フルスイングを休んで、ガリガリ君
もう、だめだー。
ワーママが時短にしようと、仕事は土日休みだろうと、
家に帰ったら、ご飯、お風呂、宿題みて、寝かしつけ。
土日だって、お出かけ、買い物、習い事の送迎とやることいっぱい。
子どもと一緒にいる間中、ママコールは鳴り止まない。
結局、自分のための時間は皆無。
じゃぁ、疲れていっぱいいっぱいな私は、いつ休めばいい?
子どもが熱を出したら、自分が休むしかないと腹をくくるのに。
自分の体調不良ごときで、仕事を休んでいいのか、と罪悪感があるのはなんで?
そもそも、常に誰かに、申し訳しかない気がしているのは、なんでだろう。
っていうか、なぜ、そんなに休むことを自分に許可できないんだろう?
別の私がささやく。
「有給でもなんでも、つかったれー!!」
私の有給の残りは、まだ40日もあるのだ。
来年への繰り越しだって限度がある。
今ここで、頑張って、つぶれるより、
もし数日の休暇で回復するなら?
清水の舞台から飛び降りるくらいの勇気を持って、
夏休み休暇をすでにとった今月に、さらなる3日間の有給取得を、
恐る恐る、上司に相談してみた。
上司は、私の最近の不調を相談してあったので、「どうぞ」と。
なんて神!
案ずるより産むが易しとは、まさにこのこと。
有給申請までがあんなに憂鬱だったのに、
3日間、自分のための休みがあるとわかった途端、
それだけで、少し元気になってくるから不思議。
もちろん、実際には
1日目は、自分のクリニック受診と、マッサージで終了。
2日目は、頭痛があって、午前も午後も昼寝をして、結局寝倒しただけ。
そして、あっという間に最終日。
そしたら、あら不思議。
体に羽が生えたようとは、嘘でも言わないが、
岩のような重りを背負っていたのが、石くらいにはなっているような…。
とはいえ、朝から銀行に行ったり、部屋の隅の積ん読を整理して、ブックオフに行って、帰りに本屋さんでまた本を買った。実際にはその程度。
でも。
子どもを早くお迎えに行って、ガリガリ君を食べて、夏休み最後の平日を楽しんだ。
娘の感想は、「ガリガリ君、初めて食べた!当たり棒じゃなかったけど、おいしかった!」と、なにも書いていない棒を宝物入れにしまった。
3日間の有給。
申請までの胃に穴があきそうな葛藤はあったけど、
自分だけの休日を自分に許してみたら、体と心がほどけて、子どもにいつもより優しくなれた。
結局、有給を削らなきゃ、ワーママは休めないのか、という悲しい気づきでもあるけど、有給というのは本来、権利なわけで、大手を振って行使していいんだよね。
息が詰まるような日々が続いたら
ちょっぴり休めばいい
休めばいい 休んじゃえばいい
そう、ミセスが言ってるし、
ミセスだって夏休みだし。
そして、元気になってきたところで見た甲子園決勝。
一つのバントが私の心をとらえて離さなかった。
智弁和歌山の優勝を決定づける8回裏ノーアウト1,2塁の場面で、
代打ででてきた彼、1球で決めた見事なバント。
バントの名手だから、この場面で代打なのかと思ったら、
彼はキャプテンだった。
一年生の頃は主力メンバーだった彼が、腰痛で調子を落とし、県大会前には手術も受けたという。
フルスイングじゃない、チームを勝たせるためのバント。
それを大舞台で、一球で決めることのどんなに難しいことか。
それでも、休んだ期間、チームから離れた期間があったからこそ、
迷いのないバントが、あの場面でできたのだろう。
毎日、毎回、フルスイングする。
ぶれずに前に進む事。
それだけが強さじゃない。
休むことは、戦線離脱じゃない。
チームや家庭や仕事に、また戻るための、大切な期間。
また今年も甲子園球児に、大事なことを教えられ、夏が過ぎていく。
すべての頑張っている人へ。
息が詰まるような日々が続いたら
ちょっぴり休めばいい
休めばいい 休んじゃえばいい
実は、「エッセイしりとり」企画でした。
「ぶ」または「ふ」、「ぷ」で始まるタイトルで、バトンを渡してくれたのは、beko(ベコ)さん。
いつも、ワーママ・子育ての日常を、軽やかに書いていて、そして自分の人生も楽しんでいることが伝わってきて、心が軽くなります。しかも毎日、更新されています!そのエネルギーと、時間の使い方、いつも尊敬しています。
バトン、ありがとうございました!
こういうのに参加するの初めてで、ドキドキしたわりに、
なかなか、バトン持ったまま、リレーできずにごめんなさい。
今日が企画の最終日でしたので、「ん」で終わらせて頂きました。
元の企画記事はこちらです。
