通信制大学・心理学部で、正直しんどかったこと
大人になってから、
**「もう一度学びたい」**と感じることはありませんか。
私は20年近く、小学校教員として働いてきました。
その中で、昔から抱いていた「心理学を学びたい」という思いと、
不登校の子どもたちとの関わりを通して、
「心理士になりたい」という気持ちが、
少しずつ強くなっていきました。
公認心理師を目指すには、
心理学の必要単位を修得した上で大学院に進む必要があります。
教育学部卒だった私は、
40代で通信制大学の心理学部3年次へ編入する道を選びました。
🌟これまでの記事はこちら
・社会人通信制大学①|通信制大学の概要
社会人通信制大学②|通信制大学にかかった費用
社会人通信制大学③|スクーリングのリアル
これまでの記事では、
通信制大学の概要・費用・スクーリングについて書いてきました。
前置きが長くなってしまいましたが、今回は少し視点を変えて、
**通信制大学・心理学部で「正直しんどかったこと」**をまとめてみます。
良い面だけでなく、
これから進学を考えている方が
現実をイメージできるように、
あえて大変だった部分も含めて書きます。
授業がない=すべて自己学習
通信制大学なので当たり前ですが、
基本的に授業はありません。
教科書が送られてきて、
教科書を読む
レポートを書く
オンラインで単位認定試験を受ける
という流れで単位を取っていきます。
教科書は当然、大学レベル。
心理学の予備知識がほとんどなかった私は、
「フロイトって誰…?」
というところからのスタートでした。
そのため、
図書館で入門書を借りる
書店で基礎的な心理学の本を買う
など、
下準備をしてから教科書に向かうことも多く、
レポートを書き始めるまでにかなり時間がかかることもありました。
自己管理ができないと一気に遅れる
通信制大学では、
自分でスケジュールを組んで学習を進める必要があります。
仕事や家庭が忙しいと、
レポートは簡単に後回しになります。
私は家だとだらけてしまうので、
図書館やカフェを使って学習していました。
2年で卒業する必要はありませんが、
卒業が延びると授業料は払い続けることになります。
実際、私の周りでは
2年以上かけて卒業される方の方が多かったです。
すぐに質問できないもどかしさ
分からないことがあっても、
その場で質問することはできません。
メールで問い合わせはできますが、
返事には時間がかかります。
私は結局、
友だち同士で情報を共有しながら
何とか乗り切りました。
教科書中心の学習の限界
スクーリングでは、
臨床現場で働く先生方の生の話を聞くことができ、
学びが一気に深まりました。
ただ、それ以外の学習は
どうしても教科書中心になります。
正直に言うと、
通学制と比べると
学びの「厚み」や「深さ」は浅く感じる部分もあります。
また、単位認定試験が自宅オンラインのため、
(本当はいけませんが)
やろうと思えば“ごまかせてしまう”側面もあります。
単位は取れても、
実力が伴っていないと、大学院入試で本当に苦労する
と感じました。
文系には特につらかった「統計」
文系出身の私にとって、
統計法は最大の壁でした。
レポートに取りかかるまでに、
用語を調べる
動画や参考書で自習する
など、
準備に多くの時間が必要でした。
卒論がない=楽、でもその先を考えると…
通信制大学は、
卒論を書かずに卒業できる場合が多いです。
楽ではありますが、
大学院受験では
研究計画書の提出が必須です。
通学制のように
ゼミの先生に添削してもらうことができないため、
予備校に通うことになり、
ここでも費用がかかりました。
実習先を自分で探す大変さ
実習先を
自分で探さなければならなかったことも、
かなり大変でした。
私は最終的に
10件ほど電話して決まりましたが、
中には50件以上電話したという方もいました。
あがり症の私にとっては、
飛び込み営業のようで正直しんどかったです。
これは住んでいる地域にも左右されると思います。
スクーリングにかかる費用と体力
スクーリングで直接学べる機会は、
本当に貴重でした。
一方で、
仕事の都合をつける大変さや交通費・宿泊費は想像以上で、
体力的にも金銭的にも負担が大きかったです。
情報は「自分で取りに行く」必要がある
大学からの連絡は、
基本的にホームページにさらっと載るだけです。
注意して見ていないと、
試験
スクーリング
各種手続き
といった
大事な情報を見落としがちになります。
私は友だちと情報を共有していたおかげで、
何とか漏らさずに済みました。
通信制大学では、
仲間はいた方がいいと強く感じました。
それでも、挑戦してよかった
正直に言うと、
通信制大学・心理学部は決して楽ではありません。
でも、
この大変さも含めて、
私はこの学びを選んでよかったと思っています。
これから進学を考えている方が、
現実をイメージする材料になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
