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『レオン』はあの清掃員の映画『PERFECT DAYS』と同じだった!

「レオン 完全版」を劇場で観ました。

タイトルがレオンであることから、大都会ミューヨークで孤独に暮らすイタリア移民、殺し屋レオンの生き様を描いている作品です。
レオンは普段は誰とも喋らず、請け負った仕事を淡々と非情にこなし、金銭には無頓着な性格。

終盤の死闘を繰り返す銃撃戦は映画館のスクリーでさらに圧倒的で見どころがありますが、実はレオンが少女マチルダの純真さに出会い、彼の内面に何か人間らしさが芽生えていく展開こそが物語のメインストリームです。

そして、この映画を観て思い出したのは『PERFECT DAYS』です。
東京渋谷にある公衆トイレの清掃員の平山が主人公です。

どちらも職業が大都会に暮らす孤独な殺し屋/清掃員であり、人知れず社会の汚れをクリーンにすることに生活の全てを捧げている点、プロフェッショナルとして清掃道具を丹念にメンテナンスしている点、植木鉢の植物に話しかけ日々世話をしている点、単調な生活(仕事)に突然少女のマチルダ/ニコが転がり込んでくる点、思い出したくない過去を今も引きずっている点、そして主人公の目を通じで見る世界(ニューヨーク/東京)とその人生が混じり合い徐々に色づいていく様子に共通点が多くあります。

さらに興味深いことに、「レオン」はフランス人監督のリュック・ベッソンがニューヨクを、「PERFECT DAYS」はドイツ人監督のヴィム・ヴェンダースが東京を、異国人の視点でそれぞれ都市の景観やダウンタウン/下町の生活感を印象的に描いているところです。

もちろん「レオン」は1994年、「「PERFECT DAYS」は2023年の制作で、30年の時代ギャップはありますが、大都会の光と闇の狭間にある孤独感が不変のテーマとなっています。

そして、「レオン」のエピローグでは、マチルダはレオンと過ごした時間は短かったけど、その体験は勇気を持って自分の道を歩む力を与えてくれました。また同じように「PERFECT DAYS」のリコも平山と再会した後に、家出同然で飛び出した母親の元に戻っていく決断をすることができました。

どちらも少女が大人になる過程で感じる社会への違和感と儚い恋心と成長があり、サイドストーリーとしてもしっかり伏線回収しています。

以上、一見ジャンル違いと思われる新旧の名作映画を考察してみました。


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