元・中の人、サイゼリヤのススメ①-美味しさとは
はじめまして。 突然ですが、皆さんサイゼリヤ好きですよね?
私はサイゼリヤという会社に心から感謝しています。
学生時代のアルバイトから始まり、社員として約20年。昨年退職するまで、私の人生の半分以上はサイゼリヤと共にありました。
長年お世話になったこの素晴らしい会社への感謝の気持ちを、ひとりの「元・中の人」として、そして一人のファンとして、少しずつ文章に書き残していきたいと思っています。
記念すべき連載の第1回は、サイゼリヤの「おいしさ」についてお話しします。
「サイゼリヤは、なぜあんなに安くておいしいのか?」 多くの方がそう疑問に思われるかもしれません。
その根本には、サイゼリヤが創業以来ずっと掲げ続けている「ロマン(志)」があります。
それは、『世界中の人々においしくて健康的なイタリアの家庭料理を、店舗で便利に楽しく食べられるようにすること』です。
これは決して、ただ耳障りの良いだけのスローガンではありません。私が現場で働き、日々お客様と向き合う中で、いつも立ち返る道標であった「本気の目標」なんです。
では、このロマンの中で語られている「おいしい」とは、一体どのような意味なのでしょうか。
一般的に「おいしい料理」と聞くと、高価な食材をふんだんに使ったものを想像するかもしれません。
あるいは、一口食べた瞬間に強いインパクトを感じるような、味が濃い料理を思い浮かべる方も多いですよね。
しかし、サイゼリヤが目指す「おいしさ」は、少し違います。
本当の意味での「おいしい」とは、「毎日食べたくなる」
そして、「なぜかふと、また食べたくなる」ということなのです。
外食の多くは、味がはっきりと濃く作られているため、たまに食べる分には美味しくても、毎日続くと食べ疲れてしまうことがあります。
しかし、イタリアの家庭料理は違います。お母さんが毎日家族のために作るような、素材の味を活かした優しく健康的な味わいが基本です。
過剰な味付けをしないからこそ、毎日食べても体に負担がかからず、飽きがこない。
ふとした瞬間に「あ、あれが食べたいな」と自然に思い出す。それこそが、人々の日常に寄り添う「本当のおいしさ」なのだと、私は現場で学びました。
「なんとなく、今日サイゼに行きたいな」
皆様がそう感じてくださる理由の裏側には、この「毎日食べられる、健康的なイタリアの家庭料理」という確固たる哲学があるからなんですね。
決して派手ではないかもしれませんが、人々の生活にすっと溶け込み、笑顔をつくる。
そんな料理を提供し続けるサイゼリヤで、人生の半分を過ごせたことを私は誇りに思っています。
今回はサイゼリヤが定義する「おいしさ」についてお話ししました。次回も、中の人ならではの視点で魅力を定期的にお届けしていく予定です。
それでは、今日のおすすめは、ほうれん草のソテーです!

