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『最埌のマハラゞャ』を怜玢したら、すでにゲヌムがあった。それでも僕は、むしろ前ぞ進みたくなった。

最近、僕は自分の小説『最埌のマハラゞャ』の䞖界を、少しず぀広げようずしおいる。

小説を曞くだけではない。

物語に登堎する子象のヌヌルをLINEスタンプにした。
子どもが遊べる小さなゲヌムをNotionで䜜った。

そしお今日、それをもう䞀歩進めお、ヌヌルが実際に画面の䞭を動き、王宮の扉を探すWebゲヌムを䜜り始めた。

ただ詊䜜品だ。

でも、画面の䞭でヌヌルが動いた。

正解するず喜ぶ。
間違えるず、しょんがりする。
王宮の扉が開く。

それを芋たずき、僕は思った。

「あ、本圓に䞖界を䜜れるのかもしれない」

そんなこずを考えながら、䜕気なく「最埌のマハラゞャ」ず怜玢した。

するず――。

あった。

ゲヌムがあった。

思わず、

「ありゃヌ」

ずなった。

もう䞀人の「最埌のマハラゞャ」

芋぀けたのは、Ubisoftの『Assassin's Creed Syndicate』の远加コンテンツ、The Last Maharajaだった。

2016幎に発売され、実圚したパンゞャヌブ最埌のマハラゞャ、ドゥリヌプ・シングを題材にした10のミッションが収録されおいる。

その物語では、ドゥリヌプ・シングが自らの生埗暩や遺産を取り戻そうずする。

さらに調べおみるず、映画もあった。

2017幎の歎史映画**『The Black Prince』**。

幌くしおパンゞャヌブの王ずなり、その埌むギリスぞ枡ったドゥリヌプ・シングの人生を描いた䜜品だ。

そしお驚いたのは、それだけではなかった。

2026幎の今、ロンドンのケンゞントン宮殿では、ドゥリヌプ・シングの嚘゜フィアたちを扱う展芧䌚**「The Last Princesses of Punjab」**が開かれおいる。

゜フィアは王族ずしお生たれながら、埌に女性参政暩運動に身を投じた人物だ。展芧䌚は2026幎11月8日たで開催されおいる。

僕は少し䞍思議な気持ちになった。

僕が偶然぀けた『最埌のマハラゞャ』ずいう蚀葉の向こう偎には、すでにこんな倧きな歎史があった。

でも、調べるほど違いが芋えおきた

最初は少し困った。

同じ名前のゲヌムがある。

映画にも「最埌のマハラゞャ」ず呌ばれる人物がいる。

だったら、自分の䜜品はどうするのか。

ずころが調べおいるうちに、気持ちは逆になった。

僕が曞いおいる「最埌」は、たったく別の意味だったからだ。

実圚したドゥリヌプ・シングの物語には、倱われた王囜や自分自身を取り戻そうずする人間の物語がある。

䞀方、僕の『最埌のマハラゞャ』で描きたいものは、王䜍を取り戻すこずではない。

むしろ、

王であるこずを終えた埌に、䜕を始められるのか。

ずいう話なのだず思う。

王冠を誰かに枡しお終わる話でもない。

次の王を決める話でもない。

「王がいなくおも、人は぀ながれるのではないか」

「受け継ぐべきものは地䜍ではなく、蚘憶や蚀葉ではないか」

そんな未来を描こうずしおいる。

同じ「最埌のマハラゞャ」でも、入口ず出口が違う。

それに気づいた。

二本束駅前から王宮ぞ

僕の物語は、むンドの巚倧な王宮から始たるわけではない。

犏島県二本束垂。

駅前の小さなカレヌ店。

そこにある八番テヌブルから始たる。

䞀通の封筒。

そこに曞かれた「ADIL」ずいう文字。

子象のヌヌル。

王宮。

AI。

倱われた蚘録。

日本ずむンド。

過去ず未来。

僕が面癜いず思っおいるのは、歎史䞊の王様を再珟するこずではない。

今ここに生きおいる普通の人が、思いがけず巚倧な歎史や䞖界に぀ながっおしたうこずなのだず思う。

それなら、ただ僕にしか曞けないものがある。

そう思えた。

だから、ゲヌムも䜜っおみる

そしお今日。

偶然にも僕は、『最埌のマハラゞャ』の䞖界をゲヌムにし始めたずころだった。

ヌヌルが歩く。

王宮ぞ向かう。

印を芋぀ける。

扉が開く。

ただ、ずおも小さなゲヌムだ。

けれど、この小さな扉の向こう偎に、別の可胜性が芋えおきた。

小説を読む。

ゲヌムで王宮を歩く。

マハラニレストランで料理を食べる。

LINEでヌヌルに出䌚う。

い぀か映画を芋る。

そしお、ネット䞊にある䞀぀の䞖界ぞ入っおいく。

僕は以前から、むンタヌネットの䞭に「堎所」を䜜れないかず考えおいた。

仕事をする堎所もある。

遊ぶ堎所もある。

物語の䞭ぞ入れる堎所もある。

行政曞士事務所も、マハラニも、『最埌のマハラゞャ』も、党郚そこに存圚する。

蚀っおしたえば、ネット䞊の小さなテヌマパヌクだ。

今日たで、それは少し倧げさな倢だず思っおいた。

でもヌヌルが画面の䞭を動いた。

王宮の扉が開いた。

たったそれだけのこずなのに、

「案倖、本圓に䜜れるのではないか」

ず思っおしたった。

「もうある」は、「もう遅い」ではなかった

今回、䞀番面癜かったのはここだった。

怜玢したら、もうあった。

普通なら、

「先を越された」

ず思うずころかもしれない。

でも違った。

誰かがすでに「最埌のマハラゞャ」ずいう物語をゲヌムにしおいる。

映画にしおいる。

そしお2026幎の今も、その王家の物語が展瀺され、人々に語り盎されおいる。

それは、

このテヌマには、人を匕き぀ける䜕かがある

ずいうこずでもある。

倧切なのは、同じ名前があるかどうかではない。

自分はそこで、䜕を語るのか。

僕の『最埌のマハラゞャ』は、過去の王を取り戻す物語ではない。

王が終わったずころから、未来を始める物語にしたい。

そしお、その物語を小説の䞭だけに閉じ蟌めたくない。

ヌヌルず䞀緒に扉を開ける。

その先に䜕があるのか。

僕自身も、ただ知らない。

だから今は、その扉を䞀枚ず぀䜜っおみようず思う。

いいなず思ったら応揎しよう

菅野枅匘制床ず人のあいだに立぀旧いなか䟍すげさん よろしければ応揎お願いしたす いただいたチップはクリ゚むタヌずしおの掻動費に䜿わせおいただきたす