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数百年前の日本を訪れた外国人の手記に思う


こんにちは。作家の天野瀬捺です。私は戦国時代から、江戸、明治、昭和初期に日本を訪れた外国人の訪問記に興味があって、百冊以上は読んできました。その中で、「ここは忘れたくない!これは大事だよな。」と胸に響いた言葉を毎回書き留め、それを一冊の本にまとめました。


それがこちら「世界が憧れた日本人の生き方」です。この本には36名しか載せられませんでしたが、実際にはもっと伝えたい言葉がたくさんあったんです。ここでは、その載せきれなかった言葉を少しですが、いくつか皆さんにシェアさせて下さいね。


実は、この本は英訳版もあります。タイトルは、The Timeless Lessons to Learn From Japan です。こちらは電子書籍のみとなっています。ご参考までに紹介させて頂きますね。

The Timeless Lessons to Learn from Japan


さて、これから迎えると言われる霊性文明の時代は、日本人が鍵になると言われています。私たちがほぼ忘れてしまった、かつての日本人らしさを、今一度呼び覚ましたくて、この記事を書いています。


今から約480年前、戦国時代にやってきた、フランシスコ ザビエルは、日本人のほとんどが読み書きができること、貧乏な武士が尊敬されていることに驚きました。また、彼は日本人は家畜を食べず、豊富な魚と野草をちょっと食べるだけで健康を保っている様子を見て、お腹いっぱい食べる必要がないことは彼らを見れば明らかだ、と書いています。


1583年にイタリアから宣教師としてやってきたヴァリニャーノは、「一般庶民が上品に育てられ、礼儀正しいこと」そして、社会は安泰で人々が穏やかに暮らしていることに、目を見張りました。


1609年、江戸時代初期に来日したドン ロドリゴは、「神を知らない国民なのに、こんなに完全で思いやりのある法律のある国はすごい」と日本の政治が慈悲深いことに驚きました


1690年にドイツから来たケンペルは、日本は最も天の恵に富んだ国であると言いまた、どこに行ってもきれいな水があることを記録しました。


1811年にロシアから来た、ゴロウニンは、日本人は、船を漕いだり、荷物を持ち上げたりする時、歌の拍子に合わせて、みんなが声を合わせていること、そして人々が歌いながら仕事をしていることを書き留めています。


江戸時代末期にイギリスから来たオズボーンは、「この民族は、笑い上戸で、心の底まで陽気である。」とその明るさにびっくりしました。


明治の初めにアメリカから来た世界漫遊家、チャールズ・ロングフェローは、「何とよく統治された国よ。ここには賠償という考えはないらしい」と、母国アメリカとの違いを、家族宛の手紙に書いています。


江戸時代末期、開国当初にやってきたイギリス人、初代駐日公使オールコックは、「日本人は多くの点から見て根本的に異なっている。はっきりとした国民性と、力強く発達した独立の精神をもっている。こういう国民は、日本人だけだ」と断言し、初めて住んだ日本の感想は、「ああ、幸福な土地よ、楽しき国よ」という賛美でした。


1863年、幕末にスイスからきたアンベールは、日本では骨董品は全て丸い形をしていることに興味を惹かれ、「お店には一つとして角の尖った品物がないこと、そして日本の鏡は全て円形であることは無視するわけにはいかない。」と注目しました。


また彼は、日本人との会話から「幸せとは、心の平安と、明るい理性を持つことだ。」と言われたと記録しています。


1866年、江戸時代末にデンマークから来たスエンソンの目に映った日本は、その子供の多さでした。そこら中に子供がいて、みんな元気で活発に育っている様子から「日本人とは多産な民族である」と書きました。日本が子供天国だと書いた人は他にもたくさんいます。


明治の初め、オーストリアから外交官としてやって来たヒューブナーは、すっきりとした畳部屋で、気持ちいい涼しさを感じながら畳の上に寝っ転がる幸せを、「言葉では言い尽くし難い幸福感だ」と書きました。畳の心地よさを発見、体感したんですね。


彼はまた、日本刀を作る鍛刀場 を訪ねた時、研師(とぎし)がはがねと鉄を接合させる、最も難しいここぞ、という工程になると、作業場の戸を閉め、礼服に着替えて戻ってきてたと書いています。刀に命を吹き込む匠の姿が目に浮かびます。


明治20年に来日したエドワード モースは、「人々が正直である国にいることは、実に気持ちが良い」と盗みの心配のない、安心できる日本での生活を詳しく書いています。


明治3年、アメリカから教師としてやってきたグリフィス エリオットは、日本人の遊び好きな性質を特徴としてあげています。彼曰く「日本人のように遊び好きな国民は、子供の遊びはこれで、大人向けの遊びはこれ、とはっきり分けることは、たやすくない。昔からこの国の主な仕事は、遊びだったんじゃないか」とまで言っています。親が子供にたくさん遊べと、遊びを奨励することが、日本人の生活と、性格の良さを形成していると思う。」と、その遊び心に感心しています。


いかがでしたか?

これらは戦前の、日本の美しい精神文化です。

日本人が西洋化することは世界にとっての悲劇だと多くの西洋人が言っています。

食べ物に困らず、少食で逞しく、きれいな水はどこにでもあり、子沢山で、人々は陽気で正直者。社会は平和で安全。そんな日本が大好きで、尊敬している外国人は昔から多いのに、当の日本人が自国に自信を持てないのはとっても悲しいことです。

今日ご紹介した記録から私たちが、かつてどんな風に生き、何を大切にしてきたのか、思い出して頂けたら幸いです。

甦れ日本!



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