「野菜の規格」
茄子の収穫を目の前にして、
ふと思った。
野菜の規格って、
誰が考えたんだろう。
大きくなり過ぎた茄子は規格外。
小さ過ぎても規格外。
少し傷がついていても規格外。
でも、家で食べる分にはどうだろう。
大きくても、小さくても、
少しくらい傷があっても、
切ってしまえば茄子は茄子。
焼いたり、煮たり、
炒めたりすれば、それほど違いはない。
もちろん、同じ大きさに揃っていたほうが、
運んだり売ったりするには都合がいいのだろう。
規格があるからこそ、
大量の野菜を流通させることができるのも分かる。
それでも、畑で太陽を浴びて
育った茄子を見ていると、
少しくらい形が違っていても
いいじゃないかと思ってしまう。
人間だって、みんな同じ大きさ、
同じ形ではない。
野菜には厳しい規格があるのに、
人間には「個性」という言葉がある。
それぞれ「個性」があるからこそいいのだ。
そんなことを考えながら、
今日も茄子の収穫を眺めている。
