちろんある。
だから私の中では、「信頼」は欲望より先にあった。
昔、夜の仕事をしていた。
でも私は、お金の絡まないセックスはしなかった。
不思議かもしれない。
でもそれが私のルールだった。
彼氏がいたこともある。
そして何より、お客様に失礼だと思っていた。
だから恋愛と仕事は混ぜなかった。
私は奔放な人間ではない。
よく「メリットがないと動かない人」と言われることがある。
たしかにそうなのかもしれない。
でも、それは損得だけではない。
自分で決めたルールを守ることに価値を感じていた。
売春には大きなリスクがある。
だからこそ、そのリスクに対する対価が存在するのだとも思っていた。
だから私が少し心配になるのは、「無料だから」という理由で簡単に身体の関係を持ってしまう人たちだ。
セフレという文化も、私には最後まで理解できなかった。
もちろん、それぞれの価値観がある。
誰かを否定したいわけではない。
ただ私は、自分なら選ばない。
そんな考えだった。
でも面白いことに、恋愛市場へ戻った私は少し変わった。
性欲が爆発して、ワンナイトを経験した。
昔の私なら考えられなかった。
それでも心のどこかでは、
「まあ、どうでもいいか。」
そう思う自分もいた。
人は変わる。
価値観も揺れる。
だから昔の自分も、今の自分も否定したくはない。
ただ一つ変わらないものがある。
それは、セックスは信頼の上にあるものだということ。
性欲は男性の方が強い。
そうなのかな。分からないけど女性にもある人もいる。
また理性を簡単に揺さぶる。
でも、その一瞬の欲望の先には、妊娠も、感染症も、心の傷もある。
だから私は今でも思う。
性欲って、なんだろう。
人を幸せにもするし、人生を大きく変えてしまう力も持っている。
だからこそ、自分のルールを持っている人は強い。
そして、そのルールは誰かに決めてもらうものではなく、自分自身で決めるものなのだと思う。
