継ぐ継ぐって、そもそも何を?
まだ本州の方じゃ「家を継ぐ」とか「跡取り」とか言ってる人がいるらしいですけど、そもそも何を継ぐつもりなんです? 家制度は戦後廃止されてますよね? 小学校で習いますよね? つまり何も実体もないし守る必要一個もない概念でしかないわけで。存在しないものをなんでそんな必死に守ろうとしてるのか、不思議でしょうがないです。
実際若い人は意味がわからんと言ってる人もいますし、年寄りだってそもそもわかってないと思いますよ。家を継ぐって言った場合の「家」というのは、
お墓や祭祀
家名、血筋
家業
不動産等
などのことを指すようです。家業はまあ商売ですから、そこに関わる従業員の生活も守らなければならないって意味では「継ぐ」必要はありますけど、それだって別に家族経営にしなきゃならんなんて縛りはありませんよね。継ぎたい人が継ぐ、赤の他人でも会社とか商売をちゃんとしてくれればいい、くらいで退いときゃいいんですよ。無理したら絶対崩壊しますから。どっか大手企業が家族経営しすぎて大騒ぎになってたじゃないですか。お酢の会社で。あと家具の会社もありましたね。韓国でも大企業の一族が力持ちすぎて無関係の人にまで迷惑かけてた事件ありましたね。飛行機が戻ったとかいうやつ。
お墓だって、今墓じまいする人だって増えてますよ。結婚しない人も増えてるし、そうでなくたって維持費大変ですからね。何より、お墓のために土地に縛り付けられる人がいるなんてよくないでしょう。墓守するために生まれたんですかね。人一人の人生、死人に縛り付けていいなんて法はない。血筋って、そもそも国民の大半は、四方八方どっからどう見ても、由緒正しい馬の骨。絶えたところで何の支障もありません。むしろ存在したことすら近所の人しか知らない。だいたい武家の概念でしょ、血筋残せっての。武家の常識を庶民に右から左で模倣させて、庶民は庶民で学がないから唯々諾々と従ったって、たったそれだけのことですよ。守る意味も従う理由も今はなし。徳川家が墓じまいする時代に何言ってんだかって話です。馬の骨である自覚を持ちましょうよ。
不動産もそう。馬の骨がそんな山とか持ってるわけじゃなし。持ってても維持管理大変。売れなきゃタダの金食い虫。うちの大叔父も山持ってましたけど、結局税金ばっかり取られて何にもなりませんでしたよ。買ってくれるところもなかなか現れなくて。売るときも、権利のある親族たちみんな賛成ではあったけど、手続きがしちめんどくさくて大変でしたね。
何一つ利益もなく、実態すらない概念を守るために、今生きてる人を蔑ろにしたり踏みにじったりするなんてとんでもないことです。まして、生まれてきた子孫をたかだか「継げるかどうか」という性別で差別するなんて人として言語道断。恥を知れと思います。継ぐものなんかそもそも存在しません。はっきり言ったらどうですかね。「自分たちの老後に貢がせるための投資として育ててやったんだから、大人になってから返済しろ」って。それが跡継ぎだって。それならまだ潔い分かわいげがあるってもんですよ。違うならさっさとそんな思想、肥だめにでも捨てちまえと思います。
