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「運動会での記憶」

子供の記憶

運動会というと、校庭に張られた
万国旗や、砂ぼこりの匂い、

スピーカーから流れる
音楽まで思い出します。

そして昼になると、
多くの子どもたちは、

家族のところへ行き、
お弁当を囲んでいました。

そんな中、自分は教室で
一人お弁当を食べていた。

けれど、不思議と
寂しいとは思わなかった――。

子どもというのは、
その時の環境を

案外そのまま受け入れて
生きているのかもしれません。

今になって振り返ると、
少し胸の奥が静かになるような記憶でも、

当時の自分は運動場の賑やかさや、
午後の競技、友達の声に気持ちが
向いていたのかもしれません。

教室で食べるお弁当には、
校庭の歓声が遠く

聞こえていたのでしょうか。
そんな情景が浮かびます。